参考なお、この弾倉の扉は、初期の型には機構複雑になるため、偵察作戦時には整形のため取付けたが、爆弾や魚雷を搭載したときは扉をはずして開き放しであった。
一式陸攻一一型の飛行写真で、よく胴体下面に大きな窪みが見えるのは、このためである。
後期の型では、ふくらんだ形の開閉式弾扉が設けられたが、この扉は高速になると胴体周辺の気流の負圧のために「気をゆるしたハマグリのように」(本庄氏)少しずつ口を開いてしまい、最後まで解決できなかったそうである。
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