Tier 9 イギリス 駆逐戦車 Tortoise(トータス)
英国が誇る重装甲駆逐戦車。高DPMの砲とTDにしては高いHPを持ち、安易に飛び出してきた敵には格上重戦車であっても大損害を与えることができる。
相変わらず銃塔部が弱点だが、俯角と射界が広く取れる為、ある程度は銃塔を隠すように立ち回ることができる。
豊富なHPのお陰で、前身よりもダメージ交換でのゴリ押しがしやすくなった。
公式の解説
Tier IX 駆逐戦車 Tortoise は弱い装甲にかわり、高い攻撃力とHPプールを持ちます。しかし、その名の通り機動力自体は変わらず低くなっています。
直近90日の平均勝率:50.45%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v7.4.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (クレジット) |
Tortoise | IX | イギリス | 駆逐戦車 | 1800 | 228/152/101 | 20/10 | 77.00 | 3,500,000 |
---|
武装
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
VIII | OQF 32-pdr AT Gun | 10.91 | AP APCR HE | 230 242 50 | 300 260 350 | 3273 2837 3819 | 0.33 | 1.9 | 60 | 630 4400 11 250 | 2,972 | +20° -10° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
IX | OQF 20-pdr AT Gun Type B Barrel | 15.00 | AP APCR HE | 226 258 42 | 225 190 300 | 3375 2850 4500 | 0.30 | 1.7 | 70 | 680 4400 11 170 | 1,282 | ||
X | 120 mm AT Gun L1A1 | 7.79 | AP APCR HE | 259 326 120 | 400 340 515 | 3116 2648 4012 | 0.31 | 2.2 | 50 | 1060 4400 11 1200 | 2,850 |
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
IX | Tortoise | - | 26 | 250 | - |
---|
射界 | 左20° / 右20° |
---|
エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
VIII | Rolls Royce Meteor Mk.V | 650 | 20 | 744 |
---|---|---|---|---|
IX | Rolls Royce Meteor M120 | 810 | 20 | 744 |
履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
VIII | Tortoise | 81.00 | 20 | 20,000 |
---|---|---|---|---|
iX | Tortoise Mk. II | 81.00 | 22 | 20,000 |
乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Radio Operator
- Loader
派生車両
派生元:AT 15
派生先:FV215b (183)
開発ツリー
AT 15 | ━ | Tortoise 161,000 | ━ | OQF 32-pdr AT Gun | ━ | OQF 20-pdr AT Gun Type B Barrel 56,250 | ━ | 120 mm AT Gun L1A1 75,000 | ━ | FV215b (183) 293,750 6,100,000 |
━ | Rolls Royce Meteor Mk.V | ━ | Rolls Royce Meteor M120 33,750 | |||||||
━ | Tortoise | ━ | Tortoise Mk.II 26,630 |
:必要経験値
解説
これまでのATシリーズで培われたノウハウを結集して生み出された、イギリス重駆逐戦車の決定版とも言える存在。tortoise(トータス)は「陸亀」を意味する単語で、厚い装甲に覆われた鈍足戦車という意味では正に亀そのものである。
まず目に入るのは高い耐久力である。1800という数値はTier9駆逐戦車トップであり、かつては一部の同Tierの重戦車と同程度の体力があった・・・のだが、重戦車のHPが一斉に上げられたことによって現在は若干差が開いている。*1
そしてこの車両の最大の魅力は、ゲーム中でもトップクラスのDPMを誇る主砲120 mm AT Gun L1A1にある。弾速もそれなりにあるので遠距離狙撃はお手の物。
DPMはかつては全車両中トップであったが、度重なるバージョンアップによって同格駆逐のJagdtigerとSU-122-54に抜かれてしまった上、Ver7.4にて前身が単発火力バフを受けて本車のDPMを上回るようになったため、現在DPMはゲーム中第4位。それでも駆逐相応の高い火力は相変わらずであり、迂闊に突っ込んできた相手には高いDPMで体力をゴリゴリ削ることができる。
砲
いずれの砲もイギリス製らしい高精度、速射性、優秀な照準速度を備えているものの、初期・中間砲はTier9の駆逐戦車とは思えないくらい単発ねぇ・貫通ねぇオラこんな砲嫌だ~なんてなりかねないので絶対に乗せないようにしよう。
本車両は最終砲の砲性能がすべてと言っても過言ではない為、早急に最終砲に換装しよう。
- 120 mm AT Gun L1A1
最終砲、とても優秀な発射速度を有している。ただし単発火力は同格駆逐の中では最低値であり、それ故DPMもTier9戦車中No.3の位置に落ち着いている。(というよりかはtier9駆逐のDPMが化け物なだけ)
貫通力は通常弾が259mm、課金弾が326mmと駆逐らしく良好で、比較的良い精度も相まって敵戦車が抜けずに困ることはほとんどないだろう。
また榴弾には貫通力120mmのHESHが用意されている、装甲の薄い部分を見せている相手にはバシバシ打ち込んでいこう。
さらに、砲の射界と仰俯角が大きく取る事が可能なため、無砲塔の駆逐戦車としては柔軟性に優れている点は見逃せない。20度もの昼飯を取りながら射撃ができるのは他の無砲塔駆逐戦車には出来ない強みである。
機動性
相変わらず低速ではあるが、旋回、加速共に重駆逐として最低限戦闘に困らない程度の性能は確保されており、少なくとも本車と同じコンセプトのT95よりは遥かに自由度が高くなっている。とはいえ、孤立してしまえばあっさりと敵に翻弄されてしまう事に変わりはないので注意したい。
装甲
かつては格下相手でも課金弾を使用されると容易に貫通されてしまう程の薄さで、「Jagdtigerのエサ」や「紅茶砲に乗るための最後の関門」、「鈍足経験値BOX」などと苦行戦車としてユーザーからは敬遠されがちだったが、ver8.7で大幅にバフされ、車体正面は素で254mm、戦闘室は左右共に203mm、機銃塔周りも253mmと非常に堅牢になった。正面からでもほとんどの部分が260mm~300mm程あり、昼飯をすればほぼ全ての部分が300mm以上と格下同格であれば重戦車の課金弾も貫通を許さないだろう。しかし格上相手では真正面からであれば課金弾で簡単に抜けてしまうため、非常に厚くなった装甲もあって拡張パーツは装甲上げも十二分に効果はある。
補足だが、キューポラもver8.7によるバフの影響で素で203mm
あり、大部分はほとんど傾斜がかからないため相変わらず弱点ではあるものの、キューポラの付け根は地味に傾斜が強く、300mmを超えるため、謎弾きを誘発することも。
総評
総評として、本車は待ち伏せや防衛を基本とする駆逐戦車のセオリーに囚われない、攻めの戦闘スタイルも行える車両と言えるだろう。足の遅さから出遅れてしまいがちだが、圧倒的な手数と多少の攻撃ではビクともしない耐久力で、膠着状態に陥った戦線に穴を空けてしまえるだけの戦闘力を誇る。しかしこのツリー特有の鈍足という特性から、近距離戦は今までのATシリーズ同様ご法度で、序盤は自慢の精度と装甲を生かした中・遠距離戦を挑むのがいいだろう。
中盤以降、敵の車両が減ってきたら、孤立しないよう常に注意を払いつつ、味方との連携を意識し彼らを引っ張って大胆に切り込んでいけば、自ずと高い戦果が付いて来るはずだ。(無論、小隊を組むなりしない場合は連携など取れないことがほとんどだが)
特徴
長所
- Tier9駆逐戦車中トップタイのHP
- 同格戦車も寄せ付けない堅牢な装甲
- Tier9車両中3位のDPM(上はこいつとこいつ)
- Tier9車両中2位の砲精度(1位はこいつ)
- 榴弾が貫通力120mmのHESH
- 俯角が10°、仰角と射角が20°取れ、砲の可動範囲が非常に広い
- かっこいい
短所
- 劣悪な移動性能
- 同格TD中最低の単発火力
- 前身から劣化したDPM
- TDとしてはよろしくない隠蔽率(Tier9TDブービー、下はこいつ)
- 大きな機銃塔(装甲200mm程度)に装填手の当たり判定がある
- 同格に大きなライバルが居る(砲の自由度とHESHで頑張るTortoise)
初期の研究
- 最終砲性能が全てと言っても過言ではないため、ありったけのフリー経験値を投入して最終砲開発を急ごう。以降はエンジン→履帯の順に開発すること。
- 最終砲はConwayの初期砲と同一なので並行して開発していると楽。またエンジンはCaernarvonと互換する。
歴史背景
トータス重駆逐戦車(-じゅうくちくせんしゃ、Tank, Heavy Assault, Tortoise (A39))はイギリスの重駆逐戦車である。第二次世界大戦中に設計開発されたが、量産には移されなかった。本車は強固な防御地帯の敵兵力を排除する用途に開発された結果、機動性より防御能力を重視した。
1943年の初め、連合軍は将来、ヨーロッパで侵攻を企てたところの相当数の抵抗勢力が、ジークフリート線のような強固に要塞化された地帯で敵と戦うことになるだろうと予想していた。そこで新しいクラスの車両が出現した。これは駆逐戦車として成形され、防御能力が機動力よりも優先された。
当初、開発作業はクロムウェル巡航戦車を原型とするエクセルシアー重突撃戦車と、バレンタイン歩兵戦車を基礎にするヴァリアント歩兵戦車に集中された。さらにチャーチル歩兵戦車の装甲をアップグレードするプログラムもあった。
1943年4月、陸軍大臣と軍需省は、駆逐戦車用の仕様の不明確な共同契約書を出した。それは強固に防御された地帯で作戦を行う、特別な目的を持つ車両であり、第79装甲師団の専門部隊に配備するものとされた。
ナッフィールド・オーガニゼーションでは1943年5月から1944年2月の間に、18通りの別々の設計(AT1からAT18まで)を立案して応えた。各設計案はどれも前のものより大きく重たいものに変更されていった。1944年2月にはAT16が設計完了され、戦車委員会によって25両をモックアップの段階から試作研究を経ず直接生産するという提案が承認された。それは本車を1945年9月には作戦投入可能にするという内容であった。25両の生産命令が陸軍省によって出され、作業が開始された。
戦争終結後、製造数が減らされ、本車は6台だけが生産された。試みにドイツへの輸送試験が行われ、そこでは機械的信頼性、機関の十分な強力さ、砲台としての安定性が判明したが、80tの大重量と3mの全高は輸送の難しさを証明した。
搭乗員の内訳は、車長、操縦手、砲手、2名の32ポンド砲装填手、2名の機関銃手である。内部的には3つの区画に分割されている。トランスミッションが前部にあり、搭乗員は中央部に位置し、ロールスロイス・ミーティアエンジンが後部に収容された。両側面の緩衝装置はそれぞれ4組のボギーで構成された。ボギー1組は2組の転輪からなり、転輪のペアはトーションバーに接続された。
本車のメリット・ブラウン操行変速機は逆進装置を装備し、それによって前進とほぼ同等の速さで後進できた。
オードナンス QF 32ポンド砲の設計は、イギリス軍の3.7インチ高射砲を改造したものである。弾薬は装薬分離形式であり、弾頭は32ポンド(14.5kg)被帽徹甲弾を使用した。 射撃試験では、本砲は約1000ヤード(914m)からドイツ陸軍のV号戦車パンター?を撃破した。 32ポンド砲は、補助動力付きの砲架に装備され、射界は限定されていた。砲架は、従来型のトラニオン(砲耳)を用いず、車体前面に突き出た大型球形砲架を通して装着され、255mmの装甲で防御された。その左側の球形装甲銃架にはBesa機関銃が据え付けられた。さらに2挺のBesa機関銃が 車体天井の右側に位置する銃塔に装備された。
6両作られたトータスのうちの1両が残存。イギリスのボービントン戦車博物館でレストアされ、今も稼動状態で保管されている。
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ツリー化、枝化とは?
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