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航空機に関する質問を解決しあうスレ / 3

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名前なし 2018/05/17 (木) 17:34:16 2712b@5261b

WEPって水メタ噴射の事であってる?それで水メタ噴射って何に噴きかけてるの?

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    名前なし 2018/05/17 (木) 18:50:25 c12cf@16a82 >> 3

    War Emergency Power(戦時緊急出力)の略だよ。水メタではない。水メタは圧縮された熱い吸気に水を吹きかけて気化熱で温度を下げるもの。吸気温度を下げるとノッキングしにくくなるのでブースト圧を上げられる。ちなみにメタノールは凍結防止のために混ぜられてるだけ

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    WEPってそういう略なのね…水メタはエンジンに噴きかけてるって認識でok?

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    名前なし 2018/05/17 (木) 19:17:26 c3477@5418a >> 5

    違う。スーパーチャージャーのローターに向かって噴射する。エンジン外側を冷却しているのではなく、シリンダーに入る吸気を冷却している。

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    名前なし 2018/05/17 (木) 19:19:33 7b6f7@6088f >> 5

    エンジンじゃなくて圧縮空気ね。ヴォイルシャルルの法則がいいかな。一応[[参照ページ>http://wakariyasui.sakura.ne.jp/p/therm/kitai/boiru.html]]を

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    名前なし 2018/05/17 (木) 19:29:38 c3477@5418a >> 5

    スーパーチャージャーとかターボチャージャーで馬力を稼いでるエンジンは高速回転(大出力)時に、ガソリン混合気が点火栓で点火される前に爆発し始める【ノッキング】を起こすの。ピストンが上死点を超えてからの絶妙のタイミングで点火されないといけないガソリンエンジンでのノッキングは、出力も下がるし、エンジンの大振動を引き起こすの。ノッキングを防止すれば、安心して高速回転させらるから、エンジンの最大回転数が上がって、最大出力が上がるの。

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    同じエンジンでノッキングを防止する方法が四つ有る。一つはノッキングを起こしにくい、ハイオクガソリンを使うこと。二つ目は高速回転時にはわざとガソリン過剰で燃料を送ってガソリンの気化熱で混合気を冷やすこと。三つ目はスーパーチャージャーやターボチャージャーとシリンダーの間に中間空気冷却器をつけること。四つ目が高速回転時に吸気に水を噴射して直接吸気を気化熱で冷却すること。

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    なるほど、ようやく水メタ噴射の意義がわかりましたわ。本当にありがとうございます!(wtボイス)これで熟睡できる。

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    名前なし 2018/05/17 (木) 20:11:57 c3477@5418a >> 5

    それぞれの欠点も有るのよ、ハイオクガソリンは化学工業に投資して、良質油の油田を握ったままにしないといけない。中間空気冷却器は重い(つまりもっと馬力が要る)し、ダクトが延びるからスーパーチャージャーやターボチャージャーも大型高回転にしないといけない。ガソリン噴射は燃費くそ悪いし、ガソリンを消費する割には冷えない、しかも排気管出口で未燃のガソリンが燃焼して機体を痛めるし、夜間、敵に発見されやすい。水メタ噴射は使わないときは、エンジン一発あたり100kgは死重が増えることになる。100kg有ったら99式20mm機関砲が余計に積めるからね。

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    名前なし 2018/05/17 (木) 20:16:31 c3477@5418a >> 5

    結局、米英は極めて高出力のエンジンにハイオクガソリン。独は高出力エンジンに水メタ。日はやや高出力エンジンに水メタおよび軽量機体。ソ連は高回転過給エンジンを諦めて、運用を低高度高加速に徹する事で戦争を生き抜こうとしたんだね。