レオパのアパート・マンション向け融資債権証券化について
Fitchの2月26日付けプレスリリース
https://www.fitchratings.com/site/pr/10064573
「株式会社レオパレス21(レオパレス)の物件の一部において追加的に発見された施工不良に関して、フィッチ・レーティングス(フィッチ)は、これによりレパード・トゥー・ファンディング・リミテッド(レパード・トゥー)、エル・マップ・ワン・ファンディング・リミテッド(エル・マップ・ワン)が発行した社債及びORIX APL 信託 2010-1 (ORIX APL 2010-1)の信託受益権の格付が直ちに影響を受けることはないと述べた。」
「フィッチは該当する物件が裏付資産に含まれていないことから、上記案件の社債及び信託受益権が目先影響を受けるとは想定していない。さらに、裏付ローンの償還もかなり進んでおり、案件の信用補完水準も上昇している。」
下記の通り、証券化商品発行から時間が経っており元本償還が進んだ結果、信用補完水準が上昇したのですね。
Leopard Two Funding Limited 2004年8月組成 当初発行額261.3億円
L-MAP One Funding Limited 2006年5月組成 当初発行額214.5億円
Orix APL Trust 2010-1 2010年7月組成 当初発行額84億円
フィッチの最新(昨日付)格付一覧です。PDFを貼りつけたかったのですが、できなかったのでURLで。
P3のCMBSをご覧ください。上記発行体はトランシェによって格付は変わりますが、現在は投資適格を維持しています。
https://www.google.com/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=2ahUKEwjxy6OW-4XhAhWEvrwKHVHICX4QFjAAegQIBBAC&url=https://www.fitchratings.com/site/japan/dam/jcr:55582d9f-51d4-4055-84c7-3307e03f0524/20190315_Ratings%20List_SF.pdf&usg=AOvVaw14nzZwkZlWAaQ8Nm_W29eW
CDO・RMBS・CMBSなんて文字だけ見ると、リーマンショックの引き金になった不動産証券化商品を連想しちゃいますねぇ(汗
パニックが起きる直前まで銀行が出資するSIVなどがこういった商品を売っていて、しかも格付けは良かったのだけれど、それを掴まされた金融機関が後になって糞だと気づいたときにはもう遅かった.........みたいなことはないんかな
(^_^;)