時は23世紀
世界は極悪管理人 けろに支配されていた
けろの特殊能力《スキル》によって全人類は逆らう事を許されなかった
けろはBBS軍という自軍を作り、ますます独裁的になっていた
そしてある時、けろは無差別に人を殺し始めたのだ
これに耐えられなくなった政府は
特殊能力《スキル》を持つ人間を集め、
ざわざわ軍を作ったのであった
時は23世紀
世界は極悪管理人 けろに支配されていた
けろの特殊能力《スキル》によって全人類は逆らう事を許されなかった
けろはBBS軍という自軍を作り、ますます独裁的になっていた
そしてある時、けろは無差別に人を殺し始めたのだ
これに耐えられなくなった政府は
特殊能力《スキル》を持つ人間を集め、
ざわざわ軍を作ったのであった
支援
雷霆「今日が招集日か...」
雷霆「この能力がやっと人の役に立つのか...」
俺は小さい頃から、能力者故に色んな人から避けられていた
そんな俺だからこそ、ざわざわ軍に入って人を救いたい
そう思って俺は家の扉を開けた
〜駅の地下〜
ほんとにこんな所に基地があるのか?
薄暗い通路には俺の足音のみ響いている
少し進むと、「いかにも」なドアが見えてきた
雷霆「あれっぽいな...」
緊張するなぁ...国のお偉いさんとかいるのかな?
俺はドアの前でうろうろしていた
あぁ...どうしよう...もし俺使えないやつとか言われたら...
そんな事を考えながら歩いていたらうっかりドアに近付いてしまい
ウーンと音をあげて、ドアが開いた
???「遅いぞ、雷霆」
雷霆「は、はいっ!」
あれ?なんでこいつ俺の名前を...?
いや、知っていて当然なのか?
???「俺は、ざわざわ軍のリーダーの」
シャンてぇあ「シャンてぇあだ、気軽にシャン、とか呼んでもらって構わない、よろしく」
雷霆「あっはい...」
なんなんだこいつは...シャンてぇあ?
てぇあの部分どうやって発音してるんだよ
というかこの人がリーダーなのか...
シャンてぇあ「人数が揃ったみたいだな、今から試験を始めよう」
試験...?なんだそれは...?
あと人数が揃ったって...
雷霆が周りを見渡すと二十数名ほどの人がいた
全員、中高生のような感じだった
シャンてぇあ「試験というのは簡単に言うと能力調査だ、今から1人ずつ個室に入ってもらい狼型の魔獣を能力を使って倒してもらう」
絶対無理ゲーだろ...死んじゃうよそんなの...
シャンてぇあ「では試験を始める」
シャンてぇあ「No.1 色オノノ」
色オノノ「うっす...」
なんなんだあの余裕?正気か?
色オノノが個室に入った、狼型魔獣 「フェンリル」は敵意むき出しで色オノノを睨んでいる
色オノノ「スクランブルスラッシュ」
次の瞬間、フェンリルは乱切りにされた
...は?
まてまておかしいぞ、グロいけどそれ以前なんだあれは
シャンてぇあ「色オノノ、能力を簡潔に述べろ」
色オノノ「斬撃を操る能力」
そう言って色オノノは別の部屋にはいっていった
シャンてぇあ「次、アズマオウ」
何なんだあいつ...もっとビビってもいいだろ...
アズマオウ「はい」
っと...今度はまともそうだな
アズマオウも同じように個室に入る
アズマオウ「空気圧」
するとフェンリルの顔がミンチとなり、個室内に血が飛び散る
あぁ...だめだ...こいつもいかれてやがる...
シャンてぇあ「アズマオウ、能力は」
アズマオウ「空気を操る能力です」
能力者ってまともなヤツいないのか?
支援
シャンてぇあ「次、ロロナ」
シャンてぇあのやつも頭がおかしい、死んでるフェンリルがいなくなったら何も無かったようにしてやがる
ロロナ「はーい」
こいつもどうせまともではないんだろうなぁ...
フェンリル「ガルル...」
フェンリルが吠えた!!初めてだ!!
ロロナ「分析《サーチ》」
ロロナ「弱点確認」
...?なにしてるんだ?こいつは?
フェンリル「ガルァ!!」
フェンリルが襲ってきた次の瞬間、
ロロナはフェンリルの腹部を拳で打ち抜いた
フェンリル「ガッ!?」ドサッ
シャンてぇあ「...能力は」
ロロナ「物体分析能力です」
シャンてぇあ「了解」
すげー、さっきのやつ素手で倒しやがった
シャンてぇあ「次、ハギワラの夜」
その名前が聞こえた時、辺りはざわついた
「あいつがざわざわ軍のエース候補らしいぞ」
「能力検査テストで爆発的な記録をとったので有名だぜ」
マジで?あいつそんな強いの?これは見物だな
ハギワラの夜が個室に入り、扉を閉める
そしてハギワラの夜が床を強く踏みつけた
すると個室内の床は滞り
数メートル先にいたフェンリルは氷漬けになっていた
シャンてぇあ「能力を述べろ」
ハギワラの夜「...零点世界だ」
強すぎだろ...どうなってんだここは...
シャンてぇあ「次、ケツマロ」
ケツマロ「あの...」
シャンてぇあ「どうした?」
ケツマロ「僕、回復能力なんですけど」
シャンてぇあ「了解、向こうの部屋に入っていろ」
今の人はまともだ!あの人と友達になろう
シャンてぇあ「次は名無し」
名無し「了解っすよ」
扉を開けた名無しがすぐさまフェンリルの間合いに入る
フェンリルは気付けば袈裟固めをされていた
フェンリル「ガアアアッ!!」
メキッメキッ
骨の砕ける音が響いた
名無し「身体能力強化能力っす、じゃ」
シャンてぇあ「...はい次、にゃおたん」
その名前が出るとまたしても辺りはざわざわする
「最強の護りのにゃおたん...」
「やつの護りを破ろうとすれば待つのは死のみ...」
にゃおたん「...バリアープレス」
二つの透明の壁がフェンリルを押しつぶした
シャンてぇあ「能力は」
にゃおたん「絶対領域」
シャンてぇあ「了解だ」
なんかもういつの間にか部屋入ってるし、すぐ倒してるし
どうなってんだよ