Object 704

Last-modified: 2024-03-25 (月) 12:27:03


Tier 9 ソ連 駆逐戦車 Object 704 /日本語表記︰オブイェークト・スィムソートゥ・チィトゥィリ

Object_704.jpg
PBR化前の画像
F459644B-C970-4B6C-AAA8-7F3D67E5E8A6.jpeg

ソ連の重自走砲はSU-152KV-1SISU-152ISとそれぞれ新式の重戦車車体をベースにしており、新重戦車IS-3の車体についても自走砲への流用が計画された。
「ISU-152 1945年型」と呼ばれる通り、終戦直前の計画であり、新たに重自走砲を量産する必要性が薄れたことから開発は中止された。

 

直近90日の平均勝率:51.19%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。

 

基本性能(v3.9.0)

車体Tier国籍タイプ耐久値
(HP)
車体装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
最高
速度
(km/h)
初期
重量
(t)
本体価格
(クレジット)
Obj. 704IXソ連駆逐戦車1750120/90/603744.743,660,000 cra.png
 

武装

Tier名称発射
速度
(rpm)
弾種平均
貫徹力
(mm)
平均
攻撃力
DPM
(HP/分)
精度
(m)
照準
時間
(s)
総弾数弾薬費
(Cr/G)
重量
(kg)


VII152 mm ML-20SM mod. 19443.93AP
HEAT
HE
135
250
86
640
545
960
2515
2141
3772
0.462.534725 cra.png
6000cra.png 15gda.png
810 cra.png
2,500+18°
-6°
X152 mm BL-104.28AP
APCR
HE
286
329
90
640
545
960
2739
2332
4108
0.392.5301650 cra.png
4800cra.png 12gda.png
1120 cra.png
6,500
 

砲塔

Tier名称装甲厚(mm)
前面/側面/背面
旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
Object 704-26250170
 
射界左11°/ 右11°
 

エンジン

Tier名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
VIIIV-1165015750
IXV-2-54IS70012700
 

履帯

Tier名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
VIIIObject 70450.92210,000
IXObject 704M50.92610,000
 

乗員

  1. Commander
    • Commander
    • Radio Operator
  2. Driver
  3. Gunner
  4. Loader
 

派生車両

派生元:ISU-152
派生先:Object 268


開発ツリー

ISU-152Object 704
176,500fa.png
Gun.png
152 mm ML-20SM mod. 1944
Gun.png
152 mm BL-10
75,000fa.png
Object 268
350,000fa.png
6,100,000cra.png
engine.png
V-11
engine.png
V-2-54IS
32,500fa.png
suspension.png
Object 704
suspension.png
Object 704M
29,180fa.png
 

fa.png:必要経験値

解説

IS-3をベースにしたソ連の重駆逐戦車。Ver8.7での調整により、特徴だった圧倒的なDPMが平凡な数値になってしまったが、大口径砲による強力な単発火力は健在である。
また耐久値と旋回性能が強化されたため、扱いやすさ自体は向上している。

装甲

Ver8.7で主砲の弱体化とのバランスを取るように耐久値が1500から1750へと増加した。これにより前身では低めだった耐久値がかなり打たれ強くなったのが最大の変化である。

正面装甲は実質185mm程度と格下の通常弾を弾ける数値だが、APの標準化では実質170mmまで低下してしまう。さらに、車高が低い影響で撃ち下ろされることが多いため、実際には格下相手にも積極的に活かせるものではない。
防盾は中央の開口部を除けば330mm~と非常に硬い。やや右寄りに配置されているので、なるべく左側を障害物等で隠して立ち回ると良い。また狙われた際には、車体を左に傾ける事で弾く確率を上げよう。
側面はベースのIS-3同様に、フェンダーより上の車体側面が戦闘室の下1/3ほどまで31mmの空間装甲で覆われており、HEAT、HEに非常に強い。
この空間装甲に加えて装甲厚自体もIS-3と同じ93mmと厚いため、豚飯は高い防御力を持つ。しかし、正面の切り欠きが緩くなると、その部分を容易に貫通される可能性が高く、豚飯には正確な姿勢が要求される。
また、IS-3と比べ車体側の傾斜が60度から50度に緩められており、真横からは実質180mm程度と十分ではない。とはいえ射角が甘くなるほど実質装甲厚は増し、真横から40度程度ずれると実質300mm装甲になる。
それ以外の履帯裏や戦闘室上部は装甲配置も普通で、丁寧に照準されれば弾くことは難しいが、咄嗟に旋回するなどすれば93mm装甲は十分弾く可能性を持つ。
モジュール配置は車体後部にエンジンや燃料タンク、戦闘室側面に弾薬庫がある。

 

主砲

多くのプレイヤーが前身で最終砲を開発済みだと思われるが、念のため、初期砲についても記述しておくならば論外の一点に尽きる。イベントモード等でも搭載が憚られるほどの性能であり絶対に搭載して出撃してはいけない

  • 152 mm BL-10
    引き継げる最終砲は前身のISU-152の最終砲である。
    装填速度が向上し、15cm級主砲のTier9TD中では最高のDPMを誇る。…筈だったのだがver8.7でナーフ*1されたため現在ではDPMが前身のISU-152より劣化している…。
    現在のDPMは最大2961で同格のJagdtigerAMX AC mle. 48Tortoiseなどには1000近く離されてしまっているものの、同格15cm砲では依然としてトップである。
    貫通力は据え置きで通常弾の286mmは優秀な値を維持しているが、課金弾329mmは平凡な数値になっている。
    一方精度や照準速度は改善している他、弾薬も前身より10発増えて30発となり、弾薬配分にも余裕ができた。
 

隠蔽性

前身から順当に向上し、230mほどからの射撃であれば敵に見つからないこともある。
ただ突出した高隠蔽という訳ではないので運用面ではあまり変わらないだろう。

機動性

最高速度はベースのIS-3から-1kmの37km/h。
同格TDとしては平均的だが、前身が43kmあったことを考えると不足感は否めない。
旋回はJagdtigerと同程度であったが、Ver8.7で28°に強化され同格の重駆逐の中では良好な数値になっている。とは言え、不整地では顕著に旋回性能が落ちるなどするため、TDとしては当たり前だが前に出過ぎないこと。

立ち回り

単発火力が据え置きであり、これまで長所だった攻撃性能は平凡なものとなっている。
防御性能は改善された程度で前線に耐えうるものではないので、序盤は優秀な隠蔽性を活かして支援と待ち伏せに徹すればいい。
中盤以降は増えた耐久値で前線に混じり、火力を発揮していこう。

 

特徴

長所

  • 前身と変わらぬ優れた単発火力
  • 高い隠蔽率(静止時はTier9全体で第3位、上はこいつこいつ)
  • 収束時間と精度と装填時間が向上
  • 優秀な傾斜装甲と側面の空間装甲で謎の弾きを発揮(その為豚飯が非常に有効)
  • 駆逐にはありがたい射界の上昇
  • 引き継げるモジュールが多く乗り出しが非常に楽

短所

  • 若干低下した機動力
  • 不整地での旋回が悪い
  • 厚くなったがそれでもかなり打たれ弱い装甲
  • Object 268までの開発が長い(ゲーム内最高の350k)

初期の研究

  • ISU-152で152mm BL-10を開発しているなら、それを引き継げるので砲を新たに研究する必要はない。
  • エンジンはISU-152のほか、ISIS-3でも開発できる。
  • 人によっては履帯だけ開発すればフル装備になる。次の268に向けて経験値を貯めるのみだ(35万経験値)。

歴史背景

WoTWikiより

fileimage%3A36854
KV-1SベースのSU-152ISベースのISU-152とソ連重自走砲を開発してきたキーロフ工場第2特別設計局は、1945年にIS-3をベースとした、ISU-152のさらなる改良に着手した。これがObject 704 (ISU-152 1945年型)である。
Object 704はIS-3の車体をベースに152mm ML-20を搭載したもので、IS-3の車体を上に延長したような段差のない車体前面装甲と、傾斜しつつ車内スペースを確保するため複雑な形状をした側面装甲を有していた。152mm ML-20は球状防循を持ち、マズルブレーキは装着されていなかった。
1945年中に完成した本車の傾斜した前面装甲120mmは強力な防御力を提供し、ソ連重自走砲の1つの完成形であったが、ISU-152と比較して優れている点がこの防御力のみであったこと、またマズルブレーキがないため発砲の衝撃が車体に激しく伝わり乗員の戦闘効率が低下するといった点が問題視され、制式採用されたものの量産はされなかった。
なおその後、1956年にT-10をベースに152mm砲を搭載する重自走砲であるObject 268が試作されたが、制式採用には至っていない。

 

参考資料
『クビンカ戦車博物館コレクション ロシア戦車編』モデルアート1995年12月号臨時増刊
http://combat1.sakura.ne.jp/ISU-152.htm
http://en.wikipedia.org/wiki/ISU-152

 

実車解説動画(英語)
「Inside the Chieftain's Hatch Object 704 Pt 1」

コメント

このコメント欄の書き込みはWiki内ではなく、zawazawaに行われます。

書き込みに際し、コメントルールを遵守してください
コメントルールに違反したコメントを発見した際は反応せず、通報してください。非表示設定にしても通報は行われません。

Mバ報告などは戦果報告板へ。コンテナ(ガチャ)結果などはドロップ報告板へ。

【既存のコメントに関連したコメントをするとき】
既存のコメント文頭にある〇をクリック(選択)してから書き込んでください。
【長文コメントを書き込むとき】
折りたたみ機能を使用してください。詳しくは下記「折りたたみ機能について」を参照してください。
【創作ネタなどを書き込みたくなったとき】
癒しの休憩所 投稿する際の注意とお願い【必読】を熟読した上で図書館一号館/図書館一号館第二棟/図書館二号館のいずれかに書き込んでください。
【コメント内容を修正・削除したいとき】
詳しくは下記「ツリー化を間違えた場合」を参照してください。なおzawazawaでは他人のコメントを編集することはできません。

使用可能な書式はこちら

折りたたみ機能について
  1. 下、すべて見るからzawazawaにアクセスしてください。
  2. 下記画像で示されているボタンをクリック。
    Logicool G HUB 2023_06_12 17_05_47.png
    するとこのように表示される
    Screenshot 2023_06_12 17_09_11.png
  3. 下記画像のように、ラベルと記載されている部分をタイトルに、コンテンツと記載されている部分を本文に置き換える。
    ドロップ報告板 World of Tanks Blitz Wiki 掲示板 - zawazawa - Google Chrome 2023_06_12 17_08_07.png
  4. 画像で示されているプレビューボタンを押して問題がなければ送信。
ツリー化、枝化について

ツリー化、枝化とは?


  • コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
    • コメント1に関連したコメント2 -- 2018-09-28 (土) 7:00:00
    • コメント1に関連したコメント3 -- 2018-09-28 (土) 8:00:00
      • コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00

上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
この「ツリー化」を行わないと、どのコメントに対する意見なのか分かりにくくなることがあり、混乱を招くため、必ず関連するコメントをするときは「ツリー化」を行ってください。

  • ツリー化を行うには既存のコメント文頭にある、〇をクリック(タップ)し、●にしてからコメントを投稿してください。
    Desktop Screenshot 2019.09.28 - 01.24.40.13.png
  • zawazawaから投稿する場合は、既存コメント下部の+をクリックし、「>>〇(数字)」と表示された状態にしてからコメントを投稿してください。
    Desktop Screenshot 2019.09.28 - 01.25.44.30.png
    Desktop Screenshot 2019.09.28 - 01.25.52.09.png
ツリー化を間違えた場合

ツリー化を間違えた場合
投稿後にツリー化を行うことはできません。
後からツリー化を行う場合は、まず投稿したコメントの末端部分、投稿日時横の「zawazawaで見る」アイコンをクリック(タップ)します。
Desktop Screenshot 2019.09.28 - 01.24.48.37.png
リンク先で投稿したコメントの詳細表示がされるので、「削除」をクリック(タップ)して、投稿したコメントを削除してから、再度投稿しなおしてください。
Desktop Screenshot 2019.09.28 - 01.25.32.74.png

ログインするメリットとなりすまし防止

ログインするメリットとなりすまし防止

zawazawaによるコメント欄は、もちろんログインせず、誰でも書き込むことが可能ですが、ログインすることにより以下のようなメリットがあります。

  • 「なりすまし」が行われない
    「なりすまし防止」欄で解説していますが、エイリアスがログインすることにより固定されるため、他人からなりすましをされる可能性が極めて低くなります。
  • コメントごとに「通報」を行うことが可能
    ログインすることでコメントごとに通報をすることが可能になります。
    詳しくは「コメントを通報するには」へ。
  • ログインしても匿名性を保てる
    通常、ログインするとハンドルネームが表示されてしまいますが、「アカウントと関連付けない」を選択してから投稿すると、ログインしてないコメントと同様に表示されます。

Diffanaと異なり、メールアドレス、Twitterから登録可能で、本Wikiの運営会社(wikiwiki.jp)が運営しているので、比較的信頼度の高いサービスとなっています。

また、zawazawaによるコメント欄では、どのコメントとどのコメントが同一人物なのか、ある程度特定することが可能です。

  1. 同一かどうか確認するには、まず各コメント欄上部にある「すべて表示」をクリック(タップ)します。
  2. 各コメントの投稿日時の後ろに、英数字が記載されていますが、これは「エイリアス」といい、ブラウザ、回線等を総合的に判断して乱数によって自動的に設定されます。
    comment2.png
    このエイリアスを確認することにより、投稿されたコメントがどのコメントと同一人物なのかを判断することができます。
    また基本的にブラウザ、回線を変更してもこのエイリアスは変更されないため、なりすまし防止にも役立ちます。
コメントを通報するには

コメントを通報するには

ページと関係ないコメント、他人の誹謗中傷、晒しコメントなど、不適切なコメントはコメントごとに通報することができます。

  1. 通報を行うには、まず通報したいコメントの末端に表示される、「zawazawaで見る」をクリック(タップ)します。
    rip1.png
  2. 当該のコメントがzawazawaで表示されるので、「通報...」をクリック(タップ)します。
    なお通報する際はzawazawaアカウントでのログインが必要ですが、通報自体は匿名で行われます
    rip2.png
  3. 通報の理由を記入し(任意)、送信をします。
    rip3.png

また通報用フォームや運営掲示板から通報をすることも可能です。

過去のコメントはアーカイブから参照してください(表示されている場合のみ)。

アーカイブ



*1 2859→2601に減少、装填速度は1秒以上伸びた