名前なし
2019/04/23 (火) 19:25:19
ab5c9@5a1e6
ちなみに日本がDB601を採用できず、逆に何でドイツが大量生産できたかというと、ドイツに滞在していた技術者の佐貫亦男氏によると「結局下請け会社の段階からちゃんとした鍛造プレス機や研磨盤といった工作機械や検査機器、検査工の配員といった条件が揃っていて、それを活用した生産ラインが出来ているという当たり前のこと」やら「さて、森の中に潜むこの工場の鍛造場は見ごたえがあった。4万kg/mの機械ハンマーを使い、長いブロックの素材を赤めたうえで、上型と下型各1mのストロークでまず30回たたく(略)赤い素材がみるみるうちにクランク軸らしくなってゆくさまを眺めると、こんな機械さえあったら、日本でも作れると思った。ところが、日本はこんな基礎的な鍛造施術を飛ばして進んできた」言われてて、最終的には「それはちょうど、学校の試験で、基礎定理の勉強をせずに応用問題を解こうとする努力に似ていた。そのとき、しょせんにわか勉強となって、すこしひねった問題を出されたら、たちまち音を上げる。駄じゃれになるが、クランク軸みたいに複雑にねじれた品物は日本技術の手に余った」なんておっしゃられてます。やっぱ根本的な基礎技術が足らんかったんやなぁ…(落涙)
通報 ...
凍結されています。
要するにもっと基礎的技術基盤が出来ていればもっとマシなものが…?
工業後進国が背伸びして産業力が歪になるのはよくあることだし、日本は上手くやったほうだと思うなぁ。
この手の話し見る度ずっと気になってたけど、性能的に大差なくDB601より日本の制式液冷エンジンに適任だったのってあるんだろうかな(国の陣営問わずで)
作りやすいかどうかなんて、各国の実物エンジン持ってきて、部品一つ一つ検討しないと(当時の日本の工業水準かつ教育水準と人員とライン作りを勘案して)無理じゃないかな。それこそ軍政の専門家みたいな人でないと把握できないんじゃなかろか。