Tier 7 ソ連 中戦車 T-43
対戦車火力を強化したドイツ軍に対抗し、T-34と共通の部品を用いつつ重戦車並の装甲を持たせた中戦車。
T-34の問題はドイツ新戦車群に無力な砲であると結論され開発は中止されたが、代わるT-34-85の開発で本車の砲塔の設計が利用された。
直近90日の平均勝率:51.99%(2023年9月7日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v4.8.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (クレジット) |
T-43 | VII | ソ連 | 中戦車 | 1050~1150 | 75/75/75 | 51 | 33.13 | 1,355,000 |
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武装
砲塔:T-43 mod. 1942
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
VI | 85 mm S-53 | 10.90 | AP APCR HE | 126 167 43 | 200 170 300 | 2180 1853 3270 | 0.42 | 2.9 | 60 | 109 2800 7 98 | 1,550 | +26° -8° |
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砲塔:T-43 mod. 1943
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
VI | 85 mm S-53 | 11.32 | AP APCR HE | 126 167 43 | 200 170 300 | 2264 1924 3396 | 0.42 | 2.9 | 60 | 109 2800 7 98 | 1,550 | +26° -8° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VII | 85 mm D5T-85BM | 10.90 | AP APCR HE | 144 194 44 | 200 170 300 | 2180 1853 3270 | 0.37 | 2.3 | 48 | 175 3200 8 139 | 1,850 |
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
VI | T-43 mod. 1942 | 80/80/60 | 48 | 250 | 7,000 |
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VII | T-43 mod. 1943 | 90/90/90 | 46 | 250 | 8,400 |
エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
VI | V-2-34M | 520 | 15 | 750 |
---|---|---|---|---|
VIII | V-2-44 | 560 | 12 | 750 |
VIII | V-54K | 600 | 12 | 750 |
履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
VI | T-43 | 37.30 | 45 | 6,400 |
---|---|---|---|---|
VII | T-43 mod. 1943 | 37.30 | 48 | 6,400 |
乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Loader
- Loader
- Radio Operator
派生車両
開発ツリー
T-34-85 | ━ | T-43 26,200 | ━ | 85 mm ZiS S-53 | ||||||
━ | T-43 mod. 1942 | ━ | T-43 mod. 1943 7,105 | ━ | 85 mm D5T-85BM 18,290 | ━ | T-44 93,653 2,390,000 | |||
━ | V-2-34M | ━ | V-2-44 17,000 | ━ | V-54K-ML 22,420 | |||||
━ | T-43 | ━ | T-43 mod. 1943 7,960 |
:必要経験値
解説
十分な火力・機動力を維持しながら、防御力に優れた扱いやすい中戦車。
砲
- 85 mm D5T-85BM
砲は前身から据え置きで、引き続き中戦車としては高めの単発火力だが、貫通力はTierが上がったことにより不足気味になっており、課金弾を多めに搭載する必要がある。
一方でDPMが強化されており、同格85mmクラスの砲としては最も火力に優れる。DPMで劣るなら単発で、単発で劣るならDPMで勝負と立ち回りを切り替えることが可能である。
また、俯角は8度とソ連にしてはとれる方でハルダウンも十分可能。
装甲
砲塔正面は90mmの防盾と重なる部位で広く180mm以上と、同格以下には十分な防御力を有する。
防盾中央および脇は90mmだが、左右運動をすれば防盾のほか、丸みを帯びた外縁部でも弾く可能性がある。
全周75mmの車体装甲は、正面は実質120mmと不足気味。
一方で側面装甲は中戦車としてはかなり厚く、豚飯だけでなく昼飯でも側面に当たれば弾くことが可能。高い旋回性を生かして車体を振ることでミスショットを誘うことができる。
背面装甲も75mmあるため中戦車としてはかなり榴弾に強いほか、シビアだが格下相手には逆豚も一応可能である。
機動性
加速はやや鈍いものの、速力、旋回性とも十分で、中戦車らしい立ち回りが可能。
旋回速度は同格トップクラスだが、NDKをするにはやや加速力が不足気味であるため相手を見極める必要がある。
立ち回り方
偵察をはじめ、中戦車らしく立ち回ることができるのに加えて装甲やDPMを活かした立ち回りも可能。
ハルダウンは格上には通用しないことがあるのに注意する必要があるが、豚飯はそれなりに強力である。
またMT相手でなければDPM勝負に持ち込むこともできる。75mm砲よりは装填が遅いため履帯ハメ自体はやや苦手だが、単発火力があるので一撃で履帯を切断可能。
特徴
長所
- そこそこ弾く砲塔装甲(過信は禁物)
- 中戦車では破格の全周75mm装甲で至近距離での格闘戦に強い
- ソ連戦車にしては良好な俯角8度
- 非常に優れた旋回速度(48度)
- 最終砲は前身で開発済みなので乗り出しが楽
- どこか愛着が湧くボディ
短所
- 頼りない車体前面装甲
- 同Tier最低クラスの貫徹力の砲(金弾を多用することになりやすい)
- Tier7の中戦車ではやや控えめな加速と最高速度(51km/h)
初期の研究
- 前身の開発を全て済ませていれば、開発が必要なモジュールが少ないので乗り出しは楽だと思われる。ただし、改良砲塔を積まないと最終砲は搭載できないので砲塔は最優先で研究しよう。また、機動性も確保するよう、最終エンジン開発も行おう。
歴史背景
T-43(ロシア語: Т-43)は、第二次世界大戦中にソビエト連邦で試作された中戦車である。T-34中戦車およびKV-1重戦車を共に更新することを想定していた。T-43中戦車は従来の戦車よりも装甲を重視した設計であったが、その後ナチス・ドイツの戦車技術に対抗するには強力な火力こそが必要と判断され、より重武装のT-34-85中戦車が採用されたことでT-43中戦車のプロジェクトは中止された。
1939年12月に制式採用されたT-34中戦車はすぐさまソ連邦機甲戦力の主力となり、大量に生産された。しかし1942年5月以降はドイツ軍で新型戦車砲7.5 cm Kw.K. 40の本格投入が始まり、T-34中戦車が遠距離からいとも簡単に破壊されるようになる。
1942年6月、ソ連邦装甲車両総局(GABTU)では2つの戦車設計局に対して重戦車並の装甲とT-34中戦車並の機動力を兼ね備える「多用途戦車」を設計するように要求した。チェリャビンスクのSKB-2重戦車設計局ではKV-13と呼ばれる設計が始まり、この設計案は後にスターリン重戦車シリーズの原型となった。一方、ニジニ・タギルのウラル車輌工場(英語版)ではT-43戦車の開発を開始した。当時、同工場にはT-34中戦車などを設計したモロゾフ設計局が統合されていた。T-34中戦車の増産が優先されたこともあり、最初のT-43試作車両が完成したのは1943年3月になってからであった。
T-43戦車の全体的な設計はT-34中戦車とよく似ているが、装甲の配置や砲塔の形状が改められている。またT-34中戦車のクリスティー式サスペンションよりも空間効率が高いトーションビーム式サスペンションが組み込まれ、新型の5速ギアボックスが搭載されている。砲塔は3人用で、全方位を見渡せる戦車長用キューポラが備えられている。1943年型T-34中戦車の六角形砲塔と比べると、T-43戦車の装甲は70~90mmまで増加し、また車体も前面47mm、側面60~75mmと強化されていた。生産効率を高める為に主砲はT-34中戦車と同じF-34 76mm戦車砲を採用し、全部品のうち70%はT-34中戦車のものと互換性があった。しかしクビンカ(英語版)での試験結果は芳しくなく、T-43戦車はT-34中戦車ほどの機動性を確保することは叶わず、また強化された装甲もドイツ製88mm砲に耐えうるものではないと判断された。
クルスクの戦いの後、ソ連邦の戦車設計者らはT-34中戦車の最大の欠点とは装甲ではなく、76.2mm主砲がドイツ製タイガー戦車やパンター戦車に対して無力であることと結論付けた。その後、より強力な85mm主砲を搭載したT-34-85中戦車が設計され、T-43戦車のプロジェクトは中止された。なお、T-34-85中戦車に搭載された新型砲塔は、T-43戦車の砲塔を基に再設計したものであった。
ドイツ側では事前に得ていたソ連邦の戦車開発に関する情報から、当初T-34-85中戦車を「T-43戦車」として識別していた。
コメント
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ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
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- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
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