NAR(地方競馬全国協会)とJRA、全国公営競馬主催者協議会、地方競馬主催者が28日、東京・港区の地方競馬全国協会で記者会見を行い、3歳ダート3冠競走に向けたトライアルの創設などを発表した。
新たな3歳ダート3冠競走は2024年から実施。
3冠最初のレースは羽田盃・交流G1(4月下旬・大井、1800メートル)で、そのトライアルとしてブルーバードカップ・交流G3(船橋、1800メートル)を1月中旬に新設するとともに、2月中旬に雲取賞・交流G3(大井、1800メートル)と、3月中旬の京浜盃・交流G2(大井、1700メートル)も羽田盃のトライアルとして実施する。
2冠目の東京ダービー・交流G1(6月上旬・大井、2000メートル)のトライアルとしては、
今年は6月にJRAの3歳ダート重賞として
東京競馬場で行われたユニコーンS(時期、場所、距離未定)を設定。
また、3冠ラストのジャパンダートダービー・交流G1は「ジャパンダートクラシック」(10月上旬・大井、2000メートル)と名称を変更して行われる。
そのトライアルは8月上旬のレパードS・G3(新潟、1800メートル)、9月上旬の不来方賞(盛岡、2000メートル)となった。
兵庫CSを3歳短距離路線の頂点と位置づけ、距離を1870mから1400mへ変更。
2歳秋および3歳春に「重賞級認定競走」を新設。各主催者、ブロックごとに短距離競走の体系を整備する。
北海道スプリントカップを3歳限定戦に変更し時期を変更、エーデルワイス賞は時期のみ変更する。
さきたま杯がJpnIIからJpnIへと昇格。川崎記念は時期を変更する。
エンプレス杯は実施時期と負担重量をグレード別定から定量への変更が行われる。
TCK女王盃は実施場を園田競馬場へ変更するとともに、兵庫女王盃への改称が決定。
マリーンカップは3歳限定戦への変更および実施時期等を変更する。
そのほか、上記変更に伴って実施時期や負担重量が変更になるダートグレード競走は以下の通り。
かきつばた記念、ダイオライト記念、
名古屋グランプリ、名古屋大賞典、
エンプレス杯、クイーン賞、ブリーダーズゴールドカップ
開始時期は2歳路線は2023年、
3歳路線および古馬路線は2024年。
全日本的なダート競走体系の整備により、
高い能力を持った馬が適性に応じて
活躍できる場を提供し、魅力ある競走を
実施することで、ダートグレード競走の
質と価値を高めるとしている。