Tier 8 ソ連 中戦車 STG
ソ連のTier8課金中戦車。
同格の中華中戦車兄弟と同じく爆速照準122mm砲を装備する。
機動力こそこの2輌に勝っているものの、その代償か金弾の貫通力がかなり低いという弱点を抱えている。
適用中は車両名が「STG Guard」となる。
直近90日の平均勝率:53.56%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v8.6.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (クレジット) |
STG | VIII | ソ連 | 中戦車 | 1400 | 100/45/45 | 50/20 | 34.00 | 0,000,000 |
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実用出力重量比(hp/t) | 17.6 |
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武装
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
VIII | 122 mm D-25TS | 4.00 | AP APCR HE | 180 225 61 | 400 340 500 | 1669 1418 2086 | 0.384 | 1.05 | 35 | 0 4000 10 0 | - | +17° -5° |
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砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
VIII | STG | 210/70/45 | 45 | 250 | - |
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射界 | 全周 |
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エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
VIII | VAMM V12 | 600 | 00 | - |
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履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
VIII | STG | 38.00 | 50 | - |
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乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Loader
解説
戦後、ソ連の戦車製造学校でGremyakinという人物が設計した後部砲塔戦車の計画案である。
そこそこの良好な機動力に硬い砲塔と爆速照準の主砲といった特徴を持つが、後部砲塔にもかかわらず車体側面の薄さや切り欠き部分の存在から豚飯に向いていない上に、課金弾の貫通力が不足しているなど非常に癖が強い車輌に仕上がっている。
装甲
- 砲塔
砲塔はお椀型で避弾経始に優れている。防盾は小さいが本装甲に空間装甲が重なり、傾斜も加えると450mm以上の実質装甲厚を持ち非常に強固である。
砲塔正面の装甲厚は砲身に近い垂直部分に近づくほど厚くなっている仕様で一番傾斜の緩い防盾下でも実質235mmほどが確保されている。大部分の砲塔正面は実質270mm~380mmほどでかなりの防御力を誇る。
それでも低い車高と傾斜で防御力を増している関係で撃ち下ろしには弱いため注意しよう。キューポラは3つあるが弱点となる大きいものは向かって左の1つであり、実質135mm~175mmと格下からでも安定して貫通可能である。
後部砲塔である本車がハルダウンしている状況はさして多くないと思われるが、相手にする際に覚えていて損はないだろう。 - 車体
車体上部は100mmあるものの傾斜が緩いため、実質140mm前後しかなく格下の通常弾であっても弾くことは稀である。一方で車体下部は装甲厚こそ75mmしかないが傾斜がキツく160mm程と上部より厚くなっており、狙うなら上部の方が良い。そして、もともと全体的に薄いが車体正面最上部は天板判定なのか30mmと非常に薄く口径が90mmを超える砲弾には強制貫通される。幅こそは狭いものの高精度の砲はもちろんのこと、ハルダウンする時にはみ出しやすく、敵が少し乗り出せば撃ててしまう。打ち下ろされるとさらにその範囲は広まるため、注意が必要。貫通アシストのあるblitzではこの弱点とその範囲が一目瞭然のため、ハルダウン中も警戒を怠らないように。
後部砲塔であることから豚飯に適正があるかと思いきや側面は45mmしかなく90mm砲には2倍、135mm*1以降の砲口経からは3倍ルールが適応され実際の豚飯は強制跳弾頼みのシビアな角度となる。
しかも車体前方にある切り欠きは昼飯や豚飯の際には傾斜が緩くなってしまい、たとえ強制跳弾角の豚飯をしていてもこの部分は実質140mmもない状態になり容易に貫通される恐れがある。
上記のことから豚飯をする際には相当に正確な姿勢を要求される。
主砲
- 122mm DT-25TS
単発火力400と同格中戦車はおろか一部重戦車をも上回る火力の122mm砲を装備。
この手の大口径主砲にありがちな劣悪照準などは一切無く、中華中戦車のようにデフォルトで照準速度は1.05秒とゲーム内トップクラスの数値で、咄嗟の飛び出し撃ちや接近戦での弱点狙撃などに不満を感じることはないだろう。ただし照準拡散が凄まじく少しでも動いたらレティクルは最大値になるので走行間の射撃は禁物である。ただし、同じ爆速照準持ちの中華中戦車(T-34-3&T-34-2)よりは照準拡散が抑えられている。
122mm砲ということで精度自体も悪く、弾速も通常弾・課金弾共に遅いので遠距離の戦いは少し苦手。しっかりと相手戦車にある程度接近し爆速照準を活かした高火力の一撃を叩き込もう。次に貫通面だが、これが曲者で運用に支障が出るほどの本砲最大の問題点である。
通常弾こそ貫通180mmと中華中戦車兄弟より5mm貫通力が優れているものの、課金弾の貫通力は何と225mmしかない。
中華兄弟とは異なり、弾種はAPCRであるため砲弾調整を搭載しても236mmまでしか伸びず、Tiger IIの様な重装甲戦車に正面から対峙してしまうとダメージを与えることが不可能で地獄を見ることになる。
APCRであるので傾斜や空間装甲に強いという利点こそあるものの、純粋な貫通力の低さ故に比較的重装甲のT-54 first prototypeやT26E4 SuperPershingですら正面からだと安定してダメージを入れるのは難しく、5度しか取れない貧弱な俯角も相まって本車両の運用の難しさを高める一因となっている。
加えて装填速度もかなり遅く再装填時間は14.38秒、DPMはTier8の全戦車内で最下位タイ*2という劣悪さである。防御力の高くない本車が高DPM車両の多いTier7中戦車と格闘戦をすると撃ち負けてしまうので、攻勢を仕掛ける際は慎重に吟味してからにすること。※Wikiの数値からコピペしましたが、数値間違ってるかも
Tier 車輛名 発射
速度
(rpm)弾種 平均
貫徹力
(mm)平均
攻撃力DPM
(HP/分)精度
(m)照準
時間
(s)総弾数 弾薬費
(Cr/G)俯
仰
角VIII STG 4.17 AP
APCR
HE180
225
61400
340
5001669
1418
20860.384 1.05 35 0
4000 10
470+17°
-5°T-34-2 4.17 AP
HEAT
HE175
250
61400
340
5001669
1418
20860.412 1.15 40 0
4000 10
0+15°
-5°T-34-3 4.17 AP
HEAT
HE175
270
61400
340
5001669
1418
20860.384 1.05 90 0
4000 10
0+15°
-5°
機動性
最高速度は50kmとまずまずだが、軽量のため出力重量比は比較的高く走り出しは良好。また後退速度も20km出せるので押し引きがしやすい。
旋回性能も車体旋回は良好で、砲塔旋回もかなり速い。
総じて機動力面ではこれと言った不満は無いだろう。
隠蔽・モジュール配置
車高の低さから隠蔽率は非常に優秀で、静止時・移動中の隠蔽率は同格中戦車トップクラスの値を誇る。機動力の高さも相まって隠密行動は得意である。
また、この車高の低さを可能にさせている要因には独特のモジュール配置が挙げられる。
※モジュールの種類:赤→エンジン、橙→燃料タンク、黄→弾薬庫、青→ターレットリングと主砲、紫→履帯。
搭乗員の種類:赤→操縦手、黄→装填手、青→砲手、水色→車長。
上の図のように、実は車体にはエンジンと燃料タンクしかないのだ。その他のモジュールはすべて砲塔内に格納されており、砲塔を貫通されない限りは基本的にこれらのモジュールは損傷しない。
ソ連や中国戦車などで気になる弾薬庫の位置は、砲塔前方向かって右側と砲塔後部に弧の様に配置されている。砲塔後部の弾薬庫は半分が車体にはみ出ているが、常に砲塔と一緒に動くので、やはり砲塔後部の側から撃たれない限り損傷はしない。ゆえにしっかりと立ち回れば、弾薬庫の損傷や誘爆は基本起こり得ないだろう。
なお、搭乗員も膝から下ははみ出してしまっているので車体側面などを撃たれたとき、砲塔真下あたりを狙われたら負傷する可能性はある。しかし、前から撃たれた場合はエンジンが盾となり、側背面から撃たれたとしてもわざわざ砲塔付近を狙う人はいないのでやはり負傷は稀である。
以上のようにこの戦車はその特殊なモジュール配置によって基本的に、履帯・主砲・エンジン・燃料タンクの4つしか壊れない。特に弾薬庫はソ連戦車の常で脆いので、これは大助かりだ。医療キットもこの戦車には無用の長物だろう。
立ち回り方
本車両は主に以下の3つの戦法で戦うことになる。
①ハルダウン
②一撃離脱
③単発交換
①ハルダウン
・・・砲塔装甲があるのでハルダウンが選択肢に入る。ただし注意点があり、相手を選ぶ必要がある。というのも、本車両の砲塔装甲にはキューポラという小さくない弱点があって車体が柔らかく俯角が-5°なのもそうだが、何より主砲に問題があり、課金弾貫徹力と精度が不足している。したがって、頭が硬い車両相手のハルダウン合戦ではこちらから有効打を与えるのは難しく、避けるべきである。
②一撃離脱
・・・単発が高いので、1発撃って下がってスポットを消して、反撃が無さそうならまた1発撃ちにいくということが出来る。普通に撃ちに行くのも良いが、ここは後部砲塔の利点を活かしたい。壁や障害物の裏から、豚飯しながらジリジリと出て撃ちに行くのも被弾面積を減らせてある程度有効だが、敵がこちらを見ていないようなら時間のかかる豚飯ではなく、優秀な後退速度を活かして後ろ向きに撃ちに行くのが強い。「後ろに下がる→爆速照準でエイム→撃つ→前進で逃げる」という工程で、比較的短い時間で実行可能。特に逃げるのが前進であるので逃げ足が速く、まさに一撃離脱である。豚飯がしやすいということ以外での後部砲塔の利点だ。
③単発交換
・・・単発火力の高さを活かした単発交換が選択肢に入る。ただこれは自身も被弾することが前提なので、あまり多用しすぎると後々体力が無くなって困ってしまう。出来れば弾いたり外させたりしたいところ。
また低い貫通力を補うため、本車両の高い機動力・隠蔽率をもって側背面を狙いたい。
さらに、車高が低いのでちょっとした起伏でも頭出し状態に持ち込めたり、車高が高めの相手には側面に張り付いたりで被弾を回避することが出来る。ただし、張りつきについては敵を溶かし切るDPMが無いので、完封を狙える条件でなければほどほどにすること。敵の増援が寄ってくる前にさっさと逃げよう。
総論
爆速照準122mm砲持ちということで中華中戦車(T-34-3,T-34-2)とよく比較されるが、特に同じ課金戦車のT-34-3より機動力・隠蔽・照準拡散でかなり、通常弾貫通・体力で少し勝る。ただその代わり課金弾貫通で大きく、車体装甲で少し劣り、砲塔もあちらは中央に位置している。
後部砲塔や課金弾貫通・DPMの低ささえ慣れてしまえば、単発400ダメージを爆速照準と高機動力・高隠蔽・固めの砲塔で持ち運べるという楽しさは唯一無二であろう。
特徴
長所
- 堅牢な砲塔装甲
- 爆速照準を持つ主砲
- 高い単発火力
- 高い隠蔽率
- 優秀な機動力
- 低い車高
- 高単発・爆速照準・高機動力・後部砲塔のため一撃離脱が得意
- 車体にはエンジンと燃料タンクしかない独特なモジュール配置
短所
- 格下相手にも一切頼れない車体装甲(したがって後部砲塔だが豚飯は不可)
- 弱点のキューポラ
- 狭い俯角(-5°)
- 低いDPM
- 劣悪過ぎる課金弾貫通力(Tier7水準)
- 劣悪な照準拡散
- 悪い精度
- 後部砲塔ゆえ人を選ぶ
歴史背景
WPRA機械化および動力化計画のJ.V.スターリン・アカデミーによって開発されました。各種資料によると、本計画の作業は1949年の後に開始された模様です。本車のレイアウトは戦闘室を後部に配置した形になっており、これはソ連の戦車製造学校においては異例でした。本計画は、設計開発段階で中止されました。
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ツリー化、枝化とは?
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