>> 8423
ウーバーを日本に導入した場合の最大の問題点は、安全管理と事故があったときの損害補償だろう。
何かあらたな法整備をしなければ、事故が起きた時に仲介会社であるウーバー等は、責任を負わないので、交通トラブルの増加が予想される。
また、無秩序に日本にウーバーを導入したら、参入時は価格競争をしかけ、既存のタクシー会社の市場シェアを奪いにかかるであろう。規制の厳しいタクシー会社は太刀打ちできず、撤退した後で、価格を上げるであろう。
そして、利益の出る都市中心部以外は、交通機関砂漠になると予想される。
また、アメリカでウーバーが増えて起きたことの一つに、渋滞の増加もある。これまで、タクシーを呼ぶのにためらいを感じでいた層が、タクシーより安くてスマホで呼び出し可能で便利と言うことで一気に乗用車の交通量が増し、都市郊外まで渋滞が頻発した。
エコの観点からは、ウーバーよりもバス等の公共交通機関に補助金を出し、充実させることである。
昔、石原慎太郎氏が青島幸雄氏の後、都知事選に立候補したとき、渋滞解消策として公共交通機関に補助金をガンガンだし、バス料金は半額くらいにすれば、渋滞は解消する、と発言していた。公約とまで言えたのかどうかわからないが、当選した途端に有耶無耶になってしまった。恐らく、自動車メーカーからの圧力であろう。
環境政策にしても税制にしても、日本は自動車会社ファーストの面が多々ある。その圧力の中で、自動車に各種税金を盛り込んだのは、確か、田中角栄氏ではなかったであろうか。さすがと言うほかない。
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