自分が読んだ、自分が一番納得がいった話では、Ⅲ型は計画こそされたものの実際には着手もされてもいない。S16年12月にはキ44Ⅲ(の計画)をキ84とする旨航空技術研究所で決議されることになり、キ84の試作機が作られる。こういった経緯からキ84試作機≒キ44Ⅲ型という認識が当時すでに関係者の間に存在していたことと、エンジン呼称の混同から「キ44Ⅲ型(実際は84の最初期の試作機)は製作された」という証言が伝わったといわれている。傍証として、84の1号機の主翼面積は以後の生産機体と違い、翼面積は伝わる44Ⅲの主翼と同じ19㎡であることが挙げられる。つまり44Ⅲ型より、四式の試作機をBR1段階低めでだす方が可能性ある。
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