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航空機に関する質問を解決しあうスレ / 31
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じゃあブースト圧がマイナスってのはどういうことなの？ブースト圧が過給機によってエンジンに送られる圧力ってのはわかったけど過給機の回転速度って2段階しかないんでしょ？回転速度が変わらないならブースト圧は変わらないはずだし…高度変化以外にブースト圧って変わるっていうかパイロット側で操作できるものなの？あと2速過給機だったら地表や1速や2速のちょうど最適高度の時のブースト圧って誉だった場合は±0？それとも＋500㎜Hg？
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なんでこんなことで悩んでるかっていうと酸素噴射装置の原理解説で、ハ115を使った実験での各ブースト圧における実用最大酸素噴射量ってのはこのグラフなんだけどブースト圧が上がれば上がるほど噴射できる酸素量が減るっていうんだと。
問題なのは低空でもサ号装置が使えるかどうかわからないってこと 
海軍の資料に従うなら馬力曲線はこのように最大の離昇馬力は上がらずに1速や2速の馬力を維持し続けられるって仕組みのはずなんだが ところが誉42型の名前見てもわかる通りNK9A-Oってあってこの-Oってのが酸素噴射装置のことらしいんだが離昇馬力がベースの41型より200ほど上がってるんよ…誉＋酸素噴射装置の馬力曲線が少なくとも探した範囲では見つからなかったから低空で酸素噴射できるのかを理論値で求めないといけないんだけど肝心な誉のブースト云々についてはからっきしだから…
誉のスーパーチャージャはエンジン機付きだからクランク軸から出力を取り出すんで、エンジンの回転を上げたらスーパーチャージャのブロアの回転数も上がる。過給機のギアってのはこのクランク軸とブロアの間にあってブロア軸の増速をしてるの。ギアが二段というのはギア比が違う組合せが２つあるっていうこと。
あと、恒速プロペラを装着した巡航時は、エンジン回転数が一定でプロペラピッチを変えるの。このときのブロアの回転数は一定。戦闘時はプロペラピッチを固定して、スロットル操作で回転数を変えるので吸気圧力はエンジン回転数で変わる。
上昇限度高度まで行くと過給機を二速にして、スロットルを開けても、大気圧が低くてブースト圧は下がっていく、エンジンに入る酸素の量が少なくて燃料が燃えない。いわゆるエンジンが息をつく状態になって回転数が上がらないので速度がでない。空気が薄く、速度もでないから揚力が出なくてもう登らない。
酸素噴射装置っていってもレギュレータからの酸素を吸気マニホールドに噴射するもんだから、吸気マニホールド圧力が上がれば（ブースト圧が上がれば）、当然酸素は入りにくくなる。また、ブースト圧が高いってことは、圧縮した空気に沢山酸素は有るので、ことさら酸素を噴射する必要は無い。酸素噴射が必要になるのは超高高度とか、いわゆる緊急出力時。地上高で酸素を噴射して馬力を上げても、空気の圧力が高くて抗力が大きいから、少しくらい馬力が増えても速力はぜんぜん増えない。
酸素噴射は水エタノール同様過給機の入り口前に圧縮前の空気に噴射するものだから酸素噴射してもブースト圧は変わらないのでは？圧縮前の気圧は上がるが圧縮後にあげる訳では無いから…しかしまあ過給機の回転速度ってのは固定された速度じゃなくてエンジン回転速度との固定された比率のこと指すのね…とするとエンジン回転速度が先にあって、その後にわかりやすくブースト圧が来て、エンジン回転速度が最大のときにブースト圧が耐えられる最大の+500mmHgになるって感じ？離昇馬力が1番ブースト圧高いのかな？
離昇馬力のときはスーパーチャージャーが一段だから、ブースト圧はそんなに高くない。エンジンの排気側の温度と圧力も高いので熱落差が小さいのと、濃い空気の中でプロペラ回すからエンジンはそんなに高回転で回らない。スーパーチャージャーを二速に入れたあとの6000とか7000mで最大出力が出て、ブースト圧も最大になる。あと、エンジンの軸出力、プロペラ出力はまた違うので、エンジンの性能がすなわち、機体の性能になるとは一概には言えない。
つまり酸素噴射だと2速付近が1番馬力上げられないってことか…1速以降だと海軍のグラフのが正しい感じ？とはいえ低空だと誉42型、31型が実際に回転速度上がって離昇馬力が上がってたから馬力は上がりそうだが ちなみにシリンダー温度に関してはどうも酸素噴射時に燃料を過剰に噴射することで下げてるらしい
後付けの酸素噴射装置は最大出力を上げるもんじゃない、スーパーチャージャの最大効率での出力をさらに高い高度で維持するもんだ。酸素濃度を上げるのはスーパーチャージャの圧縮効率が下がることで下がった酸素分圧を補うため。酸素濃度上昇による燃焼温度上昇対策が燃料の過剰噴射なんだ。燃焼温度が上がるとピストンが熱で溶けてしまう。グラフに排気温度800℃の線がその目安なんだ。最大出力を上げるには、振動と排熱対策が別に要る。
挙げてる２つのグラフはぜんぜん別のグラフだけど。
自分も最大馬力上がらないと思ってたんだがそれだと誉42型がなんで41型から馬力上がったのか説明出来ないんだよね 1枚目のグラフはどれぐらい酸素注入できるかって話で、海軍も陸軍も7000m以下での酸素噴射の時の馬力上昇のデータ残ってないから誉42型のが正しいのか2枚目の海軍の資料が上がったのかわからんのよ…ちなみに酸素噴射時の馬力上昇具合はほぼ正比例でこんな感じ
吸入空気との重量比に対しては12%までなら酸素濃度が高ければ高いほど馬力が上がるらしいのでもしかしたら1速以下の低空でも馬力上げられるんじゃないかなって疑問に思って聞いたのよね
低空だと一速使用時に最大出力が出ても、航空機自体の抗力が大きいのでスピードが出ない。これはWTでも再現されてる。
速度に関しては別に問題にしてないよそこはガイジンが調整すればいいしそもそも資料が残ってない。けど馬力に関してはちゃんとしておかないと通らないのよ…
酸素噴射装置を付ければ、スペック上の最大出力は上がるんだけど、最大出力を上げたいんじゃなくて最大出力を発揮できる高度とエンジン回転速度が広くなるんだ。そんで一速使用の高度0で離昇時に酸素噴射して出力増強させるような使い方はしないよ。離陸して上昇すれば出力上がってくから。
この話で疑問に思ったんだけどそもそも離昇馬力ってなんだ？離陸の時に使う公称馬力馬力よりもさらに上の馬力ってのは分かるけど、一般に数値化されてる離昇馬力って地表で離昇馬力モードにしたときの馬力の事言ってるの？でも過給機持ちって1速と地表なら1速の最適高度のときのが上だから離昇馬力2000馬力のエンジンでも1速最適高度ならそれ以上出せちゃう…？
わかってると思うけど、公称出力時の最適高度と離昇出力のそれは違うで
赤ブースト炊いてる状態、つまり過過給になってる時だから最適高度より高度が低い時？そうじゃなかったら多分わかってないと思う…
木主はどこまでわかってて、何を知りたいんだい？
今知りたいのは誉のブースト圧の曲線がどうなってるのかってこと どれぐらいの酸素を噴射したら出力がどれぐれぐらい上がるかってのはわかってて、栄のデータではあるけどどれぐらいのブースト圧だったらどこまで酸素噴射していいかってのもわかってるから、誉のブースト圧の曲線がどうなってるのかがわかれば誉＋酸素噴射装置の馬力曲線が推測できるんじゃないかなぁ…?って 惑星って離昇運転できたっけ…?出してたなら離昇運転の時のブースト圧がどうなってるのかも調べないといけないのか…
って書いてて思ったけど栄と誉ってシリンダーのサイズは一緒だけど耐えれるブースト圧が200㎜Hg近く違うから栄でのデータあっても参考にならないのか…ダメじゃん…