Tier 9 中国 重戦車 WZ-111 model 1-4 / 略称:WZ-111 1-4
初期砲+後期砲塔
初期砲+初期砲塔
中国のTier9重戦車。
車輌特性としてはIS-8に近いが、此方はより単発火力に優れた130mm砲を装備できる。
直近90日の平均勝率:49.74%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v7.5.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (クレジット) |
WZ-111 model 1-4 | IX | 中国 | 重戦車 | 1980~2100 | 120/120/60 | 45/15 | 43.97 | 3,500,000 |
---|
武装
砲塔:IS-3(初期)
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
IX | 100 mm 62-100T | 7.06 | AP APCR HE | 215 265 50 | 310 260 420 | 2189 1836 2965 | 0.38 | 2.5 | 50 | 1050 4000 10 750 | 2,557 | +19° -5° |
---|
砲塔:WZ-111(後期)
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
IX | 100 mm 62-100T | 7.50 | AP APCR HE | 215 265 50 | 310 260 420 | 2325 1950 3150 | 0.37 | 2.3 | 50 | 1050 4000 10 750 | 2,557 | +23° -5° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
X | 130 mm 59-130T | 4.29 | AP HEAT HE | 246 320 65 | 460 390 600 | 1973 1673 2574 | 0.40 | 2.9 | 40 | 1118 4800 12 978 | 3,090 |
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
VIII | IS-3 | 220/110/110 | 26 | 250 | 11,500 |
---|---|---|---|---|---|
IX | WZ-111 | 230/120/60 | 23 | 250 | 12,000 |
射界 | 全周 |
---|
エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
VIII | 12150L | 550 | 12 | 750 |
---|---|---|---|---|
IX | 12150LS | 580 | 12 | 750 |
X | 12150LT | 600 | 12 | 750 |
履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
VIII | WZ-111 | 48.00 | 20 | 10,000 |
---|---|---|---|---|
IX | WZ-111 model 4 | 48.00 | 24 | 10,000 |
乗員
- Commander(Radio Operator)
- Driver
- Gunner
- Loader
派生車両
開発ツリー
WZ-110 | ━ | WZ-111 model 1-4 150,000 | ━ | 122 mm D-25T | ━ | 100 mm 62-100T ? | ━ | WZ-113 200,000 6,100,000 |
━ | IS-3 | ━ | WZ-111 24,000 | ━ | 130 mm 59-130T 66,000 | |||
━ | 12150L | ━ | 12150LS 33,000 | ━ | 12150LT 46,000 | |||
━ | WZ-111 | ━ | WZ-111 model 4 24,200 |
:必要経験値
:必要クレジット
解説
v4.9で追加されたTier9中国重戦車。
最低限の装甲は確保した上で、走と攻に重点を置いた性能となっている。
装甲
▷車体装甲
正面上部の楔形でない部分(操縦席部分と車体先端部分)は鋭利な傾斜により実質300mmを超える。一方楔形部分は傾斜込みでも220mm程度の防御力であり、同格以上の相手には心もとない。また、IS-3と同じように昼飯の角度をつけるとかえって装甲厚が減少する点には注意である。
下部も上部と同じ120mmであるが、傾斜が緩いため実質170mm程度と弱点となっている。格下相手でも楽に抜かれてしまうので、出来るだけ隠す必要がある。
側面最上部は120mm、それより下は均一な80mm。張り出し部分にIS-3のような30mmの空間装甲があり、この部分の裏装甲は、真横や下から撃たれない限りは常にAPの強制跳弾角度に達しているため、とても強靭。
本車両の履帯裏上部は約80mmで最低限の厚さがあるが、下部は30mm+傾斜で約48mmしかない。格下の90mm砲クラスならば角度に気をつければ豚飯などが有効ではあるが、同格LTMTの105mm砲の通常弾以上からは容易に抜かれてしまう。
*なお格下でも122mm砲以上だと履帯裏下部を普通に撃ち込まれるため注意(IS-3やChimeraなど)
そのため、同格以上だと豚飯などの防御姿勢をしてもこの弱点を知ってる相手だと無意味である。
側面上部の強みを活かしたいが履帯裏が非常に脆いため接近戦に持ち込んで側面上部を撃たせるようにするか、車体を隠してハルダウンをするのが無難だろう。
なお、同じティアのIS-8も本車のような履帯裏下部の薄さがあるため気をつけよう。
↑履帯裏下部の部分。格下相手でも気を抜けない弱点となっている。
↑T-54 100mm D-10T2C砲の視線。
車体を5°傾けてるが、通常弾201mmであっても履帯裏下部が容易に抜けると分かる。
▷砲塔装甲
初期砲塔は「IS-3」とあるように、ソ連のIS-3の砲塔と同一。正面が249mmあるが、装甲の薄い部分の面積が広い上、天板が20mmと極めて薄いのであまり防御性能を期待できない。さらに最終砲を積むことも出来ないため、この砲塔で出撃する意義は一切ない。
改良砲塔正面は230mmで、初期砲塔より数値上は下がっているが、より引き締まった傾斜になり装甲の薄い部分の面積も減るため、防御力は格段に上がる。具体的には(傾斜込みで)殆どの部分が300mm超えとなる。一方キューポラは大型化し、150mm+微傾斜で弱点となっている。車体を細かく前後に動かすなどして狙いを付けさせないことが必要である。
主砲
110から引き継ぐ100mm砲と本車輌で新たに追加される130mm砲があるものの、Tier9重戦車の主砲として100mm砲は単発火力・貫通力共に論外な性能であるため早急に130mm砲を開発しよう。
130mm砲を搭載する為には改良砲塔の研究も必要となる。
▷130 mm 59-130T
通常弾の単発火力は460ダメージで、これは入手手段が限られるKpfPz 70を除けば、Tier9ドイツ重戦車と並ぶトップクラスの数値である。
課金弾は再びHEATに戻ったものの、貫徹力も320mm(砲弾調整をすれば352mm)に上がっているため、履帯や空間装甲に当たらないように注意して射撃すれば格上相手でも貫通で困る事はほとんどないだろう。
また、榴弾は貫徹力が低いものの、貫通すれば600ものダメージを叩き出す。WT auf Pz.IV等極端に装甲の薄い車輌と対峙した時の為に何発か積んでおくと良い。
幸い最大所持弾数は40発と多めであり、砲弾の配分はかなり余裕を持って調整出来る。
高い火力の代償に精度と砲俯角は中華戦車おなじみの劣悪っぷりで、特に精度はTier9重戦車中ブービーである。照準の拡散はそこまで激しくないので、少しでも精度を上げる為に精密砲身の拡張をお勧めする。
俯角は5度と前身から1度劣化しているものの、中華戦車に乗り続けている諸君ならば十分問題なく扱えるであろう。一方仰角は何故か23度とかなり大きく取れる。
単発火力が同じE75とVKB、更に車輌特性の似たIS-8と砲性能を比較する。
車輌名 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 俯 仰 角 | |
WZ-111 | 4.29 | AP HEAT HE | 244 340 65 | 460 390 600 | 1973 1673 2574 | 0.4 | 2.9 | +23° -5° | |
E75 | 4.14 | AP APCR HE | 246 311 65 | 460 390 600 | 1904 1614 2484 | 0.38 | 2.9 | +15° -8° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VKB | 4.14 | AP APCR HE | 246 311 65 | 460 390 600 | 1904 1614 2484 | 0.38 | 2.9 | +18° -5.5° | |
IS-8 | 5.16 | AP HEAT HE | 258 340 68 | 420 360 500 | 2167 1857 2580 | 0.38 | 2.9 | +15° -5° |
E75やVKBと比較するとDPMで勝る一方、精度が微妙に劣っている。金弾貫通力も優っているが、HEATゆえ標準化が働かなかったり、空間装甲に弱いなど欠点も存在する。
IS-8と比較すると単発火力で勝るが、やはり精度で劣っている。
機動性
出力重量比は13.33。機動力は重戦車としては良好で、平地なら50km/h近くで迅速に移動し、先陣を切って前線を形成することも可能である。
後退速度も15km/hと速く、射撃後遮蔽物に素早く身を隠すことができ、近接戦の発生しやすいBlitzでは嬉しい要素である。
一方で旋回性は重戦車中でもあまり高いとは言えない、懐を取られない様に気を付けよう。
総論
この戦車は簡単に言うとIS-8から機動力を若干落とした代わりに単発火力を460に上げた車両であり、強固な砲塔に130mm砲の火力、それなりの機動力、車体上部も軽・中戦車相手ならばそれなりの防御力を発揮しバランスの取れた戦車になっている。
基本的に戦場の最前線に出て、なるべく車体(特に下部)を撃たれないように意識しながら敵に重い1撃を食らわせよう。ただし130mm砲の装填時間は少し長いため、DPMの高い戦車との殴り合いは避けるべきである。
特徴
長所
- 単発火力の高い主砲
- 優れた機動性
- 堅牢な砲塔装甲
短所
- 信頼出来ない車体装甲
- 内部のモジュールが撃たれ弱い(特に弾薬庫)
初期の研究
- 真っ先に最終砲である130mm砲を搭載しておきたいが、130mm砲を載せるには改良砲塔を開発する必要がある。
初期砲・中間砲はTier9戦場で戦うには論外な性能であるので、フリー経験値を投入して両方の開発を最優先で済ませること。 - その後はエンジン→履帯の順に開発すると良いだろう。
歴史背景
1960年代に入ると、政治方針の違いによって中ソ関係は悪化、中国は西側諸国に加えソ連も仮想敵国としてみなさなければならなくなる。これに対応するために防衛戦略を見直し、ソ連との国境に戦車を配備し、大規模な縦深陣地を築く事が決定された。同時に、大陸反抗を主張する台湾と、後援国のアメリカによる大規模上陸の対峙を想定した戦略も固め、これらの案と同時に陸軍戦力の近代化を進める事となった。この決定を受けて、軽戦車、中戦車、重戦車の更新計画、開発が始まるがこの時、重戦車として開発が進んだ物がWZ-111である。WZ-111は試作車の作製に漕ぎ着けたが、主力戦車というカテゴリが台頭し重戦車が消えつつあった時代であり、中国もこれを考慮し、戦車開発の再検討の末、開発を中止してしまった。
当時中国軍は重戦車というとIS-2しか持っていなかった。対するソ連はT-10を配備しており、対ソ防衛戦を想定した際これは問題であった。従ってWZ-111は大きくT-10を意識したデザインになっている。被弾経始を意識した形状により、装甲防御は59式を大きく上回る事に成功した。
エンジンはソ連からライセンス契約をして生産したV-54に、過給器を装備して出力を上げた物を装備し、750馬力を発揮する予定であった。しかしまだ大きな問題を抱えており、試作車は59式の運用実績がある12150Lを装備する事となってしまい、これは520馬力しか発揮出来なかった。ゲーム中ではこの12510Lとこれの強化版を採用しているが、113?でついにこのV-54の強化版を装備する事となる。
また、ゲーム中に反映される事こそ無いが、核兵器による攻撃から守るNBC防護装置を標準装備し、さらに地雷探知機も装備された。かなり意欲的な新機軸を取り込んだ戦車であったが、これ以降これらの装備を継承する中国軍戦車はなかったため、恐らく試作段階に留まったシステムだったのだろう。
コメント
このコメント欄の書き込みはWiki内ではなく、zawazawaに行われます。
書き込みに際し、コメントルールを遵守してください。
コメントルールに違反したコメントを発見した際は反応せず、通報してください。非表示設定にしても通報は行われません。
Mバ報告などは戦果報告板へ。コンテナ(ガチャ)結果などはドロップ報告板へ。
【既存のコメントに関連したコメントをするとき】
既存のコメント文頭にある〇をクリック(選択)してから書き込んでください。
【長文コメントを書き込むとき】
折りたたみ機能を使用してください。詳しくは下記「折りたたみ機能について」を参照してください。
【創作ネタなどを書き込みたくなったとき】
癒しの休憩所 投稿する際の注意とお願い【必読】を熟読した上で図書館一号館/図書館一号館第二棟/図書館二号館のいずれかに書き込んでください。
【コメント内容を修正・削除したいとき】
詳しくは下記「ツリー化を間違えた場合」を参照してください。なおzawazawaでは他人のコメントを編集することはできません。
使用可能な書式はこちら。
- 下、すべて見るからzawazawaにアクセスしてください。
- 下記画像で示されているボタンをクリック。
するとこのように表示される
- 下記画像のように、ラベルと記載されている部分をタイトルに、コンテンツと記載されている部分を本文に置き換える。
- 画像で示されているプレビューボタンを押して問題がなければ送信。
ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
- コメント1に関連したコメント2 -- 2018-09-28 (土) 7:00:00
- コメント1に関連したコメント3 -- 2018-09-28 (土) 8:00:00
- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
この「ツリー化」を行わないと、どのコメントに対する意見なのか分かりにくくなることがあり、混乱を招くため、必ず関連するコメントをするときは「ツリー化」を行ってください。
- ツリー化を行うには既存のコメント文頭にある、〇をクリック(タップ)し、●にしてからコメントを投稿してください。
- zawazawaから投稿する場合は、既存コメント下部の+をクリックし、「>>〇(数字)」と表示された状態にしてからコメントを投稿してください。
ツリー化を間違えた場合
投稿後にツリー化を行うことはできません。
後からツリー化を行う場合は、まず投稿したコメントの末端部分、投稿日時横の「zawazawaで見る」アイコンをクリック(タップ)します。
リンク先で投稿したコメントの詳細表示がされるので、「削除」をクリック(タップ)して、投稿したコメントを削除してから、再度投稿しなおしてください。
ログインするメリットとなりすまし防止
zawazawaによるコメント欄は、もちろんログインせず、誰でも書き込むことが可能ですが、ログインすることにより以下のようなメリットがあります。
- 「なりすまし」が行われない
「なりすまし防止」欄で解説していますが、エイリアスがログインすることにより固定されるため、他人からなりすましをされる可能性が極めて低くなります。 - コメントごとに「通報」を行うことが可能
ログインすることでコメントごとに通報をすることが可能になります。
詳しくは「コメントを通報するには」へ。 - ログインしても匿名性を保てる
通常、ログインするとハンドルネームが表示されてしまいますが、「アカウントと関連付けない」を選択してから投稿すると、ログインしてないコメントと同様に表示されます。
Diffanaと異なり、メールアドレス、Twitterから登録可能で、本Wikiの運営会社(wikiwiki.jp)が運営しているので、比較的信頼度の高いサービスとなっています。
また、zawazawaによるコメント欄では、どのコメントとどのコメントが同一人物なのか、ある程度特定することが可能です。
- 同一かどうか確認するには、まず各コメント欄上部にある「すべて表示」をクリック(タップ)します。
- 各コメントの投稿日時の後ろに、英数字が記載されていますが、これは「エイリアス」といい、ブラウザ、回線等を総合的に判断して乱数によって自動的に設定されます。
このエイリアスを確認することにより、投稿されたコメントがどのコメントと同一人物なのかを判断することができます。
また基本的にブラウザ、回線を変更してもこのエイリアスは変更されないため、なりすまし防止にも役立ちます。
コメントを通報するには
ページと関係ないコメント、他人の誹謗中傷、晒しコメントなど、不適切なコメントはコメントごとに通報することができます。
- 通報を行うには、まず通報したいコメントの末端に表示される、「zawazawaで見る」をクリック(タップ)します。
- 当該のコメントがzawazawaで表示されるので、「通報...」をクリック(タップ)します。
なお通報する際はzawazawaアカウントでのログインが必要ですが、通報自体は匿名で行われます。
- 通報の理由を記入し(任意)、送信をします。
また通報用フォームや運営掲示板から通報をすることも可能です。
過去のコメントはアーカイブから参照してください(表示されている場合のみ)。