名前なし
2023/08/05 (土) 13:35:31
befb1@6946c
魔人の巣、それは近隣の街々の住人が恐れる危険地帯である
最下層には恐ろしい魔人が住み、内部構造は複雑で、入るものを惑わす大迷宮である
まるで飲み込んだものを帰すまいとする意志が具現化したような場所だ
そんな恐ろしい場所に一人の匠が惜しげなく通っていると聞き、我々取材班は接触を試みた
記者「あなたは何故あのような恐ろしい場所に何度もチャレンジしているのですか?
あそこに住む魔人に何かしらの因縁があるのでしょうか?」
匠は我々の質問に対し、唇の端を器用に持ち上げるとニヤリと笑みを浮かべる
匠「君たち、知っているかい?あそこには各階層に一ヶ所、恐ろしい罠が設置されている
それは一見すると乱雑に置かれた古びた箱のように見える、だがそれはただの箱じゃない
必ず4匹でまとまり、不用意に近づくものに襲い掛かり自爆という死をプレゼントしてくる」
記者「…それは魔物…なのでしょうか?それとも魔人が設置した動く罠?」
匠「そんなことは知らん、ただ言えることは何度破壊しようと、次に挑む時には必ずソレが居る…それだけさ」
ごくり…と無意識に唾を飲み込む、復活するということはやはり魔物なのだろうか
記者「もう一度訪ねます…あなたはそんな恐ろしい場所に何故今日も向かうのですか?」
匠は笑みを強くする…そこはかとなく狂気が混じっているとも思える笑みを
匠「決まってる…そこに箱(パンドラボックス)があるからだっ」
匠はくるりと我々に背を向けると、掲げた片手を振りながら去っていった
我々は匠の後を追うことができなかった、その笑みには人を拒絶する何かを感じた…
箱集めならここが一番効率良いな
通報 ...
まさまそき たた きたごきたたたわは?
崩落した採掘所と農家の依頼で箱狩りしてましたが助かります!