簡単に言うとBf109のスラット、つまりハンドレーページスラットは弱いバネで主翼前縁部分を前後に動かすもの。地上にいるときには抑えているものがないのでバネの力で開いている。速度があるとき、要は静止している空気に翼が突っ込むと、翼の上面の空気は曲げられて伸び気圧が低くなるため負圧が、下面は気圧が高くなり正圧が発生する。その負圧によってスラットは閉じている。だけど、高迎角時には翼に沿って飛んでいた気流が剥離する。その状態だと、それまで負圧により引っ張り上げられていたスラットがバネの力によって押し出されることになる。つまり、バネの力>負圧のときに開く。速度が低い時も同様。だからアレは左右の翼で別々に開いたりすることもあるよ
通報 ...