翼端についてるのはチップタンクっていう増槽の一種で、こいつは燃料としての役目と翼端から漏れ出る揚力のせいで気流が乱れて、揚力が減る「誘導抵抗」っていうのを防ぐ役目を持ってる。F-104はまだ出力が弱いエンジンなのに無理してマッハ2を狙ったから、重量軽減のために翼は薄くて短いから揚力は足りないし、翼内に燃料も入らないから航続距離も短い。この二つの問題を解決できる画期的なアイデアがチップタンクでこの時代の戦闘機にはよくついてるけど、特にF-104は仮に燃料がなくてもこいつを外すとまともに飛べないから、燃料が入ってなくてもずっとつけてる。翼面荷重とかによろしくないしエンジンの性能が上がったから今の戦闘機にはついてないけど、少しでも燃費をよくしたい旅客機とかの翼端についてる垂直に曲がった羽はこれと同じ目的でついてる。
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重箱の隅をつつくようでわるいけど誘導抗力(誘導抵抗)の発生要因は翼の周りの循環が翼端では翼端渦ってのになるせい。あと揚力は漏れるもんじゃないし、誘導抗力は抗力を発生させるもん。
ウイングレットとかチップタンクとかは剥離気流を整えることで誘導抗力を減らす(剥離した気流が渦を巻いて抗力を発生させるのを防ぐ)のだが、つけていてもあまり邪魔にならない程度のものでつけていないと困るというものでもない。f104なら、素の状態でも安定して飛べるよ。あと、この辺は空力設計が不十分な世代のセカンドベストな設計で、より進んだ設計ならコンフォーマルタンク(より中心軸に近くロール性能の低下が少ない)やら空力解析を踏まえた翼端の処理がとって代わる
素人質問だけど誘導抵抗が生まれるから揚力も生まれるんじゃ無いの?抵抗が無いのに揚力だけ生まれるっておかしな話だし。木が言ってる燃タン周りの話は高迎角時に翼上面気流が翼端方向に流れる事による揚力喪失防止じゃ無いの?単に翼の横側に沿って流れる気流を強制的に留める整流板の働きを燃料タンクがやってるって話になんで抵抗が揚力を減らすってなるのかがわからない...
揚力が漏れるって表現は上昇する空気が翼端から漏れるって意味だったけど確かに正確ではなかったね、ごめん。あとまともに飛べないって言うのは空力的に、じゃなくて航続距離が短すぎて、って意味ね。揚抗比も善くなるし燃料自体も増えるから特にF-104はチップタンクの恩恵を受けられる機体になってる。さらに言うと誘導抵抗はアスペクト比を長くしても(テーパー翼)減らせるけど、F-104は翼が薄くて短いせいで燃料も積めないうえにアス比も悪い(=誘導抵抗が大きい)機体になってるからチップタンクがないと航続距離が結構悪化する。一応上でも触れたけど後継の戦闘機でチップタンクが消えたのは翼面荷重が悪化するのに加えてエンジンの性能が上昇して無理に翼形をあんな無茶な形に成型する必要がなくなったこと・空中給油ができるようになって航続距離がある程度無視できるようになったこと・そして一番大きいのは大戦以来の高速番長主義が実践を経て速度より機動力が重視されるように設計思想自体が変化したことが大きい。 誘導抵抗についてだけど、誘導抵抗は翼端から漏れだした翼下の気流が翼上に向かうから起きるわけで、揚力っていうのは翼の下面と上面の圧力差で生み出しているものだから、こういうことが起きると上面と下面の圧力差が狭まって揚力が少なくなる。結果として揚抗比が悪化する。これは誘導抵抗がない場合に比べて、自動的に「追加で迎え角を取っている」状態になる。逆説的に言えば同じ揚力を出すのに誘導抵抗がない場合と比べてその分迎え角をとらなきゃいけなくなってる。当然無駄な迎え角の分飛行機には抗力が働くから、これは速度の減少も同時に招く。
あまり詳しくないので野暮なことを言うようで申し訳無いのだけど、飛行機は常に前に進んでるのだから翼下の空気が上に流れてくることは無いので揚力は減らないのでは?少しズレた解釈になるかもだけど、翼端で下から上に巻くような渦を作るから、そのような空気の流れを生み出した分エネルギーロスとなり抗力が増えることで揚抗比が悪化するのでは?
渦に関してだけど、たぶん渦で生じるエネルギーロスよりも気流が横向きに流れることによる失速の方が危険だから必要なんだと思う。極端な話気流が全部横向きになって揚力0になるよりその流れを渦でせき止めて後ろに気流を流してやれば揚力になって浮いてられる訳で
翼端から上に回り込もうとする気流は翼弦からくる風と合成されてそれが抗力を産むわけだから、つまりこの現象は飛行してる航空機の翼の上で進行形で起きる。枝4が書いていることで確かに問題は起きるけど、それがメインになるのは誘導抗力じゃなくて後方乱気流の話で、後方乱気流が起きる前の翼端禍が起きた時点でもう抗力は発生してるし、直接揚力に影響を与え始めている。これはあくまで空気の流れ方の話だから、どんなに航空機が速かろうと遅かろうとあんまりそこは関係ない。早いほど気流も相対的に当然早くなるわけで、これは翼端から上がってくる空気も一緒。確かに後方になればなるほどその影響は大きくなるけど、かといって翼端渦の翼の上面に流れようとするいわば生まれたての流れが完全に翼からおいていかれるほどではない。この辺は記述で説明しても難しいから、誘導抵抗とかで調べると出てくる画像とか見れば、翼面の上部にすでに影響が生まれてることがわかる。
そろそろ邪魔だぞ。他所行くか畳むかしてくれ。
10分の一ぐらいにまとめて小ネタ欄に書いてあるなら読める長さ。てか一人芝居やってんのかと思ったら2人で喋ってんのかよ
空気力学って難しいって思いました(小並感)
ちなみに、戦闘機動を一切考えずに空力の追及をしたF104の派生機種が彼の有名なU2になるのだが、U2Sなんて、2050年までの運用が予定されているくらいなので、(強力なエンジンに必要最小限の機体という)素体のコンセプトの正しさという面ではF4なんか目でない優秀機ではある。
それはどうだろう。小型軽量でパワフルな機体というコンセプト自体は正しいけど、それはそれとしてF-104は「超音速で飛ぶ以外のことには向いてない凡作」。後に米空軍が軽量戦闘機LWF計画を立ち上げた際も、F-104の発展形CL-1200を「違う、そうじゃない」と即突っぱねて最終的にF-16の採用に至っている。
あとU-2の長寿の理由は単に「特殊過ぎて替えが利かないから」だし、胴体も主翼も伸ばしに伸ばしてエンジンのアフターバーナーも外したU-2とF-104を(ベースになっているとは言え)一括りで語るのはなんかモニョる。
そうか?単機能特化型としての設計コンセプトという意味でB52,A10と並んでF104もU2も成功していると思うけどね。CL1200は方向性があれで単なる搭載量の少ない普通の戦闘機になっているし、ボイドのエネルギー戦闘理論実現特化型のF16に負けるのはそりゃ当然ともいえる。
J型の話じゃない長文の投げ合いをしてる時点で上の枝もグレーだと思うんだが、派生機の話を追加で始めるとか正気か?関係ない長文を投げまくるファンがそんなに多いのか、104ってのは
リアルだとこんな話をしてくれる人がいないから、ついついこういう場ではしゃべりたくなるんだろう
5chやTwitterで始めるともっと詳しい奴がやってきて話題掻っ攫って行くから、こういう狭い掲示板でしか知識自慢できないんでしょ
長々とした読み難い米入らないがも余計な推測も入らないぞ
なんでもいいけど惑星の話をしてくれ。それかフォーラムに性能向上パーツとして増槽よこせってでも言ってきたら?
Twitterでやれ
申し訳ないが畳んでもらえると非常にありがたい
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