A-32

Last-modified: 2023-11-06 (月) 15:28:39


Tier 4 ソ連 中戦車 A-32

A-32.jpg

A-20の進化型に当たる戦車であり、後のソ連を代表する戦車となるT-34の原型でもある。しかしこの戦車に搭載された76mm砲は、Tierを考えると火力不足気味。持ち前の機動力と車重を活かす運用を心がけよう。

 

基本性能(v7.1.0)

車体Tier国籍タイプ耐久値
(HP)
車体装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
最高
速度
(km/h)
初期
重量
(t)
本体価格
(ゴールド)
A-32IVソ連中戦車60035/30/1670/2019.541,450 gda.png
 

武装

Tier名称発射
速度
(rpm)
弾種平均
貫徹力
(mm)
平均
攻撃力
DPM
(HP/分)
精度
(m)
照準
時間
(s)
総弾数弾薬費
(Cr/G)
重量
(kg)


IIIL-10U6.00AP
HEAT
HE
85
120
20
140
120
200
840
720
1200
0.451.97219 cra.png
2800cra.png 7gda.png
19 cra.png
641+22°
-7°
 

砲塔

Tier名称装甲厚(mm)
前面/側面/背面
旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
IVA-3235/35/35402303,200
 

エンジン

Tier名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
VBD-254015750
 

履帯

Tier名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
VA-3221.3405,000
 

乗員

  1. Commander
    • Commander
    • Gunner
    • Loader
  2. Driver
  3. Radio Operator
  4. Radio Operator
 

派生車両

派生元:なし
派生先:なし


解説

立ち回り方

76mmという単発重視の主砲は、格下ならまだしも同格以上では全く抜けない事も有るため、HE弾を多めに積むことも1つの手段であろう。HEAT弾の貫通は低めに感じる事すら多いものの、同格であれば多少安定する貫通力である。基本的にはtier4内で1位のトップスピードを持つ足を活かして敵戦車の背後を狙おう。しかしそれでも抜けない場合はHE弾で軽く嫌がらせをし、後の処理は味方に委ねよう。どうしてもという時にはラムアタック(体当たり攻撃)もこの戦車にとっては有効な手段だが、あくまで最終手段として考えておこう。


特徴

長所

  • 足が速い(A-20が弱体化され40km/hしか出せないので圧倒的な速さ)
  • 良好な出力重量比(27.6)
  • 全中戦車中、最も優れている最高速度(70km/h)
  • ラムアタックが強い
  • なんと1450ゴールドで売却できる

短所

  • ややもっさりした動き
  • 砲の性能が単発威力偏重なので攻撃の選択肢が少ない
  • 車両復元に1450ゴールドも必要

歴史背景

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スペイン内戦の戦訓を受け、赤軍装甲戦車局は1937年8月にハリコフ機関車製造工場に対し、「武装は45mm砲または76mm砲、装輪・装軌併用の構造を採用し、装甲厚は車体25mm、砲塔20mmで傾斜装甲」の新型快速戦車の開発を指示した。
この開発を担当したコーシキン技師はその指示に従ってA-20の開発を進める一方、スペイン内戦の戦訓を独自に分析し、新型戦車にはより大型な車体と強固な装甲、そしてより強固な陣地を打ち破れる砲が必要であると考え、車体を大型化するとともに装甲厚を30mmに強化、主砲を76mm L-10に強化したA-30の開発も並行して進めていった。さらにコーシキンはT-28にクリスティーサスペンションを搭載した試作車であるT-29に関わった経験から、重量の大きい戦車においては装輪・装軌併用のシステムは効果が薄いと考え、A-30からこのシステムを廃したA-32の開発にも取り組んだ。
1938年5月、スターリンを含む政府高官やスペイン内戦を経験した軍の将官を集めた会議において新戦車に関する議論が交わされた結果、A-20とA-32の試作車を製作し、性能を比較して採用を決定することとなった。

 

A-32は上述した通り、A-30から装輪・装軌併用システムを廃したものであり、A-20と比較すると車体が延長され大型化するとともに装甲厚が25mmから30mmに強化され、武装も45mm20kに替わって76mm L-10を搭載していた。エンジンはA-20と同じく出力500馬力のV-2を搭載し、クリスティーサスペンションを装備していたものの装輪・装軌併用システムは搭載されず、接地圧の低減を狙ってA-20より転輪が片側1つずつ増設されていた。

 

A-20とA-32の設計・試作を命じられたハリコフ機関車工場は大車輪でこれを実行、1939年5月にはそれぞれの試作車が完成し試験に供された。試験ではA-32がBT-7に匹敵する機動性を見せる一方で、A-20の装輪モードはBT-7のそれと比較し恩恵が薄かった。備砲に関する論争などが長引いたものの、同年9月にはA-32の優位性が明らかとなった。
しかしスターリンはその間に発生したノモンハン事変やポーランド侵攻の戦訓を踏まえて装甲を強化することを要求したため、車体・砲塔とも装甲厚が45mmまで強化され、主砲をより長砲身の76mm L-11としたA-34の開発が行われ、1939年12月、試作車の完成を待たずにT-34として制式化された。
ちなみにコーシキンは開発・試験の課程で生じた軋轢や、政治的プレッシャーによる無理がたたり、T-34の量産車が赤軍に引き渡された1940年9月に42歳の若さで亡くなっている。

 

参考資料
『大祖国戦争のソ連戦車』古是三春 ストライク アンド タクティカル マガジン2011年1月号別冊
『ソビエト・ロシア戦闘車両大系(上)』古是三春 グランドパワー2003年10月号別冊
http://combat1.sakura.ne.jp/T-34.htm
http://ja.wikipedia.org/wiki/T-34

コメント

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ツリー化、枝化とは?


  • コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
    • コメント1に関連したコメント2 -- 2018-09-28 (土) 7:00:00
    • コメント1に関連したコメント3 -- 2018-09-28 (土) 8:00:00
      • コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00

上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
この「ツリー化」を行わないと、どのコメントに対する意見なのか分かりにくくなることがあり、混乱を招くため、必ず関連するコメントをするときは「ツリー化」を行ってください。

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    Desktop Screenshot 2019.09.28 - 01.24.40.13.png
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    Desktop Screenshot 2019.09.28 - 01.25.44.30.png
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