WarThunder Wiki

無くした羽を探しつづけても　もう何処にもないんだよ→引き裂かれた比翼の烏→戦災寡婦

あなたが時間を止めてしまっても　ねえ星は動いてる→「あなた」(戦死者)の時間が止まっても(遺族たちの)時間は流れている

言葉も祈りも風船も花束も届かない→二度と言葉を交わせない、遠く引き離され弔う事もできない

千の夜と千の昼を越えて　溢れる光の銀河を渡る夢→せめて思いは魂の世界に渡る

草木に埋もれて忘れ去られた　崩れた塔の上で何を見てる→「崩れた塔」は一般的に「権威・体制の崩壊」の暗喩→草むす戦死者たちが敗戦の記憶と共に忘れ去られてゆくを思う

あなたに笑って欲しくて　ほら色んな物を用意したよ　あの空に返そうと思って　ねえ色んな事を考えた→これまで「あなた」に色々な供物を用意し、色々な思いを馳せてきた

森の向こうの森に　海の向こうの海に　出掛けては集めて　集めては祈って　祈って飾って探して　願いをかけて→遠い戦地のジャングルに海に出掛けては戦死者の遺骨遺品を収集し、祀って願いをかけてきた

私が最期に　贈った物は→願をかけた「私」(戦災寡婦・遺族)の死と共に願が成就する

海の青を混ぜた銀の傘→「あなた」を戦地から救いだす飛行機

右手に傘をさしたあなたは　風を受けて今舞い上がる→操縦棹を握って天に上がる

千の夜と千の昼を越えて　溢れる光の銀河を渡ってゆく　千の夜と千の昼を越えて……→「私」と「あなた」が、魂の世界の向こうへと共に渡ってゆく