Tier 6 ソ連 重戦車 KV-1S (カーヴェー・アジンエス)
価格は600
適応中は車両名が「KV-1S Football」となる。
大重量ゆえに問題が多発したKV-1を、装甲厚を減らすなどして軽量化し信頼性・機動性を確保した車両である。
改良砲塔の状態は、主砲ごとIS-1(IS-85)の砲塔に換装したKV-85の姿*1であり、IS-2(IS-122)と同じ122mm砲*2に換装した状態は実際に試作されたKV-122にあたる。
PC版での本車は、以前は本ゲーム同様Tier6車両であったが、現在は車体の差違からかKV-1SとKV-85に分離され、KV-85をtier6、KV-1Sはtier5に再配置(どちらもtier6時代のKV-1Sとは搭載できるモジュールが異なる)されている。(その後のアップデートでKV-1Sはtier6に復帰した)
本ゲームでは現在のところ車両の置き換え・再配置は一切行われていないが、今後のアップデートで行われる可能性が無いとは言い切れない。
単発が高く、分間火力が低いのがこの戦車の特徴だ。このような戦車は単発交換が基本である。ただし、精度関連が壊滅的なので、相手に接近してしっかりと絞って撃とう。
直近90日の平均勝率:52.42%(2023年9月7日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v6.10.0)
車体 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (HP) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/h) | 初期 重量 (t) | 本体価格 (クレジット) |
KV-1S (KV-1S Football) | VI | ソ連 | 重戦車 | 900~1000 | 75/60/60 | 43/11 | 42.16 | 900,000 |
---|
実用出力重量比(hp/t) | 13.65 |
---|
武装
砲塔:KV-1S
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
V | 76 mm S-54 | 7.41 | AP APCR HE | 125 156 20 | 160 135 200 | 1185 1000 1482 | 0.41 | 2.9 | 114 | 80 2400 6 48 | 1,390 | +25° -5° |
---|
砲塔:KV-85
Tier | 名称 | 発射 速度 (rpm) | 弾種 | 平均 貫徹力 (mm) | 平均 攻撃力 | DPM (HP/分) | 精度 (m) | 照準 時間 (s) | 総弾数 | 弾薬費 (Cr/G) | 重量 (kg) | 俯 仰 角 | |
V | 76 mm S-54 | 7.73 | AP APCR HE | 125 156 20 | 160 135 200 | 1237 1044 1546 | 0.393 | 2.78 | 114 | 0 2400 6 0 | 1,390 | +25° -5° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VI | 85 mm D-5T | 8.17 | AP APCR HE | 120 161 43 | 200 170 300 | 1633 1388 2450 | 0.441 | 2.78 | 76 | 0 2800 7 0 | 1,500 | +25° -8° | |
VII | 122 mm D-2-5T | 3.44 | AP APCR HE | 160 217 61 | 400 340 500 | 1375 1169 1719 | 0.441 | 3.07 | 26 | 0 4800 12 0 | 2,600 |
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚(mm) 前面/側面/背面 | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
V | KV-1S mod.1942 | 82/75/75 | 24 | 230 | 7,020 |
---|---|---|---|---|---|
VI | KV-85 | 100/90/90 | 22 | 230 | 7,620 |
エンジン
Tier | 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
VI | V-2K | 500 | 15 | 750 |
---|---|---|---|---|
VII | V-2IS | 600 | 15 | 750 |
履帯
Tier | 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
V | KV-1S | 48.2 | 24 | 11,500 |
---|---|---|---|---|
VI | KV-1S bis | 48.2 | 26 | 11,500 |
乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Radio Operator
- Loader
派生車両
開発ツリー
KV-1 | ━ | KV-1S 23,800 | ━ | 76 mm S-54 | ━ | KV-85 6,260 | ┳ | 85 mm D-5T 5,310 | ┳ | IS 58,390 1,424,000 |
━ | KV-1S mod.1942 | ┗ | 122 mm D-2-5T 20,060 | ┗ | KV-3 54,420 1,390,000 | |||||
━ | V-2K | ━ | V-2IS 12,980 | |||||||
━ | KV-1S | ━ | KV-1S bis 5,800 |
:必要経験値
解説
ソ連のTier6重戦車。
高い単発火力の主砲と優秀な機動性で人気車輌の一つとなっている。
ただし装填時間の長さから分間火力は極端に低く、いかに高い単発で押し込みを防ぐかが大切になる。
DPMは劣悪なためダメージレースは避けるべきである。
主砲
122mm D-2-5T以外のいずれの砲も性能が低く、最悪味方から罵倒されることがある大戦犯装備である。
フリー経験値を投入するか特殊モード等で122mm砲と改良砲塔の開発を済ませておこう。
- 76 mm S-54
初期砲。格下MTが使うレベルの砲であるため、この装備で出撃するのは厳禁である。
単発火力・貫通力が非常に低く基本的に課金弾運用となるが、課金弾でも同格車両の通常弾ほどの貫通力しか持たず、元々重戦車にしては低い単発火力が更に低下する。
それなのに照準時間は2.9秒と長く精度も口径に比べて激悪で、その上俯角は5度までしか使えないので非常に苦しい戦いを強いられることになる。
イベント戦でも通用するか怪しいレベルの砲なので絶対に購入直後に122mm砲に換装しよう。
- 85 mm D-5T
Tier相応の単発を持つが、通常弾の貫通が120mm・課金弾の貫通が161mmと格下MT並しかない。
また、122mm砲と精度が同等であり、単発火力の割に使い勝手がとても悪い。
貫通力不足が顕著になりがちなのでこちらに5000経験値も投入するよりも122mm砲の開発を先に進めてしまいたいところだ。
- 122 mm D-2-5T
ほとんどの同格戦車を上回る単発火力400とTier7重戦車にも通用する貫通力160mm(課金弾に至っては217mm)を持つ。
ただし、精度が劣悪な上に照準時間も長く、再装填時間も17秒程度と非常に長い、上のTierに行くとある程度は改善されるものの、この特徴は最後のIS-7まで付きまとう。
今のうちに高貫通・悪い精度の砲の取り扱いに慣れておこう。
装甲
車体正面下部は60mmに劣化し、152mm砲の榴弾にも貫通されるようになるなど大きな弱点となった。
昼飯などで角度をつけても安定して貫通されてしまうので、豚飯やハルダウンをするなどして車体下部を隠すことに徹しよう。詳しいことは後述。
砲塔は丸く被弾経始に優れた形状となったが、砲塔防盾部は150mm、砲塔正面の防盾脇は100mm程度の防御力しかないなどこちらも弱点となった。
他にキューポラなど弱点が目立つので、隠れられる時は必ず隠れ、ハルダウン時も装填中は車体を前後左右に動かすなどしてなんとか弾きを狙っていきたい。
機動性
装甲を中心に前身より軽量化されており、新しい600馬力のエンジンと性能の上がった履帯のお陰で、遅めの中戦車レベルの優れた加速力と旋回性を発揮できる。
優れた機動力を活かして敵よりも一早く良ポジの確保に努めよう。
総論
強力な砲を中戦車並みの機動性で持ち運べる点が本車輌最大の強みと言える。
本車輌は優れた単発火力と高い機動性で知られるが、一方で正面装甲が薄く、主砲も発射速度や精度に難を抱えている。
装甲の薄さから前線より二歩も三歩も退いた位置から撃ちたくなるかもしれないが、
劣悪な砲精度や重戦車という役目を考えると、最前線かもしくは一歩退いたところで戦うのが適切だ。
また長い装填時間中は無防備となる。その隙をつかれないよう、近くに援護してくれる味方がいることを確認しながらチームワークを意識して戦おう。
では、最前線で敵の攻撃を凌ぎつつ、確実に生き残る為にはどのように戦えば良いだろうか。
一般に車体を適切な方向に向けることで見かけの装甲厚を増やし、跳弾を誘うことが出来る。
これを昼飯の角度と言い、KV-1では実際重宝する戦術であった。
ただKV-1Sは如何せん車体装甲が薄過ぎる為、ただ昼飯の角度を取るだけでは同格の弾を防ぎ切れない。
下手したら正面から同郷の奴に15榴をぶち込まれる羽目になる。
ここで役立つのが豚飯である。(車種別の基本・応用テクニック参照)
幸いKV-1Sは60mmという必要最低限の側面装甲は持っており、履帯裏の悪魔*3などの明確な弱点も無いことから、キツイ角度で豚飯することで十分安定して跳弾や履帯吸収を狙える。
遮蔽物があり周辺に十分なスペースがある時はこれを積極的に活用して前線を張ろう。
(豚飯をするときに味方戦車の邪魔にならない様、十二分に注意すること!)
火力と機動力と装甲のバランスは、次のISと似通った面があるので遮蔽や機動力を生かした一撃離脱や、味方のすぐ後ろからの火力支援といった扱い方に慣れ親しむのにも丁度良い戦車だ。
強戦車という名に恥じない、決して期待を裏切らない戦車である。運用法さえ間違えなければ大活躍できるだろう。
特徴
長所
- 敵への抑止力になる非常に高い単発火力
- 最終砲の優秀な貫通力
- 避弾経始に優れた砲塔
- ソ連HTにしては良い俯角
- 重戦車としては非常に良好な機動力
短所
- 劣悪な精度・照準時間
- 極めて装填時間が長く、DPMが低い
- 低いHP
- 重戦車としては全く頼りにならない装甲
- やや狭い視界
- 最低限戦力になるのに必要な経験値が膨大
- 前身のKV-1から大幅に減らされた装甲
初期の研究
- 最終砲を積んでからが本番の戦車であるため、フリー経験値で砲塔及び122 mm D-2-5Tを早急に研究しよう。
122 mm D-2-5TはKV-3の開発でも手に入るので同時に進めておくとある程度開発が楽になる。
その後はエンジン→履帯の順に開発すること。
ちなみに最終エンジンはSU-152、ISU-152でも開発できるので駆逐ルートを先にやっている場合乗り出しが楽だろう。
歴史背景
1940年に制式化されたKV-1重戦車は、同時期に試作された多砲塔重戦車よりは軽量で機動性を有していたものの、当初からエンジンや足回りは重量に対して不十分であり、その後施された武装・装甲の強化によってその傾向は一層顕著になった。
その重装甲は利点ではあったが、最高速度は著しく低下してエンジンやトランスミッションはすぐに故障し、重量によって橋を落としてしまうなど、用兵側にとって頭の痛い問題を多数抱えていたのである。軍上層部は重装甲だが鈍重なKV-1より、そこそこの装甲と高い機動性を持つT-34を好んでおり、中戦車への一本化を主張する意見も出ていた。
こうした中で政治的な危機感を覚えた設計者のコーチン技師は、装甲と機動力を両立した、重戦車と中戦車を統合する「汎用戦車」としてツェイツを主任に据えてKV-13を開発する一方、とりあえず不評な機動力を改善した暫定型としてKV-1Sを開発した。
KV-1Sは砲塔を新設計して小型化し、100mm以上に達していた装甲厚を82mmまで抑え込むとともに、車長の装填手兼任をやめて配置を変更し、キューポラ(ただしハッチ無し)を設けて外部視察能力を向上させた。また車体に装着されていた増加装甲はすべて外された。
さらにトランスミッションを再設計するとともにエンジンを600馬力のものに強化、上述の軽量化により重量が42.5tまで低下したこともあって機動力は大幅に向上、T-34との格差はほぼ消滅した。
武装は引き続き76mm ZiS-5を搭載した。
KV-1Sは1942年8月から43年春4月まで量産がおこなわれ、約1200から1300両が生産された。
本車にとって不幸なことに、この頃になるとIV号戦車の主砲が大幅に強化されるとともに、1942年秋からは、装甲・火力ともに本車を上回るティーガーが戦場に登場した。さらに1943年夏のクルスク戦では中戦車でありながら本車を上回る性能を持つパンターが出現した。
ティーガー、パンターの出現はソ連軍にくすぶっていた重戦車不要論を後退させ、装甲と火力が再び重要視されるようになった。多少装甲が厚くても、KV-1SはT-34と同様にティーガー、パンターの前では攻撃・防御両面で無力だったのである。こうした中で、本車に使用された砲塔やトランスミッションなどの部品を参考・流用しつつ、KV-13の流れで開発されたIS重戦車が量産されることになる。
しかし新開発のIS重戦車の量産には時間がかかると見込まれたため、本車に85mm D5_Tを搭載したIS戦車の砲塔を装備するKV-85重戦車が開発され、1943年冬の数年間に約150両が生産された。また、制式採用か現地改造かは不明であるが、KV-85に122mm D-25Tを搭載した車両が小数存在したようだ。この車両はKV-122と呼ばれる。
KV-1SやKV-85は防御力不足に悩まされながらも、その後も他の重戦車と同様独立重戦車連隊(重戦車は他の種類の戦車と同様に扱うのは困難とされ、1942年10月より突破用に集中配備された)に配属され、ベルリンまで戦い抜いた。
本車をベースとした派生車両としては、SU-152などが存在する。
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