WZ-111 model 1-4

Last-modified: 2023-08-30 (水) 18:35:40


Tier 9 中国 重戦車 WZ-111 model 1-4 / 略称:WZ-111 1-4

_20181008_221545.JPG
 
その他の装備、画像
_20181008_221602.JPG
_20181008_221618.JPG
初期砲+後期砲塔
_20181008_221643.JPG
初期砲+初期砲塔
WZ-111H.jpeg
 

中国のTier9重戦車。
車輌特性としてはIS-8に近いが、此方はより単発火力に優れた130mm砲を装備できる。

 

直近90日の平均勝率:49.74%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。

基本性能(v7.5.0)

車体Tier国籍タイプ耐久値
(HP)
車体装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
最高
速度
(km/h)
初期
重量
(t)
本体価格
(クレジット)
WZ-111 model 1-4IX中国重戦車1980~2100120/120/6045/1543.973,500,000 cra.png
 

武装

砲塔:IS-3(初期)

Tier名称発射
速度
(rpm)
弾種平均
貫徹力
(mm)
平均
攻撃力
DPM
(HP/分)
精度
(m)
照準
時間
(s)
総弾数弾薬費
(Cr/G)
重量
(kg)


IX100 mm 62-100T7.06AP
APCR
HE
215
265
50
310
260
420
2189
1836
2965
0.382.5501050 cra.png
4000 cra.png 10 gda.png
750 cra.png
2,557+19°
-5°
 

砲塔:WZ-111(後期)

Tier名称発射
速度
(rpm)
弾種平均
貫徹力
(mm)
平均
攻撃力
DPM
(HP/分)
精度
(m)
照準
時間
(s)
総弾数弾薬費
(Cr/G)
重量
(kg)


IX100 mm 62-100T7.50AP
APCR
HE
215
265
50
310
260
420
2325
1950
3150
0.372.3501050 cra.png
4000 cra.png 10 gda.png
750 cra.png
2,557+23°
-5°
X130 mm 59-130T4.29AP
HEAT
HE
246
320
65
460
390
600
1973
1673
2574
0.402.9401118 cra.png
4800 cra.png 12 gda.png
978 cra.png
3,090
 

砲塔

Tier名称装甲厚(mm)
前面/側面/背面
旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
VIIIIS-3220/110/1102625011,500
IXWZ-111230/120/602325012,000
 
射界全周
 

エンジン

Tier名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
VIII12150L55012750
IX12150LS58012750
X12150LT60012750
 

履帯

Tier名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
VIIIWZ-11148.002010,000
IXWZ-111 model 448.002410,000
 

乗員

  1. Commander(Radio Operator)
  2. Driver
  3. Gunner
  4. Loader
 

派生車両

派生元:WZ-110
派生先:WZ-113

 

開発ツリー

WZ-110WZ-111 model 1-4
150,000fa.png
Gun.png
122 mm D-25T
Gun.png
100 mm 62-100T
?fa.png
WZ-113
200,000fa.png
6,100,000cra.png
turret.png
IS-3
turret.png
WZ-111
24,000fa.png
Gun.png
130 mm 59-130T
66,000fa.png
engine.png
12150L
engine.png
12150LS
33,000fa.png
engine.png
12150LT
46,000fa.png
suspension.png
WZ-111
suspension.png
WZ-111 model 4
24,200fa.png
 

fa.png:必要経験値
cra.png:必要クレジット

 

解説

v4.9で追加されたTier9中国重戦車。
最低限の装甲は確保した上で、走と攻に重点を置いた性能となっている。

装甲

車体装甲
正面上部の楔形でない部分(操縦席部分と車体先端部分)は鋭利な傾斜により実質300mmを超える。一方楔形部分は傾斜込みでも220mm程度の防御力であり、同格以上の相手には心もとない。また、IS-3と同じように昼飯の角度をつけるとかえって装甲厚が減少する点には注意である。
下部も上部と同じ120mmであるが、傾斜が緩いため実質170mm程度と弱点となっている。格下相手でも楽に抜かれてしまうので、出来るだけ隠す必要がある。

側面最上部は120mm、それより下は均一な80mm。張り出し部分にIS-3のような30mmの空間装甲があり、この部分の裏装甲は、真横や下から撃たれない限りは常にAPの強制跳弾角度に達しているため、とても強靭。

側面上部を活かしたいが・・・

本車両の履帯裏上部は約80mmで最低限の厚さがあるが、下部は30mm+傾斜で約48mmしかない。格下の90mm砲クラスならば角度に気をつければ豚飯などが有効ではあるが、同格LTMTの105mm砲の通常弾以上からは容易に抜かれてしまう。
*なお格下でも122mm砲以上だと履帯裏下部を普通に撃ち込まれるため注意(IS-3Chimeraなど)

そのため、同格以上だと豚飯などの防御姿勢をしてもこの弱点を知ってる相手だと無意味である。
側面上部の強みを活かしたいが履帯裏が非常に脆いため接近戦に持ち込んで側面上部を撃たせるようにするか、車体を隠してハルダウンをするのが無難だろう。
なお、同じティアのIS-8も本車のような履帯裏下部の薄さがあるため気をつけよう。

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↑履帯裏下部の部分。格下相手でも気を抜けない弱点となっている。

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T-54 100mm D-10T2C砲の視線。
車体を5°傾けてるが、通常弾201mmであっても履帯裏下部が容易に抜けると分かる。

 

砲塔装甲
初期砲塔は「IS-3」とあるように、ソ連のIS-3の砲塔と同一。正面が249mmあるが、装甲の薄い部分の面積が広い上、天板が20mmと極めて薄いのであまり防御性能を期待できない。さらに最終砲を積むことも出来ないため、この砲塔で出撃する意義は一切ない。
改良砲塔正面は230mmで、初期砲塔より数値上は下がっているが、より引き締まった傾斜になり装甲の薄い部分の面積も減るため、防御力は格段に上がる。具体的には(傾斜込みで)殆どの部分が300mm超えとなる。一方キューポラは大型化し、150mm+微傾斜で弱点となっている。車体を細かく前後に動かすなどして狙いを付けさせないことが必要である。

 

主砲

110から引き継ぐ100mm砲と本車輌で新たに追加される130mm砲があるものの、Tier9重戦車の主砲として100mm砲は単発火力・貫通力共に論外な性能であるため早急に130mm砲を開発しよう。
130mm砲を搭載する為には改良砲塔の研究も必要となる。

130 mm 59-130T
通常弾の単発火力は460ダメージで、これは入手手段が限られるKpfPz 70を除けば、Tier9ドイツ重戦車と並ぶトップクラスの数値である。
課金弾は再びHEATに戻ったものの、貫徹力も320mm(砲弾調整をすれば352mm)に上がっているため、履帯や空間装甲に当たらないように注意して射撃すれば格上相手でも貫通で困る事はほとんどないだろう。
また、榴弾は貫徹力が低いものの、貫通すれば600ものダメージを叩き出す。WT auf Pz.IV等極端に装甲の薄い車輌と対峙した時の為に何発か積んでおくと良い。
幸い最大所持弾数は40発と多めであり、砲弾の配分はかなり余裕を持って調整出来る。
高い火力の代償に精度と砲俯角は中華戦車おなじみの劣悪っぷりで、特に精度はTier9重戦車中ブービーである。照準の拡散はそこまで激しくないので、少しでも精度を上げる為に精密砲身の拡張をお勧めする。
俯角は5度と前身から1度劣化しているものの、中華戦車に乗り続けている諸君ならば十分問題なく扱えるであろう。一方仰角は何故か23度とかなり大きく取れる。

他HTとの比較

単発火力が同じE75とVKB、更に車輌特性の似たIS-8と砲性能を比較する。

車輌名発射
速度
(rpm)
弾種平均
貫徹力
(mm)
平均
攻撃力
DPM
(HP/分)
精度
(m)
照準
時間
(s)


WZ-1114.29AP
HEAT
HE
244
340
65
460
390
600
1973
1673
2574
0.42.9+23°
-5°
E754.14AP
APCR
HE
246
311
65
460
390
600
1904
1614
2484
0.382.9+15°
-8°
VKB4.14AP
APCR
HE
246
311
65
460
390
600
1904
1614
2484
0.382.9+18°
-5.5°
IS-85.16AP
HEAT
HE
258
340
68
420
360
500
2167
1857
2580
0.382.9+15°
-5°

E75やVKBと比較するとDPMで勝る一方、精度が微妙に劣っている。金弾貫通力も優っているが、HEATゆえ標準化が働かなかったり、空間装甲に弱いなど欠点も存在する。
IS-8と比較すると単発火力で勝るが、やはり精度で劣っている。

 

機動性

出力重量比は13.33。機動力は重戦車としては良好で、平地なら50km/h近くで迅速に移動し、先陣を切って前線を形成することも可能である。
後退速度も15km/hと速く、射撃後遮蔽物に素早く身を隠すことができ、近接戦の発生しやすいBlitzでは嬉しい要素である。
一方で旋回性は重戦車中でもあまり高いとは言えない、懐を取られない様に気を付けよう。

 

総論

この戦車は簡単に言うとIS-8から機動力を若干落とした代わりに単発火力を460に上げた車両であり、強固な砲塔に130mm砲の火力、それなりの機動力、車体上部も軽・中戦車相手ならばそれなりの防御力を発揮しバランスの取れた戦車になっている。
基本的に戦場の最前線に出て、なるべく車体(特に下部)を撃たれないように意識しながら敵に重い1撃を食らわせよう。ただし130mm砲の装填時間は少し長いため、DPMの高い戦車との殴り合いは避けるべきである。

 

特徴

長所

  • 単発火力の高い主砲
  • 優れた機動性
  • 堅牢な砲塔装甲

短所

  • 信頼出来ない車体装甲
  • 内部のモジュールが撃たれ弱い(特に弾薬庫)

初期の研究

  • 真っ先に最終砲である130mm砲を搭載しておきたいが、130mm砲を載せるには改良砲塔を開発する必要がある。
    初期砲・中間砲はTier9戦場で戦うには論外な性能であるので、フリー経験値を投入して両方の開発を最優先で済ませること。
  • その後はエンジン→履帯の順に開発すると良いだろう。

歴史背景

格納

1960年代に入ると、政治方針の違いによって中ソ関係は悪化、中国は西側諸国に加えソ連も仮想敵国としてみなさなければならなくなる。これに対応するために防衛戦略を見直し、ソ連との国境に戦車を配備し、大規模な縦深陣地を築く事が決定された。同時に、大陸反抗を主張する台湾と、後援国のアメリカによる大規模上陸の対峙を想定した戦略も固め、これらの案と同時に陸軍戦力の近代化を進める事となった。この決定を受けて、軽戦車、中戦車、重戦車の更新計画、開発が始まるがこの時、重戦車として開発が進んだ物がWZ-111である。WZ-111は試作車の作製に漕ぎ着けたが、主力戦車というカテゴリが台頭し重戦車が消えつつあった時代であり、中国もこれを考慮し、戦車開発の再検討の末、開発を中止してしまった。

 

当時中国軍は重戦車というとIS-2しか持っていなかった。対するソ連はT-10を配備しており、対ソ防衛戦を想定した際これは問題であった。従ってWZ-111は大きくT-10を意識したデザインになっている。被弾経始を意識した形状により、装甲防御は59式を大きく上回る事に成功した。
エンジンはソ連からライセンス契約をして生産したV-54に、過給器を装備して出力を上げた物を装備し、750馬力を発揮する予定であった。しかしまだ大きな問題を抱えており、試作車は59式の運用実績がある12150Lを装備する事となってしまい、これは520馬力しか発揮出来なかった。ゲーム中ではこの12510Lとこれの強化版を採用しているが、113?でついにこのV-54の強化版を装備する事となる。
また、ゲーム中に反映される事こそ無いが、核兵器による攻撃から守るNBC防護装置を標準装備し、さらに地雷探知機も装備された。かなり意欲的な新機軸を取り込んだ戦車であったが、これ以降これらの装備を継承する中国軍戦車はなかったため、恐らく試作段階に留まったシステムだったのだろう。

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