失礼、正しくは、Roman Question でした。英語は、ラテン語からの訳語らしい。
日本訳のローマ問題に引かれて、間違えて記憶した。初めて読んだのは、グリーンガイドの英語版だったのだが。
ラテラノ条約によって解決したのは、ムッソリーニの偉業の一つ。
ムッソリーニは、ヴァチカンを認めるとか、マフィアの掃討とか、経済対策を含め、色々といいことをしたが、組んだ相手が悪かった。ヒトラーが見せたドイツ軍の一糸乱れぬ行進を見て、コレダ! と思ったらしい。
他方、フランコ将軍もヒトラーと一緒に戦うように延々と説得されたそうだが、ヒトラーを子ども扱いし、相手にしなかったとの記録が残っている。これを見ていた元ドイツ軍の関係者が言うには、役者が違うということだったらしい。
人間の器と言うのがリーダーの論評をするときなどに、よく言われるが、こういう時に露わになるのであろう。そして国全体の運命を決めてしまうのかもしれない。
フランコ将軍は、国民から選ばれておらず、ヒトラーとムッソリーニは、形式的には国民から選ばれているので、スペイン人は運が良く、ドイツ国民とイタリア国民は、自ら蒔いた種と言うことなのかもしれないが。
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