メッサーとかラボチキについてる自動前縁スラットってどういう仕組みで動いてるの?
負圧を検知して動作するらしい
普段の巡航時には風圧でスラットが押し込まれて主翼とほぼ一体化してるけど、高迎角時には風圧が弱くなってスラットと主翼の間に風が回り込んで動作する…だったはず。
気圧というのは間違いで、後者のほうが正しい。まっすぐ飛んでいる=仰角ほぼゼロの時、機体の進行方向(ベクトルの向き)を真左として、主翼を横から見ると「-」のように見える。旋回時には極端に書くと「 \ 」になる。その結果、風が主翼の下に入り込むように当たって、スラットとの隙間に空気が入り込んで展開される。格納時はスラットの上側のほうが面積が大きいから、受ける風圧も多くなって押し下げられる。
自動なんて言ってるけど仕組みはかなり簡単。スラット自体が主翼のように揚力を発生させる形状になってて、飛行機が機首を引き起こすとスラット自体に揚力が発生して前に引き出される。この揚力は前下方からの気流が来た時に前〜前上方に向けて発生するというのがミソで、これで飛行機が引き起こしたりした時だけスラットが出るようになってる。三点着陸時に仰角をとったまま飛行するのをイメージしながら考えると分かりやすいかな?(上枝サンの言う隙間に吹き込もうとする風圧だけではスラットを前に引き出すだけの力にならないんじゃ無いかな…?てかよく考えたらスラットを引き出すだけの風速を隙間に与えると圧力下がって逆に引っ込まない…?
簡単に言うとBf109のスラット、つまりハンドレーページスラットは弱いバネで主翼前縁部分を前後に動かすもの。地上にいるときには抑えているものがないのでバネの力で開いている。速度があるとき、要は静止している空気に翼が突っ込むと、翼の上面の空気は曲げられて伸び気圧が低くなるため負圧が、下面は気圧が高くなり正圧が発生する。その負圧によってスラットは閉じている。だけど、高迎角時には翼に沿って飛んでいた気流が剥離する。その状態だと、それまで負圧により引っ張り上げられていたスラットがバネの力によって押し出されることになる。つまり、バネの力>負圧のときに開く。速度が低い時も同様。だからアレは左右の翼で別々に開いたりすることもあるよ
基本的にはただはまってるだけ。作動原理は上記米参照の事。必要ない時に勝手に出てくると空気抵抗にしかならないから廃れたけどね
せっかくなので聞いてもよろし?-40型セイバーのあれはどういう仕組み?いわゆる現代のフライバイワイヤなどのコンピュータが使われてない(であろう)世代の自動前縁スラット。まさかあれも勝手に出てくるわけじゃないよね?
勝手に出て来る自動スラットだったと思うが
セイバーのもハンドレーページスラットだよ。駐機時の写真とか見ればわかるけど、でろんと下がってる
なるほど。ありがとうございます
はえー、皆さんお詳しい…ありがとうございます
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負圧を検知して動作するらしい
普段の巡航時には風圧でスラットが押し込まれて主翼とほぼ一体化してるけど、高迎角時には風圧が弱くなってスラットと主翼の間に風が回り込んで動作する…だったはず。
気圧というのは間違いで、後者のほうが正しい。まっすぐ飛んでいる=仰角ほぼゼロの時、機体の進行方向(ベクトルの向き)を真左として、主翼を横から見ると「-」のように見える。旋回時には極端に書くと「 \ 」になる。その結果、風が主翼の下に入り込むように当たって、スラットとの隙間に空気が入り込んで展開される。格納時はスラットの上側のほうが面積が大きいから、受ける風圧も多くなって押し下げられる。
自動なんて言ってるけど仕組みはかなり簡単。スラット自体が主翼のように揚力を発生させる形状になってて、飛行機が機首を引き起こすとスラット自体に揚力が発生して前に引き出される。この揚力は前下方からの気流が来た時に前〜前上方に向けて発生するというのがミソで、これで飛行機が引き起こしたりした時だけスラットが出るようになってる。三点着陸時に仰角をとったまま飛行するのをイメージしながら考えると分かりやすいかな?(上枝サンの言う隙間に吹き込もうとする風圧だけではスラットを前に引き出すだけの力にならないんじゃ無いかな…?てかよく考えたらスラットを引き出すだけの風速を隙間に与えると圧力下がって逆に引っ込まない…?
簡単に言うとBf109のスラット、つまりハンドレーページスラットは弱いバネで主翼前縁部分を前後に動かすもの。地上にいるときには抑えているものがないのでバネの力で開いている。速度があるとき、要は静止している空気に翼が突っ込むと、翼の上面の空気は曲げられて伸び気圧が低くなるため負圧が、下面は気圧が高くなり正圧が発生する。その負圧によってスラットは閉じている。だけど、高迎角時には翼に沿って飛んでいた気流が剥離する。その状態だと、それまで負圧により引っ張り上げられていたスラットがバネの力によって押し出されることになる。つまり、バネの力>負圧のときに開く。速度が低い時も同様。だからアレは左右の翼で別々に開いたりすることもあるよ
基本的にはただはまってるだけ。作動原理は上記米参照の事。必要ない時に勝手に出てくると空気抵抗にしかならないから廃れたけどね
せっかくなので聞いてもよろし?-40型セイバーのあれはどういう仕組み?いわゆる現代のフライバイワイヤなどのコンピュータが使われてない(であろう)世代の自動前縁スラット。まさかあれも勝手に出てくるわけじゃないよね?
勝手に出て来る自動スラットだったと思うが
セイバーのもハンドレーページスラットだよ。駐機時の写真とか見ればわかるけど、でろんと下がってる
なるほど。ありがとうございます
はえー、皆さんお詳しい…ありがとうございます