インドは現在中国を抜いて、14億2860万人の人口がいます。
ジャイシャンカル外相(駐アメリカ大使、駐中国大使、外務次官等歴任)によると、
現在の世界はインドに大きな存在感を発揮するよう求めてくるだろう。
問題はインドが今後も台頭し続けられるか ではなく、そのベクトルは当然のごとく 保証されている。
問われているのは、いかにしてそれを最適な形で実現するかです。
2022年のロシアを非難する国連決議に関しては棄権しています。
中立的な立ち位置と徹底した実利主義を求めています。
防衛装備の約60%をロシアに依存しておりますが、イギリス、フランスなどからも 武器を輸入しております。
最大の貿易国としてはアメリカがあり次に日本があります。
クアッド(日本、アメリカ、オーストラリア)の構成員でありながら上海協力機構の加盟国でもあります。
インドの取り組みは冷戦によってもたらされた、2大陣営から最大の利益を引き出すことだったようです。
西側から経済や食糧支援の獲得に成功する一方、ソ連陣営から工業化のための連携を求めていった歴史があります。
ヘッジをかけることは、デリケートな行為だが多極世界においては逃れるわけにはいかない。安易な中道路線への回帰は国際社会から非難を受けるので、過去への回帰 は我々の限界を際立たせる一方で信頼を損なってしまう。
今のインドを一言で言い表せるフレーズは今のところ見当たらない。
中国は戦うことなく勝利を納め続ける一方 アメリカは勝利を収めることなく、戦い続けてきた歴史がある。
国際システムの推進者だったアメリカはそれを覆そうとする存在になってしまった。
中国が自国に有利な形でシステムの一部を擁護する立場になっている。
そうした多極化した世界の中で、より高い地位の獲得を視野に入れている。
西洋が支配的な地位に確立した制度と慣行については、近い将来に西洋が没落すると宣言するのは、控えめに行っても時期尚早 である。
過去25年間で戦われた戦争について、全てのケースで西洋は武力を行使、自分たちの現在の立場を正当化するために、よくある歴史を持ち出せる資格があるとすれば、それは二世紀にわたりヨーロッパによる蹂躙と略奪を経験したインドであるべきだろう。
インドは短絡的で事前に満ちた欧米が示す ストーリーにはもはや忍耐を失いつつある
が、過去日本はインドの協力をしてくれている。
ロシア.ウクライナ戦争についてはニューデリーがモスクワを非難しないとしても ロシアの侵略を支持しているわけではない。
アメリカも主権の尊重、内政不干渉から見て問題のある行動をとっている。
変化する国際秩序にアプローチしていく中で教示的であってはならず、世界全体の 利益を重んじなければならない。
中国とは領土問題で対立しているけれども 協力して、今後ことに当たることができるかどうかがアジアの将来を占う。
ニューデリーが北京に対するワシントンのバランサーとして機能することはないが、
グローバルサウス諸国には支持基盤を置くこととする。
世界が多極構想になりパワーが拡散すると グローバルサウスにはいい環境が生まれる
し、 世界が求めているのはルールの遵守であり規範の尊重であることからクワッドは重要である。
日本は戦略的計算の中に巨大な軍事力を持った経済改革を目指し、復帰しつつある 重要パートナーである。
今日でもインドの民衆は日本の存在とネータージー.チャンドラ.ボーズの物語を不可分のものと捉えている。
東京裁判に対しインドは独自のスタンスで臨み、ラダビノード.パール判事の名前は今でも多くの場所で取り上げられている。
サンフランシスコ平和条約には署名せず 日本に対しては一切の賠償請求権を放棄しており、日本を平等な目線で見ているが これからはアジアの現実と折り合いをつける必要があると考える。🇯🇵🇮🇳👩💻
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