大正デモクラシーから大東亜戦争に到るまでの時期と言うのは、幕末と並び、物語の時代設定となることが多いです。特にNHKの朝ドラなどは典型例。
まだ僅かながらもその頃に生きた人もご生存なさっていますし、日本近代史の大きな転換点です。
その箇所がたったの2件。ひょっとして、この頃の著作の多さに圧倒されたポランコさんでしょうか。
この頃の歴史書を集めていたら、うちの本棚もいっぱいになってしまいました。いつも述べている石橋湛山先生は勿論の事、私費出版されたシベリア抑留記等、色々なものがあります。シベリア抑留は、1945年以降ですが、その原因となったシベリア出兵は、1918年から1922年。ポランコさんのお父様が、シベリア抑留されたのであれば、シベリア出兵まで興味をお持ちになり、是非、こちらにも書いてほしいものですね。
日ソ国交回復に甚大な努力をした石橋湛山先生は、この点で、相当、苦労をなさったと思います。
歴史、人生、相場、何でも転換点は、後付けで分かることが多く、その時には、分からないことが多い。
音楽が鳴っている間は踊り続けなければならない、とは、シティグループCEOのチャック・プリンス氏が2007年にサブプライム・ローンのリスクが高まっている最中にフィナンシャル・タイムズ紙のインタビューに答えたものですが、
同様に確か、グリーンスパン氏か誰かがが、パーティーの最中には、誰も終わることを考えていないと述べたらしい。恐らく、『根拠なき熱狂』の中に書いてあるんじゃないかな、分からないけど。
話を戻すと、ポランコ氏が、タイトルとして挙げている日本近代史は、歴史の転換点で、いくらでも著作があるし、新たに論文や著作も発表されている分野なので、2件と言わず、ドンドン書いてほしいものですね。