調べてみたら、確かにここのところドル?ユーロ相場は比較的安定している。2年前のピーク時よりもユーロ安、ドル高だと言うだけだ。
三菱銀行の為替のページを見れば明らかで、明らかに円の独歩安だが、トルコリラだけ、僅かに出遅れているのか。
円安の原因と言われる利率の違いも、もとはと言えば、国力の違い。以前も書いたと思うが、昨年、フロリダに行ったときに、ヒスパニック系の若い家族連れがユニバーサルジャパンよりも高額の入場料のユニバーサルスタジオで大勢楽しんでいた。
20年くらい前までは、ヒスパニックと言えば、英語もろくに喋れず、社会の底辺の仕事をする移民ばかりだと蔑まれていたのが、現在ではアメリカ経済を支える活発な購入意欲を持つ消費者層であり、富裕層も大勢いる。だから、ユニバーサルスタジオもアナウンスは、英語とスペイン語両方でなされている。かたや、日本は少子高齢化が進んでいるが、それに適合した国づくりは進んでいないので、時々、為替や貿易収支が臨界点を超えるとニュースになるが、毎日、徐々に衰退している。
アベノミクスの金融緩和は間違いではないと思っているが、この時に経済の構造改革は進まず、現在のに至るまで少子化対策は単なるバラマキで効果なし。ちなみに、この時に小幡教授の講演会を聞きに行ったが、当時、准教授で、アベノミクスを批判している故、教授になれない、世渡りが下手だとよく言われる、とおっしゃっていた。
小幡教授が質問に答える形で、日本の将来を敢えて一言で言うなら、「いつか来た道」で、負けると分かっているのに、破滅に突き進んでいった太平洋戦争時と喩えに出していた。そうなのかもしれないと、最近、思う。
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