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MSDレポート(令和4年度長野県アマ棋王戦⑪)

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画面は決勝戦・北野敬寛さんVS鈴木翼さん

決勝戦は相雁木。互いに同型で進んでいるように
見えましたが先手番を握った北野さんの1筋の
端歩突きを受けない事で実質的に手番を握った
鈴木さんが先制攻撃を敢行。6筋を皮切りに
9筋、8筋、3筋の歩を突き捨て手を作ります

これに対して北野さんは9八歩と受け。更に
8筋の継ぎ歩攻めにも8八歩と辛抱。攻めては
3四歩と楔を打ち鈴木さんの本陣に圧力を与えます

鈴木さんはタイミング良く9筋の歩を成り捨てた
効果で角香交換の駒得を果たし更に9筋に歩を
垂らして、と金を作ると北野さんも飛車を9五に
旋回。2三と金と協力して挟撃態勢を作った所で
ハイライトが訪れました。

その9五飛を狙って放たれた8六角が気付き難い
強打。鈴木さんの大駒が8六角・8二飛と並んで
いたので8七香と田楽刺しに打たれて罠にかかった
ように見えますが、ここで6八角成と金と刺し違え
更に8六歩と打って香を逮捕して、どうやら
鈴木さんが手勝ちのようです。最後は飛車を見捨て
と金を2枚作り、角と協力して必至をかけた所で
北野さんが静かに投了致しました

こうして鈴木さんが名人戦に続いて
今年2回目の県大会優勝を果たしました画像1

MSD総統
作成: 2022/10/27 (木) 22:21:39
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