武田の予想は当たった。
小畑は女子が集まっているエリアに向けてボールを投げた。
ヒュウウ………バシン!
二人同時に当たった。
武田(くそっ……僕らのチーム、かなりピンチだ……ボールよ、こいっ!)
武田が願った。
そして、前方からボールが……
武田「っし!!!!いくぞぉぉぉぉおおおお!!!」
武田はすかさずキャッチ
そして叫ぶ
武田「くらえっ!!!これが僕のフルパワーだぁぁあああああああ!!!!!」
武田は小畑めがけてボールを投げる
シュインシュインシュイン………ガシッ……ポン!
一度はボールを手に取った小畑だがつかみどころを間違えたのか落としてしまう。
これはアウトになる。
「嘘だろっ!?」
「武田が……小畑を……当てた!?」
武田「っしゃあああああああ!!!!!」
武田は叫びながら内野に戻る。
残り時間 あと3分!
武田(まだ安心しちゃいけねぇ!小畑は外野 つまり僕らを当てやすい位置にいる!それに……今ボールを持っているのはどちらも敵チーム。 外野にいる力強いボールを投げる剛と陸上部の猛だ……どちらも投げるのが上手い……)
シュオッ!
武田「!?」
武田は瞬時に避ける。
武田「!!!」
武田は間一髪避ける。
武田「(まさか……僕は狙われている?)
残り時間2分
究極の戦いが始まった。
味方チームの男子は気づけば武田ただ一人!
この絶体絶命のピンチの中 武田の脳にある音楽が流れる。
カルミナブラーナの「おお、運命の女神よ」だ。
まるで武田を試しているかのようにも聞こえるが 武田はそう感じなかった。
運命の戦いの幕開けを知らせにきたのだと 武田は感じた。
武田は避けながらもボールを外野に投げる。
頼れる味方はもういない。
武田たった一人の戦いなのだ。
シュイイイイイン
ヒュン!
ボールの轟音と避け続ける武田に驚く声で会場は包まれた。
しかし、今の武田には「おお、運命の女神よ」しか聴こえない。
それほど命を懸けているのだ。
そしていよいよ運命の時が
外野にいた人間が何人か復活し 安心したのもつかの間
いつのまにか内野に戻ってきた小畑のボールに当たってしまった。
残り時間はあと10秒
もうダメだと諦めていた武田の耳に終わりを知らせるアラームが鳴る。
そう、1組は負けたのだ。
武田は絶望した。
戦いに敗れたのだ。
しかし周りの人間はこういった
「武田君すごいよ!」
「武田君、今回強いね!」
と。
武田は幸せに包まれた。
子供は、どんなものにでも夢中になる。
子供騙しのスポーツにも、面白くもないテストにも。
それはいずれ大人になる子供の心理なのだ。
最後で台無しになった気がする。
5,目がさめると……
新興宗教の信者になってました。
朝起きて教祖に挨拶をするなんて恐怖ですよね。
寒気がしましたよ。
でも、みんなと生活するうちにね 快適だと思うようになったんですよ。
今ではもう狂信者ですね。
これがまさに洗脳
6,化け物を見た
21:00 花火大会終了
金田「いやぁ、綺麗だったなぁ。さて、そろそろ帰るかね。」
永井「そーっすね。 屋台ももう片付けてますしもう用はねぇや」
金田「そうだな。おいあれなんだ?」
永井「筒……ですかね?」
金田「面白そうだな。蹴飛ばしてやる!それっ!」
筒を蹴り飛ばす金田。
筒は20mほど先まで飛んでいく。
永井「あっ!危ない!」
筒はトラックと衝突する。
金田と永井は目を瞑る。
しかし、音などはしない。
不思議に思い金田と永井は目を開ける。
目の前に現れたのはトラックを食べる化け物だった。
大きい口に鋭い目。
この世のものとは思えない姿をしていた。
金田「おい永井!逃げるぞ!」
永井「はい!」
金田と永井は近くの交番へ走り込む。
巡査「どうしたんですか?」
金田「いやっ 向こうに化け物がっ!」
巡査「はぁ?からかうのはよしてくださいよ」
永井「本当なんです!じゅ……銃で仕留めてください!」
巡査「何ふざけたこと言ってんだ!さぁ帰った帰った」
巡査は永井と金田の肩を掴み引っ張る。
巡査「ほらいないじゃないですか……っていたぁ!!!」
交番を出てすぐのところに奴はいた。
化け物「ジジ・ジ・ジジ・ジジ・ジジ ジジ・ジ・ジジ・ジ・ジジ ジ・ジジ・ジジ・ジジ ジジ・ジジ ジジ・ジジ・ジジ・ジジ ジ・ジジ・ジジ・ジジ・ジ!!!」
巡査「うわあああああああああ」
21:10 交番に化け物が現れる。
武田の予想は当たった。
小畑は女子が集まっているエリアに向けてボールを投げた。
ヒュウウ………バシン!
二人同時に当たった。
武田(くそっ……僕らのチーム、かなりピンチだ……ボールよ、こいっ!)
武田が願った。
そして、前方からボールが……
武田「っし!!!!いくぞぉぉぉぉおおおお!!!」
武田はすかさずキャッチ
そして叫ぶ
武田「くらえっ!!!これが僕のフルパワーだぁぁあああああああ!!!!!」
武田は小畑めがけてボールを投げる
シュインシュインシュイン………ガシッ……ポン!
一度はボールを手に取った小畑だがつかみどころを間違えたのか落としてしまう。
これはアウトになる。
「嘘だろっ!?」
「武田が……小畑を……当てた!?」
武田「っしゃあああああああ!!!!!」
武田は叫びながら内野に戻る。
残り時間 あと3分!
武田(まだ安心しちゃいけねぇ!小畑は外野 つまり僕らを当てやすい位置にいる!それに……今ボールを持っているのはどちらも敵チーム。 外野にいる力強いボールを投げる剛と陸上部の猛だ……どちらも投げるのが上手い……)
シュオッ!
武田「!?」
武田は瞬時に避ける。
シュオッ!
武田「!!!」
武田は間一髪避ける。
武田「(まさか……僕は狙われている?)
残り時間2分
究極の戦いが始まった。
味方チームの男子は気づけば武田ただ一人!
この絶体絶命のピンチの中 武田の脳にある音楽が流れる。
カルミナブラーナの「おお、運命の女神よ」だ。
まるで武田を試しているかのようにも聞こえるが 武田はそう感じなかった。
運命の戦いの幕開けを知らせにきたのだと 武田は感じた。
武田は避けながらもボールを外野に投げる。
頼れる味方はもういない。
武田たった一人の戦いなのだ。
シュイイイイイン
ヒュン!
ボールの轟音と避け続ける武田に驚く声で会場は包まれた。
しかし、今の武田には「おお、運命の女神よ」しか聴こえない。
それほど命を懸けているのだ。
そしていよいよ運命の時が
外野にいた人間が何人か復活し 安心したのもつかの間
いつのまにか内野に戻ってきた小畑のボールに当たってしまった。
残り時間はあと10秒
もうダメだと諦めていた武田の耳に終わりを知らせるアラームが鳴る。
そう、1組は負けたのだ。
武田は絶望した。
戦いに敗れたのだ。
しかし周りの人間はこういった
「武田君すごいよ!」
「武田君、今回強いね!」
と。
武田は幸せに包まれた。
子供は、どんなものにでも夢中になる。
子供騙しのスポーツにも、面白くもないテストにも。
それはいずれ大人になる子供の心理なのだ。
最後で台無しになった気がする。
5,目がさめると……
新興宗教の信者になってました。
朝起きて教祖に挨拶をするなんて恐怖ですよね。
寒気がしましたよ。
でも、みんなと生活するうちにね 快適だと思うようになったんですよ。
今ではもう狂信者ですね。
これがまさに洗脳
6,化け物を見た
21:00 花火大会終了
金田「いやぁ、綺麗だったなぁ。さて、そろそろ帰るかね。」
永井「そーっすね。 屋台ももう片付けてますしもう用はねぇや」
金田「そうだな。おいあれなんだ?」
永井「筒……ですかね?」
金田「面白そうだな。蹴飛ばしてやる!それっ!」
筒を蹴り飛ばす金田。
筒は20mほど先まで飛んでいく。
永井「あっ!危ない!」
筒はトラックと衝突する。
金田と永井は目を瞑る。
しかし、音などはしない。
不思議に思い金田と永井は目を開ける。
目の前に現れたのはトラックを食べる化け物だった。
大きい口に鋭い目。
この世のものとは思えない姿をしていた。
金田「おい永井!逃げるぞ!」
永井「はい!」
金田と永井は近くの交番へ走り込む。
巡査「どうしたんですか?」
金田「いやっ 向こうに化け物がっ!」
巡査「はぁ?からかうのはよしてくださいよ」
永井「本当なんです!じゅ……銃で仕留めてください!」
巡査「何ふざけたこと言ってんだ!さぁ帰った帰った」
巡査は永井と金田の肩を掴み引っ張る。
巡査「ほらいないじゃないですか……っていたぁ!!!」
交番を出てすぐのところに奴はいた。
化け物「ジジ・ジ・ジジ・ジジ・ジジ ジジ・ジ・ジジ・ジ・ジジ ジ・ジジ・ジジ・ジジ ジジ・ジジ ジジ・ジジ・ジジ・ジジ ジ・ジジ・ジジ・ジジ・ジ!!!」
巡査「うわあああああああああ」
21:10 交番に化け物が現れる。