Tier 9 アメリカ 重戦車 AE Phase I (アソシエイテッド エンジニアーズ フェーズ ワン)
前後2つに分割された履帯が最大の特徴。
2021年8月のバトルパス「作戦『ポセイドン』」の報酬として実装されたコレクター重戦車。その後も、毎月のバトルパスの報酬として再販されている。
優秀な正面装甲と平均的な主砲、それなりの機動性を持つ、バランスの取れた車両である。
・・・がしかし、入手方法がコンテナな上に当たる確率が0.05%と非常に低く、あのT-22 mediumの初版時を超える困難さの入手方法であり、よほどの豪運か資金力がない限り入手は不可能と言ってもよい。
公式サイト:作戦「ポセイドン」
以下の記述は初販時のものだが、その後のバトルパスでも同様の形式が取られている。
まず前提として、プレミアムパスを購入した状態でバトルパスをレベル80まで進める、すなわち完走する必要がある。
レベル80に到達すると、「作戦コンテナ」を、余ったイベント通貨100個か2,375 で購入できるようになる。
本車はこのコンテナの目玉報酬と銘打たれているのだが、肝心の排出率はなんと0.05%、しかも青天井(当たる保証がない)。
具体的には100回開けても当たる確率は5%以下という極悪ぶり。なお、100回分をすべてゴールドで購入した場合、かかるリアルマネーは単純計算で約7万円になることを記しておく。
*1
厳しい言い方になるが、よほどこの車両に思い入れがあるのでもない限り、バトルパスで購入することは勧められない。将来的な再販の機会を待つべきである。
直近90日の平均勝率:55.96%(2023年8月30日現在、ver10.1.5)
※平均勝率は参考数値であり、その車両の絶対的な強さを示すものではありません。
この車両の購入を検討している初心者の方へ
豚飯などの車両テクニックやマップ、味方の構成など基本的なことを把握できていないうちはこの車両を購入することをおすすめしない。
なぜなら購入(課金)したからといって勝ちやすくなるわけではないため、自分も勝てずにイライラするし、味方にも迷惑をかけてしまう。
購入するときは自分にとってふさわしいか、使いこなせるか否かをよく考えよう。
基本性能(v8.1.0)
※以下の数値は最終装備、搭乗員100%時の数値
車両名 | Tier | 国籍 | タイプ | 耐久値 (hp) | 車体装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 最高 速度 (km/時) | 重量 (t) | 超信地 旋回 | 射界 (度) | 隠蔽率 静止中/移動時/発砲時 (%) | 本体価格 (クレジット) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
AE Phase I | 9 | アメリカ | 重戦車 | 2050 | 190/65/40 | 40 | 56.27 | ○ | 全周 | 19.50/14.60/4.39 | 0,000,000 |
主砲
砲塔:Associated Engineers Phase I
Tier | 名称 | 装填時間 (秒) | 発射速度 (rpm) | 弾種 | 平均 ダメージ (hp) | 平均貫通力 (mm) | DPM (hp/分) | 弾速 (km/時) | 着弾分布 (m) | 照準時間 (秒) | 仰俯角 (度) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
X | 120mm Gun M58A | 11.03 | 5.44 | AP HEAT HE | 400 340 515 | 250 330 60 | 2177 1850 2802 | 1067 1067 1067 | 0.374 | 2.49 | +20/-10 |
※「着弾分布」:100mでの着弾分布。
※「照準時間」:照準円が最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。
砲塔
Tier | 名称 | 装甲厚 前面/側面/背面 (mm) | 旋回速度 (度/秒) | 視界範囲 (m) |
---|---|---|---|---|
IX | Associated Engineers Phase I | 180/70/60 | 20.86 | 250 |
エンジン
Tier | 名称 | 出力 (馬力) |
---|---|---|
X | Continental AOSI-1195-5 | 850 |
履帯
Tier | 名称 | 旋回速度 (度/秒) |
---|---|---|
IX | Associated Engineers Phase I | 29.20 |
乗員
- Commander
- Driver
- Gunner
- Loader
解説
装甲
車体
上部はカタログ値190mmだが鋭く傾斜しており、実質450mmほどで事実上貫通不可能。
しかし、大きな砲塔を支えるためのターレットリングが車体横に飛び出しており、正面からは200mm前後の弱点となっている。車体下部が傾斜込みでも100mm前後と非常に薄いこともあり、セオリー通り車体下部を隠してのハルダウンがメインとなる。
側面は65mm。やはりアメリカ車両の常で豚飯はあまり得手ではない。
砲塔
T54E2に近い紡錘形をしており、190mm程度のキューポラを狙われなければ正面はまず安泰。天板は65mmあり、強制跳弾角であるため心配無用。
ただし防楯脇は260mmから280mmで、課金弾で強引に貫通される可能性がある。
砲塔の形状的に多方向からの攻撃に弱いため、たとえハルダウン中でも彼我の位置関係には気を配るべきだろう。
主砲
- 120mm Gun M58A
M103とほぼ同じ120mm砲を搭載するが、防御力の分、各種性能は劣化してしまっている。しかし本車は俯角が10度取れる(M103は8度)ため、あちらに比べ使えるポジションが多いのが強み。
立ち回り方
M103の特性をほぼそのままに、防御力をより高めた車両。
特殊消耗品が使えない分きめ細やかな立ち回りはやや難しいが、一歩引く必要のあったM103に比べ、より積極的に前線を張りに行けるのが強みだろう。
特徴
長所
- 優秀な正面装甲(車体下部を除く)
- 優秀な仰俯角(+20°~-10°)
- 同格HT中トップの隠蔽率
- 重戦車にしては軽快な機動性
- 後退速度が20km/hと速め
短所
- 脆弱な車体下部装甲
- アメリカ重戦車らしく側面・背面装甲は薄い
- 悪めの照準時間・砲精度
- 過去最悪クラスの入手難易度(コンテナ販売の上、排出率は驚きの0.05%)
歴史背景
PC版Wikiより
Associated Engineers Phase I (アソシエイテッド・エンジニアーズ・フェイズワン)とは、
1950年代初期にAE社が設計した多装軌戦車の計画案の一つである。
1950年代初期、軍部からの要求に基づいて四装軌戦車に関する研究をアメリカ軍需産業各社は行った。
下記の通り、クライスラー社は傘下のデトロイト戦車工廠にて四装軌戦車の研究を行い、1951年5月16日に研究開発委員会で実施されたプレゼンテーションにてChrysler conceptを初登場させた。
四つの履帯を持つメリットは、2つの履帯が破損した場合でも戦車が自力で操縦できる事、大口径の砲塔リングを使用する場合により優れた装甲構成を可能とする事であった。
クライスラーの設計では全ての搭乗員を砲塔内に収める、Chrysler Kで考案されていた形式が採用されており、その都合でステアリング、ブレーキ、トランスミッションには電気制御システムが必要だった。
一方、クライスラーとは別にAE社(Associated Engineers, Inc.)にも同じく四装軌戦車の研究が要求されており、彼らの仕事は他のどの研究よりも詳細に分析されていた。
AE Phase Iは、通常位置に配置された4人の搭乗員を特徴としており、車長・砲手・装填手は砲塔内、操縦手は車体正面中央に席が設けられていた。主砲には105 mm Gun T140、内径279cmの大型砲塔に取り付けられた。この計画案では、710馬力の8気筒コンチネンタル AOSI-1195-5空冷エンジンが搭載され、オルタネーターを備えた大型の直流発電機を駆動させ、4つのトラクションモーターに電力を供給する仕組みだった。
しかしながら、さらなる分析によってこのAE Phase Iの設計にはいくつかの大きな問題が明らかになった。各サスペンションユニットは個別の直流電気モーターで駆動され、利用可能な総牽引力の25%を提供しており、各モーターは発電機からの最大電力の25%しか供給できなかったため、1つのサスペンションの破損は利用可能な出力が75%へ低下する事を示していた。また、1つのサスペンションが失われた場合、適切な操縦を可能にするためには反対側のサスペンションへの電力も遮断する必要があると分かったのである。
すなわち、1つのサスペンション破損で使用可能な電力が50%減少という致命的な欠陥が露呈したのである。また、残りの2つのサスペンションへ最大電力をサイズに合わせて切り替えることは不可能であるため、重量制限も加味するとそれぞれが出力50%を利用するのに十分な容量を持つ4つのトラクションモーターを設置することは実用的ではなかった。
この欠陥に加えて、登坂時に車輌重量の重要な部分は後部サスペンションによって支えられ、後部のみの所要電力が増加してしまう。つまり障害物を登る場合には前方のサスペンションよりも後部サスペンションに最大出力が必要とされるが、これは四装軌の設計ではできないのである。
その結果、AE社はPhase Iの問題のいくつかを克服するべく、Phase IIの研究を開始した。
コメント
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ツリー化、枝化とは?
- コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
- コメント1に関連したコメント2 -- 2018-09-28 (土) 7:00:00
- コメント1に関連したコメント3 -- 2018-09-28 (土) 8:00:00
- コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00
上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
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