瑠璃
2022/11/25 (金) 11:12:54
4f509@3d3bc
小雪様、また新たなお写真ありがとうございます。
歌舞伎の「太刀盗人」はよく知りませんのでググってみました。
お時間のある方はどうぞ。
「太刀盗人」は、六世尾上菊五郎のすっぱの九郎兵衛、七世坂東三津五郎の田舎者万兵衛という配役で、
大正6(1917)年に初演された作品だそうで、橋蔵さんの万兵衛は重要なお役なんですね。
これは能・狂言に題材を求め、背景に松羽目をおいただけの能舞台を模した、
簡素化した舞台で行われる松羽目物と呼ばれる舞踊劇の一つだそうです。
「太刀盗人」のあらすじが載ってました、面白いです。
萬兵衛は訴訟のため都に来ていましたが、それも解決し田舎に帰るに当たり、
新市の開かれている寺町へとやってきます。
物珍しげに品物を見ていると、九郎兵衛というすりに目を付けられます。
雑踏の中、万兵衛は持っていた黄金作りの太刀を取られてしまいます。
奪い返そうと揉めているところに、目代がやって来て太刀を預かり詮議を始めますが、
両人ともに自分のものであると譲りません。
そこでいろいろと質問をしますが、九郎兵衛は万兵衛の言うことを盗み聞きしては
同じように答えるので埒があきません。
そこで太刀の地肌焼きのようていを連舞に語らせますが、
またもやうまく真似をしてしまいます。
その様子がこの狂言の見所の一つになっています。万兵衛は自分の声が大きいので、
聞き取られて同じように言うのであろうと、小声で太刀の寸尺をいいます。
さあ、聞き取ることのできなかった九郎兵衛は、ついにすりであるとばれてしまいます。
が、そこは抜け目なく太刀をまたもや奪いとり雑踏の中へと逃げていくのでした。
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