イトウ・キネン・シンガーズ掲示板

聖堂に響く

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1月13日 なにわコラリアーズ長崎演奏会が開催されました。
一昨年(2018)夏過ぎに伊東恵司先生から「長崎で、(できれば)浦上天主堂で『おらしょ』を歌いたい」というメールを受け、以来実現に向け奔走しました。
当初の伊東先生の構想とはいささか曲折したこともありましたが、大筋ではほぼほぼ実現されたものと思います。
乱暴な言い方かもしれませんが、演奏が素晴らしければ大概のことは凌駕されるなあと改めて感じました。

当日、1月にしてはさほど寒くもなく、午前中曇っていた空から晴れ間が見えてきたのは千原先生の「おらしょ」の第3楽章あたりからでしたでしょうか。
天主堂のステンドグラスを通して差し込む光が祭壇上のキリスト像を照らし、壁にも指揮の伊東先生にも、まるで演出されたホリゾントのような色模様が浮かび上がりました。
私はステマネの真似事をしていて下手袖から覗いていましたが、客席の皆さんは全体が見事に見えて楽しんでいただけたのではないかと思います。

なにわコラリアーズの演奏は、(誤解を恐れずに言いますが)演奏の全てがコンクール全国大会の自由曲を聴いているかのような完成度でもあり、尚且つふたつの組曲「おらしょ」(千原さん・大島さん)の劇的要素が加わり、これは演奏会でしか味わえない何とも贅沢極まりない2時間でした。伊東先生はじめメンバーの皆さん、ゲストの千原英喜先生、ピアニスト、パーカッション、アルトソリストの富永さん、全員の気迫あふれる演奏に心打たれました。
この演奏を長崎の皆さんに聴いてもらえたこと、知ってもらえたこと、それだけで僕は個人的に大満足の週末でした。

1000人可能な天主堂を満杯にするには程遠かった(泣)ことが心残りではありますが、とりあえずこの素晴らしい演奏会に関われたことに感謝します。
カトリック浦上教会の皆様、弦洋会楽器店様、長崎西・南高校様に感謝。前日の講習会から奔走してくれた県連スタッフの皆さん、お疲れさまでした。
もちろん聴きに来てくださった皆様に最大の感謝です!
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area61
作成: 2020/01/15 (水) 11:22:26
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