ヤンと愉快な仲間たち

リーム・ケラニがリフアト・アルアライールを歌う

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リーム・ケラニがYouTubeにリフアト・アルアライールの詩「わたしが死ななければならないのなら」を歌にしてアップしている。
リーム・ケラニはロンドンを拠点にパレスチナの歌を歌う活動をしているパレスチナ人歌手だ。
この投稿欄の「ガザ日記」にも書いたが、リフアト・アルアライールはガザの詩人でイスラエルのミサイルの標的となって殺された。死を予感して書かれた「わたしが死ななければならないのなら」は彼の遺作になってしまった。

わたしが 死ななければならないのなら
あなたは、生きなくてはならない
わたしの物語を語り
わたしの持ちものを売り
ひと切れの布と
糸をすこし買って、

(つくってほしい 白く尾の長いものを)
ガザのどこかで ひとりのこどもが
天をみつめかえす
炎のなかに 消えていった父を待ちーー
だれにも別れを告げなかった
じぶんの肉体にも
じぶん自身にもーー

こどもはみる、あなたがつくったわたしの凧が、
空を泳ぐのを
そこに 天使が 一瞬 いる
こどもは思う 愛されている、と

もし、わたしが死ななければならないのなら
希望となれ
尾の長い 物語となれ

パレスチナの人に愛されている凧揚げは、東日本大震災で被災した人びとへの思いを込めてガザでも毎年3月に行なわれている。
動画ではパレスチナ伝統のスカーフ・カフィーヤの真ん中がくり抜かれ、そこにガザの海岸が描かれて長い尾を持った白い凧が舞い上がっていく。凧はパレスチナの人にとって自由の象徴でもある。

ガザに自由を ガザに平和を
イスラエルはガザでのジェノサイドをやめろ!

yan
作成: 2024/08/12 (月) 18:24:28
最終更新: 2024/08/12 (月) 22:54:32
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