T30

Last-modified: 2020-05-13 (水) 18:32:39

アメリカ Rank IV 重戦車 T30

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概要

2018年12月に行われたイベント、Festive Quest(2018)で陸戦タスクをこなし「クリスマスのおもちゃ」を10個獲得する事で入手できた車両。

--加筆求む--

車両情報(v1.**)

必要経費

必要研究値(RP)***
車両購入費(SL)***
乗員訓練費(SL)10000
エキスパート化(SL)480000
エース化(GE)1200
エース化無料(RP)1440000
バックアップ(GE)200
護符(GE)***
デカール枠解放(RP)130000

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング7.0 / 6.7 / 6.7
RP倍率1.96 (+100%)
SL倍率1.0 / 1.4 / 1.7
最大修理費(SL)13000 / 1830 / 17000

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)19.6⇒27.1 / 14.4⇒16.9
俯角/仰角(°)-10/15
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
38.87⇒29.9
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
102 / 76 / 51
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
203 / 158 / 102
重量(t)65.8
エンジン出力(hp)1046⇒1287 / 716⇒810
2,800rpm
最高速度(km/h)37/35
実測前進~後退速度(km/h)37 ~ -14 / 35 ~ -14
最大登坂能力(°)***⇒*** / ***⇒***
視界(%)107
乗員数(人)6

武装

名称搭載弾薬数
主砲155mm T7 cannon34
機銃12.7mm M2HB機関銃 x22200

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

名称弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)購入
費用
(SL)
10m100m500m1000m1500m2000m
M112B1APBC45639.94670177176167157147138
T29E1APCBC45639.94670197195185174163153280
M107HE436.86(kg)71754
M110煙幕弾45507170280

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要RP購入費(SL)
I履帯******
修理キット
砲塔駆動機構
弾薬開発1
IIサスペンション******
ブレーキシステム
手動消火器
火砲調整
弾薬開発2
IIIフィルター******
救急セット
昇降機構
弾薬開発3
IV変速機******
エンジン
追加装甲
砲撃支援

カモフラージュ

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△△△
[添付]
条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前車両
派生車両
次車両
 
 

解説

特徴

同じアメリカ陸6.7にいるT29・T34の兄弟とほぼ同じ車体に巨大な155mm砲を搭載したもの。これはver1.85時点ではアメリカツリー最大である。
150mmクラスの巨砲を搭載した車両としては走攻守がよく纏まっており、比較的扱いやすい部類に入るだろう。

 

【火力】
本車は最大の特徴である巨大な155mm砲を搭載しており、その破壊力はまさに圧倒的である。
APBC・APCBC共に10mでの貫徹力197mmと少し不足気味に見えるかもしれないが、圧倒的な大口径故に傾斜装甲も容易く叩き割れる(47年型を除くT-54の車体正面すらも抜けてしまうほど。これは貫通力で勝るT29やT34ではできない)。ただし、垂直装甲で200mm以上の厚さを持つ戦車も珍しくないので過信は禁物である。
榴弾は155mmらしく凄まじい威力である。底板や天板等の弱点を狙えるならこれだけで戦い抜くことも可能だろう。
貫通力が54mmあるため、一部戦車(Ru 251ほぼ全ての部位、Leopard 1の背面や車体側面など)は直撃させても貫通判定が出る。
砲弾初速はAPBC・APCBCで670m/秒と6.7戦車としては遅く、スコープ倍率もあまり良くないので遠距離戦は辛いかもしれない。

リロード時間は初期で約36秒、フル強化のエース化で29秒台とかなり遅いが、優秀な装甲と機動力があるので補うのはそう難しくはないだろう。

ちなみに2種類ある徹甲榴弾のAPBCとAPCBCだが、垂直での貫通力が全く同じで30°の傾斜に対しては初期弾のAPBCの方が勝るというよく分からない仕様になっている*2。一応60°の傾斜ではAPCBCの方が僅かに上回るが普通に戦う分には初期弾のAPBCの方が便利だろう。
いつの間にか、APBCの貫通力が最大177mmまで下げられたので、徹甲弾を使いたいときはAPCBCの方を使うといいだろう。

地味に同軸M2ブローニングが他の兄弟より減っている点は注意。

 

【防御】
基本的にはT29やT34とほぼ同じだが防盾周りが少し異なり、防盾の端にあった300mm厚の部分が減っているので一応注意。
また、防盾右側にある照準器の部分の装甲がT34同様非常に薄いので格下戦車にも抜かれる可能性がある(T29には無い)。敵と対峙した時は抜かれないように砲塔を振ったりよそ見したりして狙わせないようにしよう。
側背面は車体装甲を中心にBR比でかなり薄く、80mmを切っている部位が多い。BR6.7にもなって釈迦に説法かもしれないが、死角を突かれないように配慮しておきたいところ。

 

【機動性】
T34と同じ車体とエンジンなのでT29より少し加速力で勝る。HTであることを考えれば及第点だろう。
もちろん敵の快速戦車には注意が必要である。

 

【総評】
155mmという巨砲を搭載していながら旋回速度が速い全周旋回砲塔と非常に堅牢な装甲を持ち、それでいて重戦車としてはよく動ける程度の機動力を併せ持っている。
他の150mm超えの砲を持った車両は装甲が非常に薄かったり鈍重だったり固定戦闘室だったりと扱い辛いものが多かったが、本車は装甲・機動力の優秀さも合わさって単なる一発屋では終わらない非常に高いポテンシャルを秘めており、同じ兄弟のT29やT34はもちろん、同格の他国重戦車にも引けを取らない高い性能を持っている。
そして何よりアメリカツリー最大級の巨砲という浪漫こそ本車最大の強みなので、イベントで本車を手に入れた戦車兵は特大の砲弾をおもいっきりぶちかましてやろう。

史実

T29重戦車計画の中の1台で、他のファミリー車輛同様「ドイツ軍新型戦車*3と真っ向から勝負できる重戦車」というオーダーで開発設計された。
厚い装甲厚と自動装填棒を備えた砲塔に分離装薬式の155mm砲T7を備えており、ファミリー内では最大口径の主砲を持つ。

T29、T34ともども対独戦には間に合わず、また日本陸軍相手としては過剰性能であったため、本車輛もわずかだけ生産されたにとどまったが、T29ファミリー開発で技術が蓄積されたことがのちのM103に繋がっていくこととなる。

バリエーションとして薬莢排出用に追加ハッチを砲塔後面に設けたT30E1、伝統的な砲塔を外して機力装填装置を装備した揺動式砲塔*4に変更したT30E2がある。
--加筆求む--

小ネタ

war thunderにこそ四種類の砲弾があるが、実際は155mm戦車砲T7は榴弾の射撃を前提として開発されたものであり、弾種は榴弾しか用意されておらず対戦車戦闘に用いることはできなかった。


砲弾について

T30は弾薬について不明な点が多い。榴弾しか発射できないと主張する人もいれば徹甲弾も発射できるが威力が低かったと主張する人も。中にはそれぞれ276 mmの貫通を誇る「M111 AP」と320 mmの貫通を誇る「M112 APCR」があったという主張をする人も。コレら自体の中には正しいものもあるだろうが、T30は公的資料が少なくコレほど情報が錯綜してしまっている。上記の意見が実際どうなのか、ここでは一つ一つ見ていこう。

1.榴弾しか発射できない

単刀直入にいうと、コレは誤解である。T29に搭載された105mm T5E1砲のように対戦車能力に特化した砲とは違い、大口径で初速も遅い砲は対防壁や建物の破壊に使用されるだろう、だったらきっと装備する砲弾は榴弾のみだろう。こういった流れかどうかはわからないが、こういった流れで榴弾のみしか装備できないという勘違いが生まれ、広がってしまった可能性が濃いかもしれない。

2.威力の低い徹甲弾も発射できる

特定のサイトなどでは155mm T7砲は徹甲弾を発射可能であるが威力や貫通力が不十分であった。という記載がある。コレについては後で説明する。

3.276 mmの貫通を誇る「M111 AP」と320 mmの貫通を誇る「M112 APCR」があった

コレについては最初から説明する。155 mm T7 L/40砲は本車に装備された砲であるが、基は155 mm M1 L/45 “Long Tom”と云う砲の砲身を短縮したバージョンであった。T30はM107 HE、M110 WP、M112B1 APBC-HE、T29E1 APCBC-HE、T35E1 APCRの5種類の砲弾が用意されている。まず、この5種類の砲弾について説明しよう。

M107 HE
m107-he.jpg
大戦中の全ての155mm砲で使用できる榴弾で、T30のデフォルト装備である。

仕様
・重量 43.09kg
・砲口初速 717m/s
・爆薬タイプ TNT
・爆薬量 6.86kg

M110 WP
m110-wp.jpg
7.07kgのリンを持つ煙幕弾。弾道と構成はM107 HEと同様である。

仕様
・重量 44.63kg
・砲口初速 717m/s
・煙幕タイプ WP
・煙幕量 7.07kg

M112B1 APBC-HE
m112-ap.jpg
徹甲弾。対コンクリート砲弾、もしくは対戦車砲弾として使用された。コレは「B1」で、M112とM112B1の違いはキャップである。性能に関してはどちらも大差ない。均一垂直装甲板に対して発砲する試験で、155mm T7がM112B1を発射した際の結果では2200ft/s(670.56m/s)で170mmであった。

仕様
・重量 45.36kg
・砲口初速 670m/s
・爆薬タイプ D爆薬
・爆薬量 653gr

T29E1 APCBC-HE
画像なし
重装甲車両を貫通するために試作された155mm砲専用の仮帽付被帽付徹甲榴弾。貫通キャップを外したM112でもある。貫通力は30°の傾斜がついた203mm装甲を772m/sで貫通可能であった。これが90°であれば227mm貫通と、当時の徹甲弾にしては最高級である。

仕様
・重量 45.36kg
・砲口初速 772m/s
・爆薬タイプ D爆薬
・爆薬量 653gr

T35E1 HVAP / APCR
t35e1.jpg
155 mm T7の装甲貫通性能に対する陸軍の不満に応えて、T30専用に開発された装甲貫通複合剛体弾丸。いわゆる高速徹甲弾、硬芯徹甲弾というものである。貫通力は、T35では392mm、だが、T35は初速が1106m/sのため、T35E1の初速945m/sに減らした場合、最終的な貫通力は316mmということになる。

仕様
・重量 25.94kg
・砲口初速 945m/s
・爆薬タイプ 不明
・爆薬量 不明

以上が、T30に搭載されたと確認されている砲弾の全てである。ここでは、最終的な結論を述べていく。

1の榴弾に関する話は結論を述べてしまったため、ここでは割愛する。

2.威力の低い徹甲弾も発射できる
徹甲弾は発射可能であったが、それはどれもこれも威力が低いと呼べるようなものではなく、強いてM112B1がこの中では見劣りする程度である。

3.276 mmの貫通を誇る「M111 AP」と320 mmの貫通を誇る「M112 APCR」があった
これは元々wotから広まった情報であり、後回しにしたのは、このような貫通力の砲弾はなく、そしてこのような名前の砲弾もM112B1以外にない、ということを理解してもらいたかったのだ。そしてそのM112B1もAPCRでもなく、320mmの貫通力も誇っていない。

総合結論忙しい人は是非ここを
 T30は確認されているだけでは5つの砲弾が載せられており、WTではその内、T35E1を除いた4種類の砲弾が実装されている。

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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*1 爆薬量はTNT換算
*2 バグではないかとする意見もあるが詳細不明
*3 TigerⅡを指す、とされる
*4 米ツリーで言えばT54E1みたいなの。解説は仏ツリーの各車を参照