【FOMC声明】
インフレは引き続き上昇
FF金利誘導目標の見通し大幅に引上げ
GDP見通し大幅引き下げ
米連邦公開市場委員会(FOMC)声明
「最近の支出と生産の指標は緩やかな伸びを示している」
「ここ数カ月、雇用は堅調に伸びており、失業率は低いままだ」
「インフレ率はパンデミックに関連する需給の不均衡、食料品やエネルギー価格の上昇、より広範な価格圧力を反映し、引き続き高止まりしている」
「ウクライナに対するロシアの戦争は、多大な人的および経済的困難を引き起こしている」
「この戦争と関連する出来事がインフレにさらなる上振れ圧力を生み出しており、世界経済活動の重しとなっている」
「委員会はインフレのリスクを非常に注視している」
「利上げ継続が適切」
「雇用は堅調に回復し、失業率は低い水準にとどまっている」
「インフレは引き続き上昇しており、需給を反映している」
「FOMCの決定は全会一致」
「委員会は雇用最大化と長期的な2%のインフレ率の達成を目指す」
「これらの目標を支援するため、委員会はフェデラルファンド(FF)金利の目標誘導レンジを3.00-3.25%に引き上げることを決定し、目標誘導レンジの継続的な引き上げが適切になると予想する」
「さらに、5月に公表された『FRBのバランスシート規模縮小計画』で説明している通り、委員会は保有する米国債およびエージェンシーローン担保証券の削減を続ける」
「委員会は、インフレ率を2%の目標に戻すことに強く取り組む」
「金融政策の適切な姿勢を評価するに当たり、委員会は今後もたらされる経済見通しに関する情報の意味を引き続き監視する」
「もしも委員会の目標の達成を妨げる可能性があるリスクが生じた場合、委員会は金融政策の姿勢を適切に調整する準備がある」
「委員会の評価は、公衆衛生に関連する情報、労働市場の状況、インフレ圧力、インフレ期待、金融と世界の動向を含む幅広い情報を考慮する」