スキゾイド研究会

第4回 スキゾイドは恋愛できるのか / 19

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スキ山ゾイド夫 2018/11/24 (土) 03:36:49

交際経験は二人でした。

・付き合うことになった経緯
両方とも趣味の知人程度の関係で「彼女が貴方のことが好きである」と他の知人から紹介されたことが始まりでした。
こちらは相手が嫌悪感を抱くようなタイプでは無かったことと、そういう経験も必要だろうということで付き合い始めました。個人的には恋愛や結婚生活にある程度は憧れはあったものの、明確なビジョンは全く持てなかったので、付き合うことでそういう感情が芽生えるかと期待もしてました。性的な面に関しては、もともと私が淡白なのと、性欲解消を目的に気軽に性交することにより深いつながりや責任を負うことを忌避する傾向を持ってるので、体目当てでもありませんでした。

・付き合って良かったことや悪かったこと
結論から言って、良いところは少なく悪いところは多かったですね。
当時の彼女は二人共、容姿や性格に「本人にしか理解できない、普通の人とは違う問題」を抱えてて、そのコンプレックスから少し心を病んでました。
ですが私はスキゾイド特有の「他人への関心の無さ」でその問題に全く気づかず、ペルソナでいい人対応してたので、それが相手からは「不完全な自分を受け入れてくれる存在」という期待を抱かせてしまい、好意につながったようです。

で、お付き合いが始まったのですが、双方とも周囲から見て「この機会を逃すかと必死になって私を束縛しようとした」ので、非常に窮屈でストレスでした。二人とも知的で趣味も合うため一緒に居て楽しくないわけではないのですが、相手はテレビドラマのような熱愛する恋人像を求めていたようで、真剣勝負の剣豪のように兎に角こちらとの距離を一気に詰めようとしてくるのが困りました。毎日数時間の電話、週末ごとのデートの誘い、気が休まる暇がありません。特に一人目は年上で三十路を超えていたので、ものすごく焦っていたのか初めてのデートで結婚話を切り出され、その後も二日と開けず我が家にやってきたり、彼女に似合わない肉感的な服など着て既成事実を作ろうとしたので、日常が侵食される感がハンパなかったです。
こちらも相手の事を受け入れようと、必死でそれに付き合ったのですが、やはり心身的にストレスが貯まり続け、どうやら相手は私ではなく「自分を受け入れて幸せにしてくれる理想の王子様」を求めてるのだなということが理解できたので、一人目は三週間ほど、二人目は四ヶ月ほどでこちらから別れ話を切り出しました。
二人とも周囲の承認に依存するタイプだったようで、私との「熱愛っぷり(原文ママ」をメールや電話で友人に吹聴してたらしいのですが、周囲いわく「あの押しの強さによくそれだけの期間耐えられたな」ということでした。このあたりもスキゾイドの「他人に期待してないから怒らない」と関係あるのかも知れません。
兎に角「自分のペースが崩される」「相手が自分の思い通りにこちらをコントロールしようとする」「一人の時間がなくなってMP擦り減りまくり」「相手が私のことを人間ではなく、自分を幸せにしてくれる魔法のアイテムか何かだと思ってるのが怖いし不快」というのが辛かったです。

・普通のカップルとは違うところ
周囲から見れば、コンプレックスが強い彼女の理想に人付き合いの良い私(というペルソナ)が振り回されてて、その無茶振りをハイテンションで自慢する彼女が「頭おかしい(原文ママ」ようにしか見えなかったのとのことで、「アレによく耐えてたな」と何回も言われました。

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