Tier 5 ソ連 中戦車 Matilda IV(マチルダIV)
イギリスから供与されたMatildaをソ連製の火器で再装備した試作戦車。
KV-1の砲と防盾を改造した上で搭載し、弾薬調達の問題解決と火力向上を図ったが量産には至らなかった。
本車輛と元となったマチルダⅡの最大の相違点は、KV-1譲りの強力な主砲と強固な防盾である。
ご覧の通り、サイズも形状も全く異なる。
いかにも現地改造戦車らしい急造感が、東側兵器らしい武骨な魅力を”戦場の女王”に与えている。ロシア女つよい
クリスマス背景の本車輛。
元は英国車輛なのだが、何故か冬と雪景色がよく似合う。
基本性能(v4.3.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (ゴールド) |
Matilda IV | V | ソ連 | 中戦車 | 750 | 75/70/55 | 25 | 27.41 | 2,400 |
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武装
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
V | 76 mm ZiS-96 | 8.22 | AP APCR HE | 110 155 20 | 160 135 200 | 1315 1110 1644 | 0.41 | 1.7 | 60 | 0 2400 6 0 | 1,155 | +25° -14° |
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砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
V | Matilda IV | 75/75/75 | 35 | 240 | 3,500 |
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射界 | 全周 |
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エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
III | AEC3 | 320 | 15 | 400 |
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履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
V | Matilda II | 31 | 35 | 7,000 |
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乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Radio Operator
- Loader
関連車両
元の車輛:Matilda [Tier4 HT]
紅茶をキメまくったキメラな姉妹:Matilda Black Prince [Tier5 MT]
解説
立ち回り方
本車の最大の優れた性能に、ライバルより比較的早い照準速度がある。
長い照準速度にイライラしていた同志諸君にとって朗報であろう。
そのため装填完了と同時に弾を撃ち込むことができ、安定した火力を発揮できるようになっている。
防御力はMatildaよりやや低く、同格MTの弾を弾きやすいが油断は禁物であり、格上にはあまり通用しない。
同格相手であればキツめの豚飯でそこそこ弾くが、対峙する敵の砲貫通力には常に注意する必要がある。
車体前面は垂直装甲ゆえ基本的に抜かれるものと考えよう。極力隠すか、どうしても隠せなかったら諦めずフリフリして装甲形状の複雑さに起因した謎弾きに賭けよう。
機動力だが、元のMatildaのエンジン出力がbuffされた事により加速、最高速共に劣っており、一部の重戦車より遅い。
主砲は祖国ソビエトの76mmであり、かなり物足りなかった貫通力も過去の話。
v4.4にてどこかの7.5cm砲と同等の貫通力を持つようになり、AP弾でも問題無く戦える性能となっている。
また、本車は俯角14°という驚異的な数値を叩き出している。地形を利用した戦法を大いに活用してほしい。
本車輛はこの強みゆえハルダウンを行うのが容易で、位置取りが決まれば被弾面積を抑えながら撃ちまくれる。
砲塔はKV-1譲りの防盾を除けば抜かれやすいので、ミスショットを誘うためにも小刻みに動こう。
ハルダウンが強力とはいえ、棒立ちは厳禁である。
総評として、大英帝国の高い防御力と優れた照準速度を持つ我が祖国ソビエトの主砲を積んだ本車は安定した性能を持っている。
ただし機動力が非常に低いので、ルート選択には注意しろ!
本車輛は「MTでありながらHT並の鈍足で、良く動いて俯角の大きい砲塔+そこそこの単発火力+早い照準+高精度、Tier4HTに準じる装甲を持つ」という、かなり個性的なキャラクターを備えている。従って、テンプレート的なMT運用を行おうとすると鈍足が足を引っ張り、機動戦もままならないのでストレスが溜まりかねない。
かといって、装甲を頼りにして漫然とHT運用を行っても、所詮はTier4HTの装甲であり、敵前をノロノロと進む経験値BOXで終わる。
ではどうするか?といえば、ボトムマッチしたHTがMTルートに進撃した時の感覚で運用してみてはどうだろう。
装甲厚を過信せず、適切なテクニックを使って可能な限り敵弾を弾き、被弾を避ける運用を心掛ける。
幸いにして本車輛は砲塔・車体共に(移動速度はさておき)割と反応良くキビキビ動いてくれるので、被弾を避けるハルダウンや、昼飯豚飯の練習には良い。
このTier帯で上記の立ち回りを練習しておくと、同格相手にも装甲を過信できない戦いが殆どとなる高Tier帯で、その経験がきっと役立つ事だろう。
特徴
長所
- 俯角14度による極めて優れたハルダウン適性
- 必要充分な単発火力に加え本家WoTから念願のBuffを受けた貫通力
- 照準が早い上に精度も良好なので車体を晒す時間を減らせてダメージを受けにくい
- KV-1譲りの大きめの防盾
- 総合的なスペックではマチルダBPよりは強いけどBPもいいぞ
短所
- 改善されてるが中戦車としては大変遅い(本家マチルダさんに抜かれてしまった)
- 昼飯豚飯を駆使すれば同格まではかなり弾くが、過信はできない車体装甲 元はTier4だしね…
- ハルダウンしていても防盾以外は割と抜かれる砲塔
(主砲以外)イギリスなのにイギリスじゃない
歴史背景
イギリスで開発された歩兵戦車Mk.II Matilda IIは、レンドリース法により援助物資としてソ連へと供与されドイツ軍との戦闘に投入された。
ソ連軍の本車に対する評価は、鈍足過ぎる上に足回りを覆う装甲スカートを取り外すことが困難だったため泥や雪が足回りに詰まりやすく、同じく供与されたバレンタイン歩兵戦車と比較すると余り高くなかった。
最大の問題は装備がイギリス製であり、使用可能な弾薬の供給が不安定なことであった。
当時ドイツ軍に追い詰められ、工場を疎開していたソ連では、戦車の車体数が不足していたのに対して砲などの装備が余剰となっていたため、上記の2車種について再武装が計画された。
マチルダについては砲塔の防盾等を改造し、KV-1と同じ国産の76mm ZiS-5を改造した76mm ZiS-96を搭載する試作車が製作された。これがゲーム中に登場する車両である。
結局、砲塔容積に問題があったこと、また問題となっていたイギリス製弾薬の供給が安定してきたため、本格的な改造は行われなかった。
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ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
- コメント1に関連したコメント2 -- 2018-09-28 (土) 7:00:00
- コメント1に関連したコメント3 -- 2018-09-28 (土) 8:00:00
- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
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