VT1-2

Last-modified: 2023-12-18 (月) 17:24:49

ドイツ RankVI 自走砲 Doppelrohr-Kasemattpanzer Versuchsträger VT1-2

War Thunder Screenshot 2019.10.08 - 01.51.39.83.jpg

概要

2019年10月に開催されていたイベント、Operation“Shipyard”にて入手が可能だった車両。
ラインメタル120mm砲を二門搭載する無砲塔の車両で、どう見ても駆逐戦車にしか見えないが主力戦車(ゲーム内では駆逐戦車扱い)である。
砲を左右に動かすことが出来ないが静止している状態に限り、マウスに追従する形で自動で旋回するという独自の機能を有している。

車両情報(v1.91)

必要経費

車両購入費(GE)-
乗員訓練費(SL)170,000
エキスパート化(SL)580,000
エース化(GE)2,100
エース化無料(RP)950,000
バックアップ(GE)40
護符(GE)2,600

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング8.3 / 8.7 / 8.3
RP倍率2.2
SL倍率1.2 / 1.5 / 1.8
最大修理費(SL)4,792⇒6,383 / 5,630⇒7,499 / 9,958⇒13,265

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)83.5 / 56.4
俯角/仰角(°)-10/15
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
5.0⇒5.0
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
50 / 30 / 30
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
50 / 30 / 30
重量(t)43.5
エンジン出力(hp)2782⇒3424 / 1946⇒2200
2,600rpm
最高速度(km/h)76 / 70
実測前進~後退速度(km/h)76 ~ -76 / 70 ~ -70
最大登坂能力(°)***⇒*** / ***⇒***
視界(%)72
乗員数(人)3

武装

名称搭載数弾薬数弾薬費
主砲120mm Rh120 L/44 cannon118**
副砲120mm Rh120 L/44 cannon112**

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
120 mm
Rh120 L/44
DM12HEATFS13.52.151140480
DM13APFSDS4.44-1650393390384376367359
DM23APFSDS4.3-1640410408401393384376
 

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要RP購入費(SL)
I履帯******
修理キット
砲塔駆動機構
弾薬開発1
IIサスペンション******
ブレーキシステム
手動消火器
火砲調整
弾薬開発2
IIIフィルター******
救急セット
昇降機構
弾薬開発3
IV変速機******
エンジン
追加装甲
砲撃支援

カモフラージュ

クリックで表示
△△△
VT1-2_crew.png
条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前車両
派生車両
次車両
 
 

解説

特徴

WTでは他に類を見ない、砲が半固定式に搭載された自走砲。
仰俯角は昇降装置が搭載されているため指向することが可能なのだが、水平方向へは完全に固定されてしまっているため、車体を旋回させ指向させるほかに手がない。
この車両の実装と同時に追加されたコントロール設定「Hull aiming mode」を設定しておくことを忘れないようにしよう。
こちらの機能を有効化することで、車体を完全に停止させた場合に、視線方向へ自動で車体を旋回させてくれる。
なお走行中は前進キーを押し続けないと車体照準が動かず、減速しながら照準できないという致命的な欠陥を抱えており、出会い頭ではほぼ確実に撃ち負ける。計画的な行動を心がけよう。

 

【火力】
世にも珍しく、対戦車滑腔砲を2門搭載している。
車体左側がメインの砲となり、こちらは総弾数18発でさらに自動装填装置を備えている。
右側の砲は副砲となっており、総弾数12発で手動装填。素の装填速度が10秒程度と地味に遅く、さらに撃つと反動で車体が右側へ強烈に揺さぶられるというとんでもない欠陥を持っている。 
照準しなおすにも車体を旋回させないといけないためにかえって手間がかかり、主砲側で継続的に射撃する方が確実。あくまでこちらは緊急用として使うのがよいだろう。

 

【防御】
一見正面は50mmと、この手の車両にしては比較的厚そうに見えるのだが、実は装甲材質が構造用鋼なのである。
実装甲厚は半分の25mm程度のため、30mm以上の貫徹力を持つ機関砲どころかM2にすら正面からも抜かれてしまうので注意。
上面装甲も30mmと通常ツリーのJPz 4-5やRakJPz 2より強化されたように感じるかもしれないが、これも構造用鋼のため、実質的な装甲厚は14mmとわずかに増加したに過ぎない。航空機の機銃掃射にも注意しよう。
さらに砲配置の都合で乗員3名全員が車体中央に同乗している、そのため正面に被弾貫通=乗員全滅となりかねない。
スモークディスチャージャーもないため、立ち回りには細心の注意を払おう。

3人仲良く並んでいる

VT1-2_crew_0.png

 

【機動性】
とてもはやい(小並感)。2200馬力から生み出されるパワーウェイトレシオは驚異の50hp/t。
最高速こそ他の第三世代MBTと比べると大したことなく、路上では明確に装輪車両に劣る。しかしながら不整地でも余裕でトップスピードまで出すことができ、さらに後進も前進と全く同じ速度が出るため、1.93のマイナーアップデートにより40km/hまで速度が落とされてしまったが、依然として速いため退却や陣地転換もスムーズに行うことができる。ただし急停車すると車体が大きく左に旋回してしまう
登坂能力も高いため、普段いけないような場所へも行けたりするので、うまく狙撃できるようなポイントを探していこう。

 

【総評】
BR8.3にてオーバースペック、且つ左右への射界が制限された本車の砲を上手く運用するには、この足の速さをどう活かすかにかかっている。
マップ構造や敵の初動を熟知し、それに先駆けて狙撃ポイントに付き通行料を頂きつつ、次のポイントに迅速に移動するというスキルが求められるだろう。

 

史実

VT1-2.jpg
VT1-2は西ドイツで1970年代に計画されていたKampfpanzer3(kpz3)計画の『レオパルト1の後継の主力戦車』の一つである。
「Versuchsträger」(フェアズーフストレーガー 試験車両)とも呼ばれる。製造はUボートの製造を行っていた企業の一つマシーネンバオ・キールである。
当初はイギリスとの共同開発であったが西ドイツ側から無砲塔の開発に傾くとイギリスは開発から脱退している。
VT1-1は1974年に製造されMBT-70の車体を流用し短縮した車体を用い、尚且つカノーネンヤークトパンツァーのような伝統的なドイツの駆逐戦車/突撃砲の形を残した形で設計され多大な技術投資で105mmライフル砲を連装砲にする技術を確立させた。VT1-2から自動装填付き120mm滑腔砲に換装し、エンジンを強化したタイプを1975年に製作した。このエンジンは過給器付きで通常1500psで稼働し、緊急時はリミッターを解除して2400psまで増大することが出来た。

しかしながら、MBT-70計画でレオパルト2が完成しており、しかも当時のレオパルト2はエンジンにまだ明確な設計思想がなかったため何をのせてもいけるよう余裕のある設計になっており、その気になればVT1-2よりも遥かに強力なエンジンを搭載出来た。
結局レオパルト2との比較で何の優位性を見いだせなかった上に、連装砲は実用性等に欠けるなどとの理由で不採用となりこの計画はお蔵入りとなった。

小ネタ

ゲーム内では無砲塔+2つの砲の見た目から昆虫王者(クワガタ)と言われる。アメリカにも似たような車両がいる。

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

【注意事項】

  • 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
  • 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
  • ページの編集要望等ありましたら編集会議のコメント欄をご利用ください。

旧式コメント欄(ZawaZawaコメント欄が使用できない時などに)

*1 爆薬量はTNT換算