Tier 8 スウェーデン(パンユーロ) 重戦車 Emil I (エミール エット)
第二次大戦後、スウェーデンが立ち上げた重戦車計画「KRV計画」の第1案。
重戦車とは思えない非常にコンパクトな車体に直線的なデザインの揺動式砲塔、小柄な車体と不釣り合いなぐらい長大な主砲を搭載している。
この車両からスウェーデンルートは重戦車に移り、硬い揺動式砲塔とオート(リ)ローダーによる高火力の主砲という特徴が出てくる。
価格は0,000
適用中は車両名が「Emil I Lookout」となる。
直近90日の平均勝率:54.91%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
基本性能(v7.5.0)
車両名 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (hp) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/時) | 重量 (t) | 超信地 旋回 | 射界 (度) | 隠蔽率 静止中/移動時/発砲時 (%) | 本体価格 (クレジット) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Emil I | VIII | パンユーロ(スウェーデン) | 重戦車 | 1750 | 125/80/50 | 35/20 | 28.40 | 不可 | 全周 | 11.50/5.70/2.59 | 2,552,000 |
武装
自動装填砲
Tier | 名称 | 弾倉 装填時間 (秒) | 弾倉 装弾数 (発) | 砲弾 装填時間 (秒) | 発射速度 (発/分) | 弾種 | 平均 ダメージ (hp) | 平均弾倉 ダメージ (hp) | 平均貫通力 (mm) | DPM (hp/分) | 弾速 (m/秒) | 着弾分布 (m) | 照準時間 (秒) | 仰俯角 (度) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
VIII | 10,5 cm lvkan m/42 | 24.47 | 3 | 3.00 | 5.91 | AP APCR HE | 320 270 400 | 960 810 1200 | 179 224 53 | 1890 1595 2363 | 852 1009 840 | 0.374 | 2.40 | +15°/-10° |
IX | 10,5 cm TK 105-9 | 23.49 | 3 | 3.00 | 6.10 | AP APCR HE | 320 270 400 | 960 810 1200 | 217 242 53 | 1953 1648 2441 | 1080 1350 900 | 0.364 | 2.40 |
※「着弾分布」:100mでの着弾分布。
※「照準時間」:照準円が最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 旋回速度 (度/秒) | 視界範囲 (m) |
---|---|---|---|---|
VIII | Emil I | 180/70/50 | 20.86 | 250 |
エンジン
Tier | 名称 | 出力 (馬力) |
VII | AOS-895 | 280 |
---|---|---|
VIII | SFA 8 cyl boxer | 330 |
履帯
Tier | 名称 | 旋回速度 (度/秒) |
VIII | Emil Alt 1 | 18.20 |
---|---|---|
VIII | Emil Alt 2 | 23.05 |
乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
派生・関連車両
関連:EMIL 1951
開発ツリー
Leo | ━ | Emil I 87,300 | ━ | 10,5 cm lvkan m/42 | ━ | 10,5 cm TK 105-9 20,100 | ━ | Emil II 161,000 3,600,000 |
━ | Emil I | |||||||
━ | AOS-895 | ━ | SFA 8 cyl boxer 16,700 | |||||
━ | Emil Alt 1 | ━ | Emil Alt 2 14,300 |
:必要経験値
:必要クレジット
解説
スウェーデンルートのTier8オートローダー重戦車。コンパクトで隠蔽は良好である反面、HPは若干低め。硬めの揺動式砲塔と高火力だが貫徹力が低い主砲が特徴。この車両から特殊消耗品や常備品が搭載可能。
装甲
- 砲塔
砲塔正面は180mmと傾斜で実質250mm前後と強固であり、俯角を組み合わせると最大300mmにもなるためハルダウンが非常に強力。キューポラも250mmあり非常に小さいなど大きな弱点にはなりえない。
揺動式砲塔であることを活かし、仰角いっぱいに砲身を上に向ければ完全にキューポラは隠れる等の独特のワザも存在する。主砲基部はほぼ垂直で250mmほど確保されているものの、高精度の砲ならば抜いてくる可能性があるためハルダウンが完璧なわけではない。
一方で切り欠き部分や側面の薄さを考慮すれば多方面からの攻撃に弱く、Tiger IIのように敵車両を常に正面で捉えるのが理想である。
よそ見は切り欠きの傾斜を殺し、主砲の付け根を晒してしまうため、基本的に推奨されない。
また砲塔後部は70mmしかないので高貫通の榴弾が抜けてしまう。T49などの15榴、CharioteerやRu 251などのHESH持ちには注意したい。 - 車体
車体上部は実質260mmとそこそこの防御力を持ち、同格重戦車の通常弾ならば余裕をもって跳弾が期待できる数値である。しかし車高が低いため近距離戦では傾斜が相殺されやすい。
また巨大な砲塔を回転させるために車体が履帯上にはみ出しており、これが厄介な弱点となる。正面から見ると260mm相当であるが、一部は155mmほどしかない。もっとも、正面に限ればこの部分を狙うよりは課金弾などで確実に広い砲塔や車体を撃ち抜く方が賢明である。
側面は80mmと最低限の装甲が確保されているものの、昼飯や豚飯の際にこの車体のはみだしが広がる危険がつきまとう。
車体下部は150mm程と明確な弱点であるためここを隠すことは基本である。
主砲
初期砲は引き継ぎではないが、貫徹力が格下重戦車並と甚だしく低い。特性的に機動力で補うタイプでもないため最終砲を搭載してから出撃しよう。
- 10,5cm TK 105-9
単発320×3発でワンマガジン960ダメージを6秒で叩き出すオートローダー砲。射撃間隔は3秒で単発が320とTier8の105mm砲の中ではわずかに高く、同じオートローダー砲のAMX 50 100と比べても合計火力が30高い。
その代わりにリロード時間がAMX 50 100よりもわずかに長く、より瞬間火力に特化した性能となっている。
照準時間や精度は良好で移動時の拡散も悪くないが、貫通力が通常弾は217mm、課金弾に至っては242mm(同格重戦車最低値)と非常に低く、とにかく貫通力不足に悩まされる。
精度的には弱点狙撃も十分可能ではあるが、よほど腕に自信がない限り、拡張パーツは砲弾調整を搭載し少しでも改善した方が良いだろう。
地味ではあるが榴弾の貫徹力が53mm、単発も400と同口径の同格重戦車と比べると若干低めに設定されているため、榴弾使用時に思ったより火力が出ないかもしれない。
機動性
最高速度の設定は35km/hと重戦車としては常識的な値だが、エンジン出力の低さが災いして旋回性能は同格車両内でも中の下程度、坂道でも減速を余儀なくされる。ただ改良済みエンジン出力ブーストが搭載できるため、使用すればある程度もたつきは解消可能。
反面、後退速度が20km/hと優秀であり、弾倉を撃ち切った後もすぐに後退することが可能。さらに改エンブを起動すれば30km/hという凄まじい速度(あのArcherやT23E3に匹敵するレベル)での後退が可能である。このため、敵を前にして後退するときは、180度旋回するより正面を見せながら下がったほうが早く、安全である。
立ち回り方
10度取れる俯角と強固な砲塔装甲によるハルダウンが非常に強力であり、ハルダウンしながらオートローダーの高い瞬間火力を一方的に打ち込むのが基本戦法となる。
一方で車体装甲・側面装甲はそれ程信頼できるものではなく、砲の再装填時間も長いため、装填時間の隙を付かれて懐に詰め寄られると一気に苦しくなる。他のオートローダー車にも言えることだが、ミニマップや見回しでしっかりと味方の位置を把握し、ある程度カバーしてもらえる位置にいることが重要。場合によってだが、2発打った後にあえて3発目を撃たず「こっちはまだ撃てるぞ!」と相手に思わせて再装填をする・まだ弾倉の交換が終わっていなくても壁などから車体や砲塔を出して弾倉交換が終わったように見せるなどといった方法で装填時間をごまかすことができる。
また、砲の貫通力も重戦車としては低い値であり、格上相手だとなおのこと苦しくなる。幸い砲精度はそこまで悪くなく、特殊消耗品(照準調整)も使えるため弱点狙撃を狙うのもアリだが、味方の編成やマップによっては軽戦車・中戦車ルートに向かうのも一つの戦法である。
また、注意すべき点として、小柄な車体からも分かるように、重量が非常に軽い。特に車重の重いKV-4やVK 100.01 (P)、E 50などとのラムは、大損害を被る可能性があるため注意しておこう。
特徴
長所
- オートローダー砲による高い瞬間火力
- 非常に硬い砲塔と車体上部
- 優れた俯角(10度)
- 良好な砲精度・照準時間
- 特殊消耗品・常備品が搭載可能
短所
- 低いエンジン出力ゆえの劣悪な機動性
- 低い課金弾貫通力
- 榴弾が貫通する薄い側背面
- 若干低いヘルス(サンドバッグで補強可能)
初期の研究
- 初期砲は貫通力が心許ないので、フリー経験値を投入して最終砲10,5 cm TK 105-9を最優先で開発しましょう。
- 以降は好みですが、機動性が気になればエンジンを、移動時の照準拡散が気になれば履帯を開発しましょう。
歴史背景
[本家wotより]
Emil Ⅰ(エミール エット)もしくはStridsvagn E1は、 KRV(EMIL)計画に基づいて設計された重戦車の軽タイプの計画案である。
本来この車両は1949年に提案された新型自走砲Akv 1949(Artillerikanonvagn 1949)として計画されていたが、スウェーデン陸軍はこれを新型重戦車開発計画へと方針転換した。
それはベルリンパレードで各国首脳の度肝を抜いたIS-3の影響があったが、スウェーデンは中立国ゆえにパレードには参加しておらず、IS-3の情報を得たのは他国よりも一歩遅れての事だった。
新型重戦車は「Kranvagn(クレーン車)」を略して「KRV」の秘匿名称で開発が始まった。
これを開発する上でスウェーデンが参考にしたのは、フランスのAMX-13およびAMX-50とドイツのPanther Iだった。
特にAMX-13軽戦車はスウェーデン陸軍が導入を予定していたほどであり、そのコンパクトでありながら強力な砲を搭載できる揺動砲塔に着目し、新型重戦車にもそれを搭載する事を計画した。
初期段階では車体をPanther、砲塔はAMX-13を参考に設計し、搭載砲は12cm砲(ただし、本ゲームでは長砲身10cm砲を搭載している)を予定した。
↑自動装填装置の見取り図
このEmil Iは予定重量は28トン前後と非常に軽く、他国の中戦車並かそれ以下だった。
スウェーデンのある北欧は一般的なヨーロッパ各国と比べて橋梁が整備されておらず、山岳・河川・森林地帯の多さから重量のある戦車の運用は実用的ではないと判断されていたからである。
この国土の事情から来る方針の為、Stridsvagn 81導入以前のスウェーデン陸軍は30トン超の装甲戦闘車両の導入を慎重に見ており、悪く言えば保守的な姿勢を示していた。
この事を考慮に入れたKRV(EMIL)計画の重戦車は大別すると3種に分けられ、モジュールや装甲厚の組み合わせによって18種類ものバリエーションが計画された。
Emil Iは大きな区分けにおける軽タイプだったが、結局は国土の事情よりも高火力が優先され、重タイプのEmil III/Stridsvagn E3が採用された。
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