ソ連 RankVII 自走式対空砲 ZPRK 2S6 ツングースカ
捜索レーダーの形が違うのが分かる
概要
ver1.87"Locked on!"で実装されたソ連陸軍のRankVIIの自走対空砲。
航空目標を捕捉・追尾するレーダーに30mm連装機関砲二挺に加え、WarThunderでは初めてとなる地対空ミサイルを装備する。
対空ミサイルは極めて高威力・高速であり、航空機に対して強力な抑止力となるだろう。
車両情報(v1.**)
必要経費
必要研究値(RP) | 340,000 |
---|---|
車両購入費(SL) | 930,000 |
乗員訓練費(SL) | 260,000 |
エキスパート化(SL) | 930,000 |
エース化(GE) | 2,100 |
エース化無料(RP) | 1,080,000 |
バックアップ(GE) | 30 |
護符(GE) | 2,800 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 10.7 / 10.7 / 10.7 |
RP倍率 | 2.32 |
SL倍率 | 1.1 / 1.8 / 1.6 |
最大修理費(SL) | 6,900⇒10,122 / 6,380⇒9,359 / 7,860⇒11,530 |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 70.4⇒139.3 / 47.6⇒80.0 |
俯角/仰角(°) | -9/85 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 4.6⇒**.* |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 9 / 9 / 9 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 9 / 9 / 9 |
重量(t) | 34.6 |
エンジン出力(hp) | 1,008⇒1,355 / 628⇒710 |
2000rpm | |
最高速度(km/h) | 71 / 65 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -71 / *** ~ -65 |
最大登坂能力(°) | ***⇒*** / ***⇒*** |
視界(%) | 250 |
乗員数(人) | 4 |
武装
名称 | 搭載弾薬数 | |
---|---|---|
主砲 | 30 mm 2A38 機関砲 | 1936 |
ミサイル | AAM 9M311 | 8 |
実際はSAM(地対空ミサイル)であるが、ゲーム内表記に合わせてAAMを採用
弾薬*1
名称 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | 購入 費用 (SL) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
規定 | HEF-I/AP-T | *** | *** | *** | 64 | 61 | 49 | 37 | 28 | 22 | - |
30 mm HE | HEF-I/HEF-T/HEF-I/AP-T | **.* | **.* | *** | 64 | 61 | 49 | 37 | 28 | 22 | 12000 |
30 mm APT | AP-T/AP-T/AP-T/HEF-I | **.* | **.* | *** | 64 | 61 | 49 | 37 | 28 | 22 | 12000 |
名称 | 弾種 | 弾頭重量 (kg) | 弾速 (m/s) | 誘導 システム | 射程 (km) | 爆薬量 (kg) | リロード | 貫徹力(mm) | 購入費用 (SL) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
距離10~2000m | |||||||||
9M311 | ATGM | 42 | 910 | 半自動*2 | 8 | 5.1 | 無 | 41 | - |
弾種がATGMとなっているがこれはゲーム内表記をそのまま採用。実際はSAMである
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | 25000 | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
弾薬開発1 | |||
II | サスペンション | 22000 | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
弾薬開発2 | |||
III | フィルター | 41000 | *** |
NVD (暗視装置) | |||
救急セット | |||
昇降機構 | |||
弾薬開発3 | |||
IV | 変速機 | 54000 | *** |
エンジン | |||
2S6M1*3 | |||
砲撃支援 |
カモフラージュ
既定 | |
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条件 | - |
説明 | 標準迷彩 |
三色迷彩 | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | 三色欧州迷彩 |
三色砂漠迷彩 | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | 三色砂漠迷彩 |
二色砂漠迷彩 | |
条件 | 949撃破/撃墜(AIを除く) |
説明 | 標準的な二色砂漠迷彩 |
変形砂漠迷彩 | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | 1977年以降の変形三色砂漠迷彩 |
変形森林迷彩 | |
条件 | 511撃破/撃墜(AIを除く) |
説明 | 1977年以降の変形三色森林迷彩 |
変形冬季迷彩 | |
条件 | 730撃破/撃墜(AIを除く) |
説明 | 1977年以降の変形三色冬季迷彩 |
フィンランド夏季迷彩 | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | 1981年以降のフィンランド陸軍の三色夏季迷彩 |
変形三色迷彩 | |
条件 | 200GEで購入 |
説明 | 1983年以降の変形三色森林迷彩 |
研究ツリー
前車両 | ZSU-37-2 |
---|---|
派生車両 | - |
次車両 | Pantsir-S1 |
解説
特徴
--加筆求む--
【火力】
機関砲
機関砲は前車シルカの23mmから30mmになり貫徹力が向上しているので、一部MBTの側面は撃ち抜くことができるだろう。しかし抜けない相手も多いので対戦車戦闘の際は相手を選ぼう。抜けない相手でも、毎分2000発というゲーム内2位のレート(1位は3000発/分のM163)で砲身と履帯を破壊し逃亡することができる。最後まであきらめないようにしよう。またシルカと比べて扱いやすい(西側標準)レーダーが搭載されているため索敵と追尾を別個に行えるようになったが、ズームした際の視界が悪化し、若干射撃し辛くなっている(アップデートで知らぬ間に改善されていた)。ミサイルを当てるのが難しいジェット機や対地ミサイルを搭載していない攻撃ヘリは、機関砲で落とすことで貴重な対空ミサイルを節約できるだろう。
またレーダーの更新が行われたのだが、索敵範囲(仰角)に関しては残念ながらシルカから据え置きの15°角のままである。そのため思わぬ方向から接近してきた敵機やヘリを見逃してしまうリスクもある。Ver1.101で追加がされたシステム側の敵機ロックオン機能もフルに活かすと安定するために覚えておくと良いだろう。
ミサイル
本車の、そしてアップデート1.87(Locked on!)の目玉はWarThunder初にして唯一(1.87現在)の地対空ミサイル9M311である。飛翔速度は910m/秒と戦中戦車の主砲並みなのでヘリコプターで回避するのは困難である。ヘリ側が先にミサイルを発射してもあとから撃った対空ミサイルのほうが先に命中するため、ヘリに狙われても問題なく対処できる。ミサイルなので言うまでもないが火力は十分、1発当てればまず撃墜できる。さらになんとこのミサイルには、近接信管が搭載されているのである。そのため直撃させなくてもヘリの近くまで誘導すれば撃墜が可能である。
欠点としてミサイルの操舵性が悪い事が挙げられる。マウスを少しでも動かそうものなら大きく蛇行し、目標に当たらない。いくら近接信管があろうが付近に誘導できなければ撃墜は見込めない。コツとしては、
①大きい動きで誘導しない(レーダーやIRSTでロックオンして着弾点を動かさない)
②近場の敵を狙わない(5-8km前後で直進している敵を優先的に狙う)
③誘導中は動かない
これら3つが要素として大きい。逆に言えば、航空支援の時はこれらに気をつければほぼ完封できるのだが。
接近された場合は自慢の機関砲で文字通り蜂の巣にし、遠距離のみミサイルを使用するの様な立ち回りになるだろう。
【防御】
紙である
正面ですらM2機関銃に貫通されるので、極力姿はさらさないようにしよう。さらに砲塔側面のミサイルは被弾すると誘爆する。誘爆すると1撃なので注意しよう(と言っても難しいが)
【機動性】
良好。吊るしでも前後進がスムーズだが、登坂は苦手。坂道や地形に注意して行動しよう。なおエンジン音がISシリーズのそれとほぼ一緒で、現状トップBRだと音でモロバレしてしまう。
史実
2S6ツングースカはソビエト連邦が開発した自走対空砲/ミサイル複合システム。
最前線の師団級戦域における対地攻撃機・戦闘ヘリに対する近距離防空戦闘のために開発された。
ツングースカはヴォルガ、シルカに続いて川の名前シリーズ。ツングースカ大爆発で知られるシベリアの川である。
(ただしロシア語版Wikipediaではアムール川支流のツングースカ川にリンクが張られている。詳細求む)
システム単体の名前は2K22であり、このシステムを汎用装軌車輛GM5975またはGM352に搭載すると2S6となる。
ちなみにこの車体部分は他のソ連軍自走砲・自走ミサイルの車体としても多く使われている。
前身のシルカは優れた対空車輛だったが、23mm砲では射程が短く威力不足と考えられるようになった。
特に各種ミサイルの進歩により、23mm砲の射程距離の外側から一方的に攻撃されることをソ連軍は恐れた。
そこで1970年から後継機の開発に着手。最初はシルカの23mm砲を単純に30mm砲にして威力を増加する計画だった。
しかし1971年、自走近距離対空ミサイル・9K33オサーが実戦配備されると、最前線の近距離防空はこの車両だけで十分ではないかという、いわば陸上版ミサイル万能論が台頭し、2K22の開発は一時大幅にスピードダウンした。
検討の結果、当時のミサイルだけでは最前線での突発的な低空空襲への対応が難しく、ミサイルと対空砲の複合システムを構築するべきという結論に至り、対空ミサイルを追加した設計案が作られることになった。
ちなみにこの低空空襲への対応の難しさは、世界戦史上各種ミサイルが初めて大規模に使用された1973年第4次中東戦争で実証された。
1976年に試作車両が完成した後にテストが繰り返され、1982年に一応の開発が終了した(とされる)。
しかし部隊への実戦配備は1984年ごろからとなり、さらに1989年、東独駐留ソ連軍に配備されるまで西側諸国には知られていなかった。
その後1990年代前半に近代化改修型が投入され、21世紀になってからもアップデートが行われている。
最初はシルカの後継車として完全な置き替えを目標にしたが、しかし本車は製造コストが高く、ソ連崩壊による混乱・経済の低迷も加わってこの計画は果たせなかった。
現在は新しい複合対空システムパーンツィリS1によってシルカともども置き換えられる予定。
パーンツィリS1を同系統のシャーシ(GM352M1E)に搭載したのものが製作されたが、輸出目的のようで、ロシア軍では採用されていない。
2S6M ツングースカM
1990年代末から運用開始。9S482M指揮車とPPRU-1偵察車が追加され、車両間の目標配分が可能となった。また、ガスタービンも新しいものに交換された。
2S6M1 ツングースカM1
湾岸戦争の教訓を取り入れ、2003年から運用開始。車体がGM352からGM5975となり、別車両となる。
誘導にパルス光源を用い、赤外線誘導方式を併用して妨害に対する耐性を高めた改良型の9M311-1Mを搭載している。
ご想像通り、シルカと同様に地上戦に投入された。グローズヌイ市街戦では、投入した6両すべてが破壊された。
戦争中、計20両が投入され、そのうち15両が破壊された。
--加筆求む--
小ネタ
ミサイルで1機撃墜するたびに「無誘導」アワードがもらえる。小遣い稼ぎにいいかもしれない。
最大限俯角を取ると、車体左側の車体オブジェクトにミサイルが干渉する。
実は油圧式サスペンションがあり前後、上下に動かせる。
俯角が取りやすくなるので上手に活用しよう。
同系列のシャーシを仕様している実装済の車輛は他にTor-M1 (CN)があり、こちらも油気圧サスによる姿勢の制御ができる。
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。
- レーダー格納できるのがカッコいいし何より地対空ミサイル初じゃないか? -- 2019-03-14 (木) 12:11:44
- そだね。制約も多いが、ヘリ対策にいいわ。わかってるプレイヤーには苦戦はするけど -- 2019-03-15 (金) 04:31:05
- 停止してもミサイルが発射できないのですがバグなのでしょうか・・? -- 2019-03-15 (金) 21:37:30