イタリア RankⅤ 重巡洋艦 Zara-class, Zara type
概要
1.101で実装されたイタリア海軍のランクV重巡洋艦。
現在実装されている巡洋艦で最高クラスの装甲を持つ、装填速度もトレントに比べ多少は改善している。
--加筆求む--
艦艇情報(v1.**)
必要経費
必要研究値(RP) | 270,000 |
---|---|
艦艇購入費(SL) | 690,000 |
乗員訓練費(SL) | 200,000 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | *** |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 5.7 / 5.7 |
RP倍率 | 196 |
SL倍率 | 450 / 600 |
最大修理費(SL) | 3,950⇒9,403 / 5,060⇒22,408 |
艦艇性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB】(初期⇒全改修完了後) | |
シタデル装甲 (前/側/甲板)(mm) | 120 / 150 / 70 |
主砲塔装甲 (前/側/後)(mm) | 203 / 150 / 150 |
船体 | 鋼, 25 mm |
上部構造物 | 鋼, 8 mm |
排水量(t) | 14530 |
最高速度(km/h) | 51⇒69 / 51⇒59 |
乗員数(人) | 1155 |
武装
種類 | 名称 | 砲塔 | 搭載基数 | 弾薬数 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
主砲 | 203 mm/50 Ansaldo mod.1927 | 連装 | 4 | 1728 | 4 |
副砲 | 100/47 mm mod.1928 | 連装 | 6 | 7200 | 3 |
対空砲 | 37 mm/54 Breda Mod.32 | 連装 | 4 | 12000 | - |
13.2 mm Breda Model 31 | 連装 | 4 | 24000 | - |
弾薬*1
艦砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1000 m | 2500 m | 5000 m | 7500 m | 10000 m | 15000 m | |||||||
203 mm/53 Ansaldo mod.1927 | 203 mm HE Dirompente | HE | 110.57 | 7500 | 900 | 1.5 | 58 | |||||
203 mm APHEBC Perforante | APHEBC | 125.3 | 3160 | 900 | 9 | 388 | 327 | 247 | 189 | 148 | 105 | |
203 mm HE-TF Contro-aerea | HE-DF | 110 | 7500 | 900 | 1.5 | 58 |
小口径砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100 m | 1000 m | 2000 m | 3000 m | 4000 m | 5000 m | |||||||
100/47 mm O.T.O. mod.1928 | 100 mm HE Dirompente | HE | 13.2 | 1300 | 850 | - | 17 | |||||
100 mm APHE Perfornate | APHE | 13.8 | 820 | 850 | 6 | 150 | 131 | 115 | 103 | 94 | 87 | |
100 mm HE-TF Contro-aerea | HE-DF* | 13.2 | 1300 | 850 | - | 17 |
機銃
武装名 | ベルト名 | ベルト内容 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
37 mm/54 Breda Mod.32/Mod.39 | 37 mm HE-TF DA 37 c.a. | HEF-T*/HEF-T*/HEF-T*/HEF-T* | 3 |
武装名 | ベルト名 | ベルト内容 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
13.2 mm Breda Model 31 | 汎用 | AP-T/AP/T/AP | 30 | 29 | 26 | 23 | 21 | 19 |
追加武装*2
追加武装: なし
カモフラージュ
研究ツリー
前艦艇 | Trento |
---|---|
次艦艇 | Dante Alighieri |
解説
特徴
圧倒的な装甲からなる防御力が目を引くイタリア海軍通常ツリー唯一のランクV重巡洋艦。
主砲火力が前任艦トレントに比べ装填速度が若干早くなった、しかし対空武装はまったく同じ。
--加筆求む--
【火力】
主砲は前任艦トレントの1924型より装填速度の早い新型の1927型を搭載。
8インチ(203mm)砲を連装砲塔4基搭載し合計8門となる。
砲弾性能は榴弾と時限信管榴弾の初速が下がり900m/秒になった以外は同性能。
BRが上がり重装甲の巡洋艦と相対する事も多くなったが本艦の8インチ徹甲弾は他国と比べ少々貫徹力不足である。
装填速度は最速で15.8秒、前任艦トレントが最速でも17.9秒だったのに比べれば多少マシになった。
対空性能はトレント級と全く同じ、BR5.7では少し不安が残る火力。
前任艦と違い魚雷は搭載していない。
【防御】
前任艦トレント級から一転してひたすら重装甲化された本艦の装甲は凄まじいの一言。
舷側装甲は150mm・水線下に100の圧延硬化装甲となっている。
ただでさえ分厚いのに通常の均質圧延鋼装甲より頑丈なので非常に硬い。
甲板も均質圧延鋼ながら70mm、更にその周囲を20~30mmの装甲で覆っており高角度で降ってくる砲弾にも強い。
砲塔は戦闘室が正面203mm・側面及び天板150mmの圧延硬化装甲。
バーベットは均質圧延鋼装甲で上部150mm・下部140mm(2番砲塔だけ最下部120mm)と凄まじい硬さ。
艦橋モジュールは均質圧延鋼装甲150mmとしっかり保護されている。
この重装甲により距離さえ取っていれば6インチ(152mm)砲ならたとえ徹甲弾でも容易に防ぎきれる。
10km前後での撃ち合いを心がけると安定するがイタリア艦の6~8インチ徹甲弾が弱体化した事により環境が変化、
距離による貫徹力減衰が激しく10km前後では重装甲の巡洋艦相手の場合防がれる事も多くなった。
アップデート2.1以降の巡洋艦は乗員区画の殆どが非装甲部分に配置されてしまった。
しかし本艦は艦首・艦尾の区画を除けば厚さ20mm~30mmの装甲で覆われた部分に乗員区画がある、
他国の最上位巡洋艦ですら乗員の85%~100%が非装甲区画に追いやられている現状ではかなり恵まれている方だ。
【機動性】
最高速度はパーツ全改修によりRBで最高速度59km/h(32kt)。
重装甲化のためか巡洋艦としては平均より少し遅めの部類に入る。
史実
ザラ級は、イタリア海軍が建造した条約違反型重巡洋艦である。
設計的には前級トレント級の派生改良型である。簡単に言うと、魚雷兵装や機関を削り、確保した重量分で装甲を強化した艦。
当時イタリア海軍は、同じく地中海において覇権を争う仲であるフランス海軍との建艦競争を繰り広げていた。まず軽装甲高速重巡洋艦デュケーヌ級がフランスで建造されると、それに対抗してイタリアはトレント級を建造。しかしフランス海軍が今度は重装甲重巡洋艦シュフラン級を建造させると、イタリア海軍も負けじと新型重巡を建造することを決定。これがザラ級である。
しかしなんとかして軍縮条約の排水量1万t制限に収めたかったのだが努力虚しく重量過多となったため、めでたく条約違反型重巡となる。まぁ当時の国で排水量制限を律儀に守ろうとしたのは某紅茶の国くらいなものだからさして問題ではないだろう。
マタパン岬沖海戦
マタパン岬沖海戦とは1941年3月末にイタリア海軍とイギリス海軍の間で起きた海戦である。
ギリシャ‐エジプト間の補給線への攻撃を目論んだイタリア海軍に対しイギリス海軍が迎撃を行ったことにより発生した。イタリア側は戦艦1、重巡洋艦6、軽巡洋艦2、駆逐艦17からなり、イギリス側は空母1、戦艦3、軽巡洋艦3、駆逐艦17からなった。
海戦は28日朝、双方の巡洋艦部隊の遭遇戦から始まった、戦力に劣るイギリスをイタリアが追撃する格好になったがイギリス艦隊の動きを罠と考えたイタリア側がすぐに中止したため双方命中弾は無かった。その後も度々遭遇戦及びイギリス側の航空攻撃が発生するも決定的な戦果を挙げることが出来なかった。
転機が訪れたのは19時30分頃イギリス空母フォーミダブルから発進したアルバコア6機及びクレタ島から発進したソードフィッシュ2機がイタリア艦隊を補足した、当時イタリア側はイギリス側に空母の存在を確認したため避退中であった。この攻撃によりザラ級巡洋艦ポーラが1本被雷し、浸水多数な上ボイラー5基が使用不能、さらに蒸気配管も使用不能となり航行不能となる。20時48分ポーラ援護の為同級のザラ、フィウメ、他駆逐艦4隻が派遣された。
しかしその前の20時15分にはすでにイギリス艦隊のレーダーに航行不能のポーラが探知されていたのであった、レーダーを持たないイタリア艦隊はイギリス艦隊が至近にいることに全く気づいておらず、そこへのこのこと救援に駆けつけてしまったのである。
イタリア艦隊発見の報を受けたイギリス戦艦部隊(ヴァリアント、ウォースパイト、バーラムを中心とした部隊)は直ちに急行した。22時20分ごろ接近する艦を目視で発見したイタリア艦隊は友軍と思い、信号灯や照明弾を使用し誘導しようとした。それこそがイギリス戦艦部隊だったのである。奇襲を受けたイタリア艦隊は至近距離からの戦艦の砲撃を受けたちまちフィウメ、ザラ及び駆逐艦1隻が大破炎上した。その後ポーラと駆逐艦1隻も相次いで被弾、結果イタリア艦隊は駆逐艦2隻を残し全艦が朝方までに沈没した。
この海戦によりザラ級4隻の内3隻がまとめて沈没するという大損害を受け、もともと引きこもりがちだったイタリア海軍はさらに引きこもる結果となる。しかし地中海における海戦は大半がイタリア側が勝利することはほぼ無く、間違った選択ではなかったのかもしれない。
なおイタリアはこの後、「やっぱり防御力より速力の方が大事」という精神に立ち返り、トレント級の準同型艦ボルツァーノを建造する。しかし思ったよりトレント級から速力が伸びず、装甲はキチンとペラペラとなったため現場からは大不評を買った。
小ネタ
4番砲塔にTENACEMENTEと刻印されている。これはザラのモットーである「粘り強さ」の意味を持つ。
艦名の「ザラ」は、いわゆる「未回収のイタリア」と呼ばれたイタリア北東部の旧オーストリア・ハンガリー帝国領土にある都市。第一次世界大戦後にオーストリア・ハンガリー帝国が解体されるとイタリア領となったものの、第二次世界大戦でイタリアが敗れるとユーゴスラビアに割譲され、ユーゴ解体後はクロアチアの領土となり現在に至る。
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
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