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簡単に全焼(全勝)できるレオパレス(空売り専用) / 1013

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Mad_Vandalist 2019/06/29 (土) 11:17:55 >> 1007

同社の有価証券報告書から、該当する事項を拾ってきました。
この会社・・・狡猾。
 以下、毒舌によるインチキ解説。

(6) 財務制限条項
 当社グループが複数の金融機関との間で締結している借入れ及び社債に係る契約には財務制限条項が定められております。従って、連結の純資産、連結及び単体の営業損益・経常損益、太陽光発電事業におけるDSCR(デットサービスカバレッジレシオ)の各項目が当該財務制限条項に抵触した場合には、金融機関の請求により、当該借入れ並びに社債その他の借入れについて期限の利益を喪失し、当社グループ事業運営に影響を及ぼす可能性があります。

※毒舌解説::金融機関が「請求」すれば突然に全額返済を求められる状況に陥っているという事。つまり新規融資が簡単には引出せる状況では無くなったという事。
 それから、そのような財務状況は一般的に銀行が「新規融資をしない」もしくは「回収に入る」ような財務状況であり、そのような状態にあるという事になる。

(9) 重要事象等について
 施工不備の影響により、当連結会計年度において、親会社株主に帰属する当期純損失及びマイナスの営業キャッシュフローを計上したこと、当連結会計年度末における連結純資産の金額が一定水準を下回り、当社の子会社である㈱レオパレス・パワーが当社を保証人として金融機関との間で締結している借入契約に付されている財務制限条項に抵触したことから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。

※毒舌解説::レオパレス21の本体が現実に銀行から問題先と判断される状況(財務制限条項に抵触する)にあり、疑義が生じる状況にある事を自ら認めている事に注目したい。
 ※財務制限条項は子会社の借入についてのものですが、その原因は本体にあるという事です。

 当該事象又は状況に対応すべく、物件の調査及び必要な補修工事に経営資源を集中的に投入、かつ、組織的に実行することにより、早期の入居者募集再開を図っております。資金面については、健全な財務バランスを保ちつつ、保有資産の売却なども含め事業活動に必要な資金の安定的な確保および流動性の維持に努めており、資金計画に基づき想定される需要に十分対応できる資金を確保しております。

※毒舌解説::%%{fg:blue}自分達は資金を確保しているから大丈夫と判断%%していますという事です。第三者が客観的に判断している訳ではありません。偽装やインチキを散々やって来た会社の主張を鵜呑みはできない思いますが・・・

 また、財務制限条項への抵触に関しては、金融機関から期限の利益喪失の権利行使を行わないことについて承諾を得ております。以上により、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。

※毒舌解説::下線部分の意味は「返済を待ってあげます」という意味にしか解釈できません。%%{fg:fuchsia}追加融資をして支援すると言う意味ではありません%%ので、誤解しないように気を付けて下さい。

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  • 1014

    >財務制限条項は子会社の借入についてのものですが、その原因は本体にあるという事です

    ここを指摘していただいて急に視界がひらけたように思います。
    いつもありがとうございます m(__)m

    >財務制限条項への抵触に関しては、金融機関から期限の利益喪失の権利行使を行わないことについて承諾を得ております

    金融機関も「今すぐ潰れるとヤバい」と思っているってことですかねぇ?

  • 1015
    Mad_Vandalist 2019/06/29 (土) 12:01:28 >> 1013

     付け足しすると、本体の借り入れ契約には財務制限条項(コベナンツ条項)は無いが子会社の借入について本体が保証しており、本体の経営状況が悪くなったら、子会社の借入を期限前に本体(保証を履行する形で)が返済する事になっていたが、その履行条件に財務内容の悪化で抵触してしまったという状況。

     金融機関は、財務条項に抵触するが「請求」をして無理に回収はしないで「待つ」が、追加融資が簡単にできる状況ではなく、一般的にみると銀行融資がスンナリとできる財務状況に無いという事を伝えた事になる。   
     子会社と単体を一体としてみると契約条項に抵触した事に間違いはない。

  • 1016
    Mad_Vandalist 2019/06/29 (土) 12:08:52 >> 1013

     今直ぐに融資を引き揚げるとヤバイ状況になるから「権利行使」するかどうか状況を注視しているといったら分かり易いですね。
     コベナンツ条項に抵触したとしても、それは期限の利益(期限まで返済しなくても良い権利)を喪失させるという権利行使の要件が具備されただけで、実際に権利行使するかどうかは各金融機関の判断にゆだねられます。

     いずれにしろ、本体の財務状況が新規の追加融資が簡単にできる状況で無い事を示していますが、闇雲に「回収」に入ると即、破綻してしまいますから、ヤバサの階段がもう一段上がったという事でしょうか。

  • 1018

    >本体の財務状況が新規の追加融資が簡単にできる状況で無い事を示していますが
    >闇雲に「回収」に入ると即、破綻してしまいますから、ヤバサの階段がもう一段上がった

    僕が想像していたよりもヤバさの階段の上の方にいたようです (;^ω^)
    今回も解説ありがとうございました