60TP Lewandowskiego

Last-modified: 2024-04-27 (土) 10:17:53

Tier 10 パンユーロ (ポーランド) 重戦車 60TP Lewandowskiego (シェシジェショントテープー・レヴァンドフスキエゴ) / 略称:60TP

60TP_111.JPG
 
伝説迷彩「Krzemien」
Krzemien
60tpcamo1.png
60tpcamo2.png
60tpcamo3.png
価格は3,000 gda.png
適用中は車両名が「60TP Krzemien」となる。

濃淡カーキ・茶・ベージュ4色のスプリッター迷彩。砲身と車体にはポーランド軍のラウンデルがあしらわれる。
また砲塔前面に爆発反応装甲(ERA)、砲塔後部に荷物箱、天板にランチャーがそれぞれ装着されよく目立つ。向いている方向がバレるという欠点はあるが。
ちなみにランチャーは上下に動くアニメーション付きで、戦闘中でも動いている。一息つきながらガレージでゆっくり眺めるのもいいだろう。

二つ名「Krzemien」(クシェミエニ / クレシェミエン)*1はポーランド語で「燧石(すいせき)」の意味。
英語ではフリント(flint)と言い、石英からなる非常に硬い鉱物のこと。石器や火打石、フリントロック銃の点火装置などの材料として用いられた。
堅牢な正面装甲と優れた火力で前線を突破する本車にふさわしいネーミングであろう。

 

バージョン8.4で実装されたポーランド重戦車ルートの頂点となる車両。
これまでの重装甲・高単発路線をさらに拡大し、152mm砲による優れた単発火力と優秀な正面装甲を備える。
単発型固有の隙の大きさや脆いモジュールと言った欠点はあるものの、最前線を張る重戦車らしい重戦車として高いポテンシャルを秘めた一両である。

 

基本性能(v8.4.0)

※以下の数値は最終装備、搭乗員100%時の数値

車両名Tier国籍タイプ耐久値
(hp)
車体装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
最高
速度
(km/時)
重量
(t)
超信地
旋回
射界
(度)
隠蔽率
静止中/移動時/発砲時
(%)
本体価格
(クレジット)
60TP
Lewandowskiego
Xパンユーロ
(ポーランド)
重戦車2600120/100/9036/1560.02不可全周10.5/5.2/2.366,100,000cra.png
 

主砲

Tier名称装填時間
(秒)
発射速度
(発/分)
弾種平均
ダメージ
(hp)
平均貫通力
(mm)
DPM
(hp/分)
弾速
(m/秒)
着弾分布
(m)
照準時間
(秒)
仰俯角
(度)
総弾数
X152 mm J 216.783.58APCR
HEAT
HE
630
550
720
252
315
80
2253
1967
2575
780
680
770
0.4022.40+20°/-7°40
 

※「着弾分布」:100mでの着弾分布。
※「照準時間」:照準円が最大まで広がった状態から、3分の1の大きさへ収束するまでにかかる時間。ゲーム内では最小の大きさへ収束するまでにかかる時間が表示されています。

 

砲塔

Tier名称装甲厚
前面/側面/背面
(mm)
旋回速度
(度/秒)
視認範囲
(m)
X60TP Lewandowskiego280/160/10017.73250
 

エンジン

Tier名称出力
(馬力)
XMT-50TM750
 

履帯

Tier名称旋回速度
(度/秒)
X60TP Lewandowskiego25.03
 

派生車両

派生元:50TP Tyszkiewicza
派生先:なし

 

開発ツリー

50TP Tyszkiewicza60TP Lewandowskiego
265,000fa.png
Gun.png
152 mm J 2
turret.png
60TP
Lewandowskiego
engine.png
MT-50TM
suspension.png
60TP
Lewandowskiego
 

fa.png:必要経験値
cra.png:必要クレジット

 

解説

車体

車体上部は真正面が120mmだが、70度に迫る強い傾斜が掛かっており実質装甲は330mm程と、同格重戦車の課金弾でも安定した貫通は狙いづらい。
一方で車体下部は傾斜を加味しても200mm程度の装甲しかなく、格下軽戦車にすら易々と抜かれてしまうほど貧弱。

ただし上部でも中央のドライバーズハッチは真正面で270mm程と若干薄めであり、車体下部を隠して正面を向いている場合は車体は基本的にこの部分が狙われる。
また、車体端に見えているターレットリング部分も装甲240mmほどと範囲は狭いもののこの部分も弱点である。

側面は前面寄りの車体上部は200mm程度とやや厚いものの、それ以外の大部分は110mm程度と非常に貧弱。ソ連重戦車の様に車体上部に強い傾斜は掛かっておらず、基本的に側面を取られたら高確率で抜かれると思っておいた方が良い。
豚飯は一応できるのだが、豚飯時に上述のターレットリングが露出するので、あまり推奨はしない。一応空間装甲が付いているので、HEATとHEへの耐性はそれなりに存在する。(そもそも側面部分をわざわざ課金弾のHEATで撃ってくる相手は殆どいないが・・・)
背面は90mmで傾斜も20度程度しかかかっておらず、運が悪ければ口径15cm以上の榴弾に抜かれてしまう。

注意すべき点として、正面上部の切り欠きのすぐ裏と車体底面に弾薬庫が鎮座しており、しかも脆い。
よって大口径砲に撃たれたり、連続で被弾したりするとIS-7以上に簡単に吹っ飛ぶおそれがある。
傾斜はきついため昼飯の角度をとっている限りは比較的安心できるが、できれば車体(特に側面)をさらさないように立ち回りたい。

総じて、車体上部に幾つか弱点が存在するもの、狙いの甘い弾であれば正面は相手の攻撃は寄せ付けないと考えて良い。
側背面は脆弱である上に、弾薬庫に弾が直撃しやすいため、できる限り敵を懐に入れないポジショニングが要求される。

 

砲塔

非常に強固。装甲厚は160mmであるものの全体に70度近い傾斜が掛かっているので薄い部分でも大体400mm程度の装甲がある。特に砲塔上部は70度以上の強制跳弾の角度となっており、あのTier10駆逐戦車Ho-Ri Type IIIの金弾(強化AP)すら弾き返してしまう。
防楯部も傾斜が45~50度の250mmの空間装甲+本装甲100mmで薄い部分でも実質450mm以上、砲身の付け根部分でも380mmと全く隙が無い。
俯角も7度とそれなりに取れるので基本はハルダウン戦法で戦おう。

だが、僅かながら弱点もある。砲身脇と防楯下の部分の僅かな部分が300mm程度とやや薄く、金弾飛び交うTier10戦場では精度の良い戦車が狙って抜いてくる可能性がある。
もう一つはキューポラで装甲は大体220~240mm程度、格下戦車の通常弾でも抜かれてしまう程度の厚さであり、車体下部が狙えない場合相手戦車は高確率でこの部分を狙ってくる。最大俯角を取った時でもキューポラは隠れないので慢心せず小刻みに動くようにしよう。

砲塔後ろ側の丸いハッチのようなところには弾薬庫があり、そこに弾を撃つと弾薬庫が損傷する。もちろん誘爆も狙える。大口径駆逐戦車の場合はアドレナリンを併用すると一撃で誘爆も簡単にできる

 

主砲

  • 152 mm J 2
    152mm砲ということもあって、通常弾の単発火力は630と、マッチングする重戦車の中ではE 100に次ぐ非常に高い値である。
    さらに特殊消耗品「タングステン砲弾」を使用すれば、平均ダメージを724.5まで引き上げられる。最低ダメージも661が保証されるため、単発交換ではほぼ確実に優位に立てる。
    貫通力は通常弾が252mmとTier10重戦車では平均的な値なものの、課金弾がたったの315mmしかない。これは同格重戦車の平均的な貫通力(330から340mm)と比較するとかなり低いと言わざるを得ない。アプデ前のIS-7は305mmだったのでそれよりはマシだが。(ただしIS-7の課金弾はAPCRだったため、本車の課金HEATよりも使い勝手や傾斜装甲への貫通力は高かった)
    そのため砲弾調整を選ばないと同格重戦車相手に非常に苦労することとなるため、DPM不足解消のために装填棒を積むべきではない。

    短所は上記の非常に低い課金弾貫通以外に、劣悪な精度と照準時間、遅い弾速、そして長い装填時間と低いDPMがある。
    DPM以外はいずれも同格ワーストクラスで、遠距離戦闘は苦手。せっかくの射撃機会を無駄にしないためにも、後述の機動力を活かした接近戦と慎重な照準が求められる。
    拡張パーツ「強装薬」と特殊常備品「改良型装薬」のどちらかだけでも搭載することで、そこそこの弾速に改善することができる。弾速の遅さに悩んでいる人は前者の強装薬を検討してみると良いだろう。常備品の方でも良いが、食料はもちろんギアオイルや保護キットを優先して搭載するべきであり、改良型火薬を載せる枠はない。

    なお、口径が15cm級にも関わらず榴弾のダメージが720と異様に低く、ダメージの伸びが非常に悪い。(E 1001020,同じタングステン砲弾を積めるVK 72.01 (K)の榴弾は900ダメージ)
    スポールライナーを搭載していそうな敵(Grille 15FV4005など)には通常弾よりもダメージが低くなる可能性が高い上に吸収されるリスクもあるので、ミリ残り時以外では榴弾を撃たないのが得策だろう。どこかで見た事例である。おのれWG......

     

機動性

機動性は加速こそ鈍いものの、最高速度自体は36km/hとまずまずである。本車両は特殊常備品として、改良型ギアオイルの搭載が可能であり、搭載することで最高速度は36/15kmから40/19kmまで上昇し、特に後退が加速も含めてかなり大きく改善する。
実際に乗って改良型燃料との差を比べてみると、加速の差はどちらも誤差程度だと言えるはずだ。しかし改良型ギアオイルの方が4km/h分前進後退ともにより素早く移動することができるので、実戦ではこちらの搭載を優先する方が良いと思われる。この記事の筆者同様に性能差が気になる方は実際に乗って比べてみれば、たったの4km/h最高速度が変わるだけで大きな差が付くことが分かってもらえるはずだ。さらに+2km/h最高速度を強化するために、追加でギアオイルを搭載するのも良いだろう。二つ搭載すれば、同格重戦車の中でも飛びぬけて優秀な後退スピードを手に入れることができる。
一方、残念ながら旋回性は車体砲塔共にかなり悪い。特に砲塔の旋回がかなり遅く、敵と撃ち合う際車体と砲塔の向きを合わせる際に大きな隙を与えてしまう。

 

立ち回り方

砲精度の低さを補いつつ、高い単発火力を活かすためにも最前線での単発交換が主な運用となる。硬い砲塔によるハルダウンや機動性を活かした通行料の徴収など、しっかり敵とのダメージ差を作れるように立ち回ろう。
特にオートローダー戦車と相対する場合は、1発撃った後に1マガジン全てを撃ち込まれて逆に劣勢にされてしまわないように気を付ける事。

 

特徴

長所

  • 堅牢な砲塔装甲
  • そこそこ硬い車体上部装甲
  • 狭く狙いづらい車体下部
  • 高い単発火力630
  • 特殊消耗品とアイテムが使える
  • 単発の割に高いモジュールダメージ(E 100の15cm砲と同じ)

短所

  • 格下重戦車並みの課金弾貫通(315mm)
  • 車体は傾斜装甲であるため、撃ち下ろしに弱い
  • 格下にも抜かれるほど薄い車体下部装甲
  • 豚飯の邪魔となるターレットリング
  • 装填が長いため隙が大きくDPMが低い
  • 152mm砲故の悪い砲精度、照準速度
  • かなり遅い弾速(780m/s)
  • 152mm砲としてはとても低い榴弾火力
  • とても脆い弾薬庫
     

歴史背景

 

wot 公式より
ワルシャワ軍事技術アカデミーの士官候補生リチャルド・レヴァンドフスキによって 1956 年に開発された重戦車の計画案であり、200 mm 厚の装甲を備えた 60 トン級の戦車でした。開発は草案の段階で中止されました。

コメント

このコメント欄の書き込みはWiki内ではなく、zawazawaに行われます。

書き込みに際し、コメントルールを遵守してください
コメントルールに違反したコメントを発見した際は反応せず、通報してください。非表示設定にしても通報は行われません。

Mバ報告などは戦果報告板へ。コンテナ(ガチャ)結果などはドロップ報告板へ。

【既存のコメントに関連したコメントをするとき】
既存のコメント文頭にある〇をクリック(選択)してから書き込んでください。
【長文コメントを書き込むとき】
折りたたみ機能を使用してください。詳しくは下記「折りたたみ機能について」を参照してください。
【創作ネタなどを書き込みたくなったとき】
癒しの休憩所 投稿する際の注意とお願い【必読】を熟読した上で図書館一号館/図書館一号館第二棟/図書館二号館のいずれかに書き込んでください。
【コメント内容を修正・削除したいとき】
詳しくは下記「ツリー化を間違えた場合」を参照してください。なおzawazawaでは他人のコメントを編集することはできません。

使用可能な書式はこちら

折りたたみ機能について
  1. 下、すべて見るからzawazawaにアクセスしてください。
  2. 下記画像で示されているボタンをクリック。
    Logicool G HUB 2023_06_12 17_05_47.png
    するとこのように表示される
    Screenshot 2023_06_12 17_09_11.png
  3. 下記画像のように、ラベルと記載されている部分をタイトルに、コンテンツと記載されている部分を本文に置き換える。
    ドロップ報告板 World of Tanks Blitz Wiki 掲示板 - zawazawa - Google Chrome 2023_06_12 17_08_07.png
  4. 画像で示されているプレビューボタンを押して問題がなければ送信。
ツリー化、枝化について

ツリー化、枝化とは?


  • コメント1 -- 2018-09-28 (土) 6:00:00
    • コメント1に関連したコメント2 -- 2018-09-28 (土) 7:00:00
    • コメント1に関連したコメント3 -- 2018-09-28 (土) 8:00:00
      • コメント3に関連したコメント4 -- 2018-09-28 (土) 9:00:00

上のように、関連するコメントを子要素にすることを「ツリー化」「枝化」などと言います。
この「ツリー化」を行わないと、どのコメントに対する意見なのか分かりにくくなることがあり、混乱を招くため、必ず関連するコメントをするときは「ツリー化」を行ってください。

  • ツリー化を行うには既存のコメント文頭にある、〇をクリック(タップ)し、●にしてからコメントを投稿してください。
    Desktop Screenshot 2019.09.28 - 01.24.40.13.png
  • zawazawaから投稿する場合は、既存コメント下部の+をクリックし、「>>〇(数字)」と表示された状態にしてからコメントを投稿してください。
    Desktop Screenshot 2019.09.28 - 01.25.44.30.png
    Desktop Screenshot 2019.09.28 - 01.25.52.09.png
ツリー化を間違えた場合

ツリー化を間違えた場合
投稿後にツリー化を行うことはできません。
後からツリー化を行う場合は、まず投稿したコメントの末端部分、投稿日時横の「zawazawaで見る」アイコンをクリック(タップ)します。
Desktop Screenshot 2019.09.28 - 01.24.48.37.png
リンク先で投稿したコメントの詳細表示がされるので、「削除」をクリック(タップ)して、投稿したコメントを削除してから、再度投稿しなおしてください。
Desktop Screenshot 2019.09.28 - 01.25.32.74.png

ログインするメリットとなりすまし防止

ログインするメリットとなりすまし防止

zawazawaによるコメント欄は、もちろんログインせず、誰でも書き込むことが可能ですが、ログインすることにより以下のようなメリットがあります。

  • 「なりすまし」が行われない
    「なりすまし防止」欄で解説していますが、エイリアスがログインすることにより固定されるため、他人からなりすましをされる可能性が極めて低くなります。
  • コメントごとに「通報」を行うことが可能
    ログインすることでコメントごとに通報をすることが可能になります。
    詳しくは「コメントを通報するには」へ。
  • ログインしても匿名性を保てる
    通常、ログインするとハンドルネームが表示されてしまいますが、「アカウントと関連付けない」を選択してから投稿すると、ログインしてないコメントと同様に表示されます。

Diffanaと異なり、メールアドレス、Twitterから登録可能で、本Wikiの運営会社(wikiwiki.jp)が運営しているので、比較的信頼度の高いサービスとなっています。

また、zawazawaによるコメント欄では、どのコメントとどのコメントが同一人物なのか、ある程度特定することが可能です。

  1. 同一かどうか確認するには、まず各コメント欄上部にある「すべて表示」をクリック(タップ)します。
  2. 各コメントの投稿日時の後ろに、英数字が記載されていますが、これは「エイリアス」といい、ブラウザ、回線等を総合的に判断して乱数によって自動的に設定されます。
    comment2.png
    このエイリアスを確認することにより、投稿されたコメントがどのコメントと同一人物なのかを判断することができます。
    また基本的にブラウザ、回線を変更してもこのエイリアスは変更されないため、なりすまし防止にも役立ちます。
コメントを通報するには

コメントを通報するには

ページと関係ないコメント、他人の誹謗中傷、晒しコメントなど、不適切なコメントはコメントごとに通報することができます。

  1. 通報を行うには、まず通報したいコメントの末端に表示される、「zawazawaで見る」をクリック(タップ)します。
    rip1.png
  2. 当該のコメントがzawazawaで表示されるので、「通報...」をクリック(タップ)します。
    なお通報する際はzawazawaアカウントでのログインが必要ですが、通報自体は匿名で行われます
    rip2.png
  3. 通報の理由を記入し(任意)、送信をします。
    rip3.png

また通報用フォームや運営掲示板から通報をすることも可能です。

過去のコメントはアーカイブから参照してください(表示されている場合のみ)。

投稿をする前にツリー化の確認をしてください!


*1 本来は最後のnは「ń」、アクセント記号付き