🌟総評
購入した昨年秋、最初のミニゲームが当時は意味わからないくらい難しくてランクDしか取れず、石川界人ボイスで思い切り罵られて腹たって投げ捨てた思い出を携えて…1年。
フォロワーさんからミニゲームのコツを教わり、1年越しに最初からやり直した!というある意味伝説となったタイトルです笑
教わった通りにやったらすぐにランクA取れて、今ではテキトープレイでも余裕でSが取れるまでに成長したよ…やったよ!過去の私!
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という話は置いておき、肝心の内容。
意味深なプロローグのあと、記憶を全て失った状態で見知らぬ館に放り出されたヒロインちゃんは、何も分からぬままに化け物に襲われてしまう。
そこに現れたのは、同じく記憶を失った石川界人ボイスのヒーローで……
という始まりの、物悲しく冷たくダーク寄りな雰囲気を纏ったファンタジーストーリー、でした。
読んでるこちらも最初は何が起きて全員記憶が無いのかも、化け物の正体も分からず進むし
さらにミニゲームをクリアしながらSSを読む必要もあり、フローチャートに沿って話が進む作りのため「面倒くさ!w」と思う人も中にはいるかもしれない。
それでもね!
SS解放も全て意味あることで、これが一つ一つキャラクターやヒロインたち…紅百合ちゃん達を把握するためには必須な要素なので。
そしてSSで補完される日常パートもまた面白いので!
無駄なく隅々まで堪能できてよかったなぁ〜〜と、満足感を噛み締めています!
(ちなみにSSの日常パートはシナリオ担当が雨宮うたさんだそうで、未プレイのシャレマニの期待値がココで上がった)
最初はキャラクターエンド分岐に辿り着けず結末を見届ける必要がある作りなので、全ての回収を自力でできる自信のない方は1から攻略を見ることをオススメしたい…。
私は後味悪いのが好きなので一部オススメ順無視したけど。
何書いてもネタバレなので何も言えないですが、全てのエンディングを迎えた先にある館に隠された真実のカケラを探していく…
という構成は、いわゆる恋物語という括りに収めるには惜しいほど夢中になれる魅力が詰まっていて。
むしろ恋愛なんかしてる場合ではないので、どちらかというと少年少女の心の葛藤を描いた脱出劇、くらいのつもりでプレイしましたね。
…いや、推しが出てる時には乙女ゲーマーとしてもしっかり楽しんでたけれども笑
仕方ないね…カッコよかったからね…
個人的にはまどマギかな?と思わせる要素がちまちま転がってたんだけど(パクリってわけではなくちゃんとオリジナリティあるので大丈夫)、
同じノベルゲームでいうと今年やった「徒花異譚」に通ずるものがあったかも。
恋心とは違う軸で、手を取り合って進んでいく話、っていうね!
もちろん恋愛要素はあるのだけど、「乙女ゲーム」を期待してやると肩透かし喰らうかもしれない。
心の結びつきが鍵となる、精神性の高い物語を余すことなく楽しみたい方には是非やってほしい…そんなゲームでした。
やるからには全てのエンドを通って、最後のSSまで読んでほしいなぁ!!推しだけやって満足できる構成とは言い難いので!
余程好みと逸れてない限り、心に残るものが得られると思います。
(買うからには何かしら惹かれてるとは思うので)
少なくとも私は、面白い〜〜〜!!ってすっかりハマって最後まで夢中になって読み進めたし、思い立った時にまたやり直したい大好きな作品のひとつに加わりました。
続きが気になって時間の許す限り読む手が止まらなかった…
推しのキャラクターCDも買いまして、ゲーム内では描かれなかったエンディング…らしいオーディオドラマも入ってるとのことで届くのが楽しみ!
黒蝶のサイケデリカ、ミニゲームを乗り越えてでもやってよかったです!!
次は繋がりがあると噂の本命・灰鷹のサイケデリカをやる予定なので、そちらも期待。