イタリア RankVIII 攻撃機 Tornado IDS(1995)
概要
Update 2.23 "Apex Predators"にて追加された、イタリア向けのトーネード。F-84F以来の攻撃機である。
イタリア悲願の誘導爆弾を装備可能な他、大量の無誘導爆弾、そしてAIM-9Lを装備可能。
--加筆求む--
機体情報(v2.23.0)
必要経費
必要研究値(RP) | 410,000 |
---|---|
機体購入費(SL) | 1,100,000 |
乗員訓練費(SL) | 310,000 |
エキスパート化(SL) | 1,100,000 |
エース化(GE) | 3,400 |
エース化無料(RP) | 1,280,000 |
バックアップ(GE) | 60 |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 11.3 / 11.3 / 11.3 |
RP倍率 | 2.5 |
SL倍率 | 1.1 / 2.9 / 2.5 |
最大修理費(SL) | 4,560⇒*** / 10,990⇒*** / 13,190⇒*** |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
---|---|
最高速度(km/h) | 1989⇒*** / 1985⇒*** |
(高度10,972m時) | |
最高高度(m) | 12,800 |
旋回時間(秒) | 31.4⇒*** / 31.5⇒*** |
上昇速度(m/s) | 154.1⇒*** / 151.5⇒*** |
離陸滑走距離(m) | 800 |
最大推力(kgf) | 3470⇒*** / 3410⇒*** |
A/B推力(kgf) | 6880⇒*** / 6800⇒*** |
毎秒射撃量(kg/s) | 14.73 |
燃料量(分) | min*** / *** / *** / max*** |
搭乗員(人) | 2 |
限界速度(IAS) | *** km/h |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)*** km/h, (離陸)*** km/h, (着陸)*** km/h |
主翼耐久度 | -***G ~ ***G |
レーダー
分類 | 有無 | 距離 (km) |
---|---|---|
索敵レーダー | 〇/× | **/**/** |
測距レーダー | 〇/× | *** |
追跡レーダー | 〇/× | *** |
火器管制装置 | 〇/× | *** |
敵味方識別装置 | × | - |
捜索中追尾 | × | - |
レーダー警報装置 | 〇 | - |
武装
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
通常/ステルス | |||||
機関砲 | 27mm Mauser BK27 | 2 | 360 | 機首 | 360/530 |
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
27 mm Mauser BK27 | 既定 | PT/APHE/APHE/APHE | 48 | 45 | 34 | 25 | 18 | 13 |
空中目標 | PT/SAPHEI/HEF/APHE | 48 | 45 | 34 | 25 | 18 | 13 | |
空中目標 | PT/SAPHEI/AP/APHE | 58 | 54 | 41 | 29 | 21 | 15 | |
徹甲弾 | PT/AP/AP/AP | 64 | 60 | 46 | 33 | 23 | 17 | |
ステルス | SAPHEI/SAPHEI/APHE/APHE | 48 | 45 | 34 | 25 | 18 | 13 |
追加武装
凡例 | ||||
---|---|---|---|---|
記号 | 意味 | 記号 | 意味 | |
RKT | ロケット | BOM | 爆弾 | |
AGM | 対地ミサイル | AAM | 対空ミサイル | |
GUN | 機関銃/砲 | CM | 対抗手段 | |
MINE | 機雷 | TPD | 魚雷 |
分類 | 名称 | パイロン | ||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | - | ||
AAM | AIM-9L | 1 | 1 | |||||||||||
BOM | 1000 lb*1 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | 2 | |||||||
BOM | 1000 lb | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | 1 | ||||||
GBM&TGP | Targeting CLDP pod GBU-24 Paveway III | 1 | 1*2 | |||||||||||
GBM&TGP | Targeting CLDP pod GBU-16 Paveway III | 1 | 1 | 1*3 | ||||||||||
CM | Flares/Chaff large | 1*4 | 1*5 | |||||||||||
DRT | Drop tank(1500 liters) | 1 | 1 |
爆弾
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最大貫通力 (mm) | 装甲車両 破壊距離(m) | 非装甲車両 破壊距離(m) |
---|---|---|---|---|---|
1000 lb LDGP Mk 83 | 453.6 | 272.43 | 117 | 12 | 145 |
誘導爆弾
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 誘導方式 |
---|---|---|---|
GBU-16 Paveway II | 495.3 | 272.43 | Laser |
名称 | 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 誘導方式 |
---|---|---|---|
GBU-24 Paveway III | 907.1 | 505.75 | Laser+IOG*6 |
ミサイル
名称 | 弾頭重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 最高速度 (M) | 誘導 方式 | 射程 (km) | 誘導時間 (s) | 最大過負荷 (G) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
AIM-9L Sidewinder | 84.0 | 4.06 | 2.5 | IR, 全方位 | 6.50*7 3.00*8 | 40.0 | 30 |
機体改良
Tier | 名称 | 必要量(RP) | 購入費(SL) | 購入費(GE) |
---|---|---|---|---|
I | Compressor | 21,000 | 19,000 | 330 |
Fuselage repair | ||||
Flares/Chaff | ||||
Offensive 27 mm | ||||
Mk83 | ||||
II | New boosters | 30,000 | 27,000 | 470 |
Airframe | ||||
G-suit | ||||
CLDP | ||||
III | Wings repair | 33,000 | 30,000 | 510 |
Cover | ||||
New 27 mm cannons | ||||
GBU-16 | ||||
IV | Engine | 57,000 | 52,000 | 890 |
EFS | ||||
GBU-24 |
カモフラージュ
標準カモフラージュ | |
---|---|
条件 | - |
説明 | 標準カモフラージュ |
研究ツリー
前機体 | F-84F |
---|---|
派生機体 | - |
次機体 | AV-8B Plus (IT) |
解説
特徴
イタリアに追加されたトーネード IDS。イギリスやドイツに実装されたトーネードと大きな性能差はない。
立ち回り
【アーケードバトル】
--加筆求む--
【リアリスティックバトル】
--加筆求む--
【シミュレーターバトル】
--加筆求む--
史実
アフガニスタン上空を飛行するイタリア空軍第6航空団所属のトーネードIDS(2008)
トーネードIDS(Panavia Tornado IDS)はイギリス・西ドイツ・イタリアの国際共同開発によって設計された戦闘攻撃機。開発国である英・独・伊に加えてサウジアラビアが運用しており、艦隊攻撃や近接航空支援などの要素を盛り込んだ派生型が多く開発された。湾岸戦争やイラク戦争を代表とする多くの紛争に参加しており、驚異的な戦果を挙げることによってその名を轟かせた。
1960年代、F-104シリーズの性能的限界を感じたNATO諸国は後継の攻撃機開発計画(MRCA)を進めていた。そのため、当時開発中止が相次ぎ、バルカンやバッカニアの後継機選定に難儀していたイギリスもこの計画に参加することとなった。
1969年3月に英BAC社・西独MBB社・蘭フォッカー社・伊フィアット社の4社によって西ドイツにPanavia Aircraft GmbH社が設立。ベルギーとカナダは資金難で計画から脱退したものの、10月には英独伊の三ヵ国が計画進行の決定事項を含んだ協定覚書に署名した。最終的な合意によりイギリスと西ドイツが42.5%の作業を担当し、イタリアは残りの15%の作業を担当した。
英独伊の三ヵ国で用意された計16機のトーネード IDS試作機は1974年8月に初飛行した。低高度侵入による対地攻撃がソ連を中心とした東側諸国の地上軍相手に有効な潜在的脅威として評価される形となり、1976年にはイギリス空軍、西ドイツ空軍向けの生産が開始され、1981年にイタリア空軍向けのトーネード IDSが生産が開始された。
なお、イギリス空軍は地上攻撃と偵察の使用を想定していたためトーネード GR(Ground attack/Reconnaissance)の名称を用いたが、Panavia社は阻止攻撃(Interdictor-Strike/IDS)型と呼称した。
1990年勃発の湾岸戦争では、イタリア政府によってイタリア空軍第6飛行隊・第36飛行隊に所属する8機と予備の2機のトーネード IDSが派遣された。アラブ首長国連邦の首都アブダビから南に約32kmに位置するアルダフラ空軍基地に到着したイタリア空軍のトーネード IDSは、アメリカ中央軍を中心に実施されることとなった砂漠の盾作戦に参加するため、1973年に解体されて存在が消滅していたイタリア空軍第50航空隊(50º Stormo)として再編成され、実戦に参加した。
42日間の戦闘でイタリア空軍のトーネード IDSはMario Arpino将軍指揮下で、出撃226回、合計589時間の飛行を実施している。
湾岸戦争中の1991年1月17日から18日までの夜間に実施された作戦において、Gianmarco Bellini少佐とMaurizio Cocciolone大尉が搭乗したイタリア空軍所属のトーネード IDSは、他のイタリア空軍所属のトーネード IDSが7機、他2機(30機の説有)の多国籍軍からなる編隊に加わり作戦に参加した。目標はクウェート北西・イラク南部の航空補給所であったものの、強い乱気流のため当初想定されていた航路から侵入するのは不可能と判断し、航路で空中給油を行うことができた少佐と大尉のトーネード IDSのみが目標へ突入することになり、その他の機体は残燃料の問題で基地へ引き返した。
航空戦術司令部の許可を得た少佐と大尉のトーネード IDSは敵レーダーを掻い潜るため高度約250フィート(約76.2メートル)の低高度で水平に侵入し、地形衝突を回避するための制御装置をオフにしたまま目標に対してMk.83 1000ポンド爆弾5発を投下した。その約40秒後、低空目標迎撃の訓練を施されたイラク軍対空砲に補足され被弾し、少佐と大尉は射出座席にてトーネード IDSから脱出。制御を失ったトーネード IDSは、クウェート北西約20kmのイラク共和国防衛隊の兵舎の数百メートルの位置に墜落したとされている。
脱出後すぐに少佐と大尉はイラク軍に捕えられ、47日間にもわたる肉体的・精神的な激しい拷問を受けたが、湾岸戦争終結に際し多国籍軍によって解放された。その後、Bellini少佐は後に准将の地位にまで昇進後2012年に退役し、Cocciolone大尉は大佐にまで昇進し2017年に除隊した。
湾岸戦争後のコソボ紛争(1998年2月~)では、1999年のアライド・フォース作戦に参加したイタリア空軍のトーネード IDSがAGM-88 HARM 対レーダーミサイルをユーゴスラビア軍のレーダーや対空陣地に対して合計115発を発射している。
【トーネード IDS/ECRの戦歴】
1991 | 砂漠の盾作戦 | イギリス・イタリア・サウジアラビア |
1991 | サザン・ウォッチ作戦 | イギリス |
1995 | デリバリット・フォース作戦 | イギリス・ドイツ・イタリア |
1998 | 砂漠の狐作戦 | イギリス |
2001 | 不屈の自由作戦 | イギリス・ドイツ |
2003 | フリーダム作戦 | イギリス |
2015 | 生来の決意作戦 | ドイツ |
2015 | イエメン内戦 | サウジアラビア |
2018 | シリア内戦 | イギリス |
Wikipedia - トーネード IDS より出典
1990年代初頭、イタリア空軍は2000年頃を予定していたユーロファイター・タイフーンの導入までの間、老朽化したF-104S-ASAによって貧弱化した防空能力を向上させるため、F-16なども参加したコンペの中からトーネード ADVを採用することとした。これにより1993年にイタリア空軍はイギリス空軍から24機のトーネード F.3を10年間借用する契約に調印し、これと同時に96基の訓練用スカイフラッシュミサイルとその他整備に必要な設備の借用も行った。しかし配備後の稼働率は50%以下を割ることとなった。原因として、イタリア空軍が運用していたトーネード IDSとトーネード ADVを比較して、サポートに対する要求を少なく見積もっていたこと、予備エンジンが不足していた(リース契約にエンジン借用などの項目はない)こと、装備品が不足していたことが原因とされている。
2000年には当初イタリア空軍が期待していたユーロファイター・タイフーンの大幅な計画遅延によって導入が遅れ、その間までの暫定的なイタリア空軍に適した防空戦闘機の選定が行われた。トーネード ADVのアップグレードで対応する案もあったものの、新しい装備の規格へのアップグレードと寿命延長には根本的な構造変更が必要と判明し、コストパフォーマンスが優れないとしてこの案は破棄された。結果として、イタリア空軍はアメリカからF-16を35機借用する契約をすることとなり、2004年には最後のトーネード ADVがイギリス空軍へ返却された。
現在のイタリア空軍においてもトーネード IDSは多種多様な対地攻撃に対応できるマルチロール機として重要な任についており、更新を重ねることによって現在でも55~60%程度の稼働率を維持し続けている。
イタリア語版Wikipedia - Panavia Tornado より出典
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