T-72A

Last-modified: 2024-01-20 (土) 13:03:44

ソビエト RankVI 中戦車 T-72A

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物理履帯更新前

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概要

Ver1.85にて追加された東側戦車の代名詞であるT-72シリーズのT-72Aである。

車両情報(v1.**)

必要経費

必要研究値(RP)390000
車両購入費(SL)1010000
乗員訓練費(SL)290000
エキスパート化(SL)1010000
エース化(GE)2100
エース化無料(RP)930000
バックアップ(GE)20
護符(GE)2800

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング9.3 / 9.3 / 9.3
RP倍率2
SL倍率1.2 / 1.3 / 1.7
最大修理費(SL)***⇒*** / ***⇒*** / ***⇒***

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)25.6⇒35.4 / 16.0⇒18.8
俯角/仰角(°)-6/13
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
7.1
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
110 / 80 / 40
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
125 / 102 / 65
重量(t)41.0⇒41.8
エンジン出力(hp)1209⇒1488 / 690⇒780
2,100rpm
最高速度(km/h)67 ~ -4 / 60 ~ -4
実測前進~後退速度(km/h)58 ~ -4 / 42 ~ -4
最大登坂能力(°)***⇒*** / ***⇒***
視界(%)75
乗員数(人)3

光学装置

倍率暗視装置種類世代
IR投光器---
車長5.0x赤外線-
砲手8.0x赤外線-
操縦手1.0x赤外線-

武装

名称搭載弾薬数
主砲125 mm 2A46M cannon44
機銃12.7 mm NSVT machine gun250
機銃7.62 mm PKT machine gun200

弾薬*1

搭載武装解説ページ(弾薬テンプレート置き場)を開く

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(kg)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
125 mm
2A46M
3BM9APFSDS3.6-1,800321317303285268249
3BM15APFSDS3.88-1,780440430420410405400
3BM22APFSDS4.83-1,760425420415405392380
3BK12MHEATFS19.02.53905440
3OF26HE23.05.2485042
 

車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要RP購入費(SL)
I履帯******
修理キット
砲塔駆動機構
弾薬開発1
IIサスペンション******
ブレーキシステム
手動消火器
火砲調整
弾薬開発2
IIIフィルター******
救急セット
昇降機構
弾薬開発3
IV変速機******
エンジン
追加装甲
砲撃支援

カモフラージュ

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既定
T-72A 1.jpg
条件-
説明標準迷彩
三色迷彩
T-72A 2.jpg
条件200GEで購入
説明三色欧州迷彩
三色砂漠迷彩
T-72A 3.jpg
条件200GEで購入
説明三色砂漠迷彩
二色砂漠迷彩
T-72A 4.jpg
条件936撃破/撃墜(AIを除く)
説明標準的な二色砂漠迷彩
変形砂漠迷彩
T-72A 5.jpg
条件200GEで購入
説明1977年以降の変形三色砂漠迷彩
変形森林迷彩
T-72A 6.jpg
条件504撃破/撃墜(AIを除く)
説明1977年以降の変形三色森林迷彩
変形冬季迷彩
T-72A 7.jpg
条件720撃破/撃墜(AIを除く)
説明1977年以降の変形三色冬季迷彩
フィンランド夏季迷彩
T-72A 8.jpg
条件200GEで購入
説明1981年以降のフィンランド陸軍の三色夏季迷彩
変形三色迷彩
T-72A 9.jpg
条件200GEで購入
説明1983年以降の変形三色森林迷彩

研究ツリー

前車両T-62
派生車両
次車両T-72B
 
 

解説

特徴

強力な125mm砲、複合装甲を備える。かつては車長サイトがなかったが、現在は5倍固定の物が使用可能である。

 

【火力】
T-64Aと同じ砲。最大装弾数は44発でT-64Aの37発よりも多いが、自動装填装置に搭載されている弾は22発(最初から装填済みの弾込みだと23発)で、T-64Aの28発(29発)より6発少ない。T-64Aと同様に自動装填装置に搭載されている弾が無くなると装填速度が20秒超えるので注意。初期弾のAPFSDSだと格上相手に不安が残るので、早急に3MB12か3BM15を開発しておこう。
T-64シリーズやT-80の持っている強力なHEである3OF26をT-72Aも初期から使うことができる。このHEは貫通が47mmと高く、扱いにコツがいるもののほぼすべての主力戦車の天板を貫通し甚大なダメージを与えることができるため、開発APFSDSを持っていない初期には使っていきたい。稜線越しに隠れている敵戦車のキューポラなどを狙う際もとても有効である。
余談だがT-80BT-64Bより砲旋回速度は遅いが砲の昇降速度が1-2秒速い

 

【防御】
反面装甲面においては優れた物になっている。特に砲塔の装甲が物理エネルギーに対して500mm近くの防御力を発揮できるためハルダウンできれば堅牢さを活かすことができる。なお、砲身付け根の通常装甲となってる弱点部分がT-80より狭いため、相変わらず砲身や閉鎖機は破壊されるが乗員への被害はやや小さくなった。
ただし、車体は決して厚くなく、また全般的に化学エネルギーに対して弱い上に、相変わらず砲付け根付近が薄いので注意しよう。

しかし改修を進めることで1983年の改修型であるT-72A(1983)にすることができる。この改修は車体の防御を約50mm上昇させ、エイブラムスレオパルト2A4のAPFSDSを防ぐことができるようになる。尚現在はレオパルト2A4のDM23に車体装甲を貫通される。
強力な改修でありこれを行えばBR9.3の車両の中でも優位に立つことができるが、車体の操縦手ハッチの弱点は健在であり後述の機動性の問題から車体下部や側面をゆっくり狙い打たれるので油断は禁物だ。

 

【機動性】
T-64と比較するとやや良好な機動力を持つ。
後進速度は相変わらず劣悪で-4kmしかだせない。前に出過ぎないようにしよう。
T-80B.T-64A&Bらともう一つ大きく異なる点としてエンジンの回転数が低いせいで高所に登りづらい。平地で運用するのであれば気にならないが坂が多い所では登れなかったりトロイだろう。

 

史実

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言わずと知れたソ連の大ベストセラーMBT、それがこのT-72である。
第2.5世代MBTに分類されており、先進国が配備している第3世代MBTには劣る部分があるが、整備の容易さや低コストを買われ、今でも配備・改良している国は多い(ロシアも改良型を配備している)。

クリックで展開

本車の開発は1967年にスタートしたが、始まるに至った原因は、当時ソ連が配備を進めていたT-64がある。T-64はソ連が威信をかけて開発したMBTで、自動装填装置や大口径で強力な125mm砲、ディーゼルエンジンや複合装甲といった革新的な装備を持ってデビューし、その登場は西側に大きなショックを与えた。しかし、決していい所だらけの戦車とは言えず、初期型は装填装置による乗員の死亡事故を引き起こし、それを改良したT-64Aをもってしても整備性の悪さは付きまとい、最大の欠点として高いコストという問題を抱えていた。その為、T-64の配備は中々進まず、T-62やT-55といった旧式戦車の置き換えも十分に行えずにいた。

そこでソ連は、T-64より信頼性が高くコストも低い車両を作るべく、T-64をベースにObject172を制作した。このObject172は2種類が制作されており、一つは車体はT-64だが自動装填装置を6ETs15"カセートカ"に変更し、エンジンもV-45(780hp)に換装した車両(エンジン冷却装置はT-64のもの)。もう一つは、Object167の足回りを流用しているが冷却装置を別のものに変更した車両である(エンジンはV-45)。後者は設計されたウラル戦車工場にあやかり"ウラル"という名を与えられ、1968年にクビンカ試験場で試験が開始され、1年後には砂漠地帯でも試験を実施した。試験結果には問題ないとされたが、エンジンのパワー不足が問題化したため、エンジンを新型のV-46に換装した。そして、このV-46エンジンを搭載した量産型としてObject172Mが製造され、1970年にザバイカルで寒冷地試験を実施し満足な結果を残した。

Object172Mは試験だけではなく、実際に運用する部隊からも歓迎され、1973年には遂に"T-72"として制式採用された。
以後ソ連戦車はハリコフ戦車工場で製造されるT-64~T80系列とウラル戦車工場で製造されるT-72~T-90系列の2系統に別れ配備運用されていくことになる。これはソ連崩壊によりハリコフ戦車工場が存在するウクライナが独立するまで続いた。
タイプによって様々な違いがあるので、以下からはタイプごとに解説する。

T-72初期型"ウラル"

Objcet172Mを制式採用した後に製造された、T-72の初期型である。1974年から1976年の2年間で製造され、Objcet172Mに最小限の改良と改修を加えた。T-64が装備した展開式エラ型補助装甲を車体側面に4枚ずつ装備していおり、対HEAT用として効果を期待されていたが、後にゴム製サイドスカートに変更された。主砲は2A26を改良した2A26M2で自動装填装置は6ETs40"カセートカ"を搭載し、射撃装置にはアクティブ式暗視装置やレンジファインダー、弾道計算器を備えており、攻撃能力は最強レベルとも呼べる戦車であった。
なお、装甲については車体は均質圧延鋼板とグラスファイバー樹脂の複合装甲(RHA20mm+樹脂105mm+RHA50mm/68°,見かけ厚574mm,対徹甲約410mm/対HEAT450mm)だが、砲塔は通常の鋳造装甲となっている。

友好国や衛星国に全く輸出されなかったT-64とは違い、T-72は早い時期から輸出を行っていた。しかし、輸出用のT-72は所謂"モンキーモデル"と呼ばれる、意図的に性能を落としたモデルであった。1975年から製造が開始された。T-72の(本格的な)実戦は1983年のレバノン侵攻でイスラエル国防軍(以下IDF)と交戦したシリア軍の車両であり、最初はIDFのショット(センチュリオンの独自改修型)のAPDS弾を一切受け付けず、一方的な攻撃で戦車大隊一個を撤退させることに成功した。この後、IDFは新鋭車両のメルカバを実戦投入し、T-72と戦火を交えた。この時のメルカバはMk.1であり主砲は105mm砲と、T-72の125mm砲より劣っていたがIDF独自開発のAPFSDSや兵士の高い練度、そしてT-72が"モンキーモデル"ということもあってか、シリア軍のT-72は完膚なきまで叩きのめされた。

なお、輸出型の製造開始とともに国内には装甲を更に強化したObjcet172M1(ウラル1)を1975年から1979年にかけて製造した。後にレーザーレンジファインダーを備えたT-72Aがデビューすると、"ウラル1"もレンジファインダーを順次レーザー式に取り換える改造を行った。

  • T-72ベースの派生型
    • T-72K(Object172MK) 指揮官用のタイプ。様々な電子機器を追加装備するとともに、電源装置も搭載した。
    • T-72K(Object172MK-E) 輸出向け。
    • T-72(Object172M-E) 輸出向けのT-72初期型。初期型ウラルとほぼ同一モデル。
T-72A

登場当初こそ強力な射撃装置を持っていたT-72だったが、西側も新たなFCSを備えたMBTを次々に登場させ、ソ連としてもこれを黙って見過ごすわけにはいかなかった。そこで、T-72に新型レンジファインダーを搭載したObject176を試作し、結果が良好だったためこれを"T-72A"として制式採用した。量産開始は1979年。外見上の違いとして、ステレオ式測距儀を装備していないため、砲塔上面左右の測距儀の出っ張りが無くなっている。主砲も2A26M2ではなく、2A46に変更しており、搭載弾薬数も44発までになった。砲手用夜間サイト(TPN-3-49)や操縦手用夜間装置(TVNB-4)の更新もされている。1982年からはスタビライザーも新型に換装している。
基本的に車体などは"ウラル1"と同様ではあるが、展開式エラ型補助装甲を廃し合成ゴム製のサイドスカートを当初から装備している。また、従来のソ連戦車同様に煙幕発生装置(エンジンの排気と燃料を混ぜて煙幕を発生させる)は残しつつ、後期生産型からは発煙弾発射機(902A)を装備し始めた。エンジンもB-46-6に換装している。
また、車体前面には1979年末より16mmの増加装甲が追加されている。
本モデルより砲塔に複合装甲が採用され、装甲厚そのものも増加している。この複合装甲は鋳造装甲の間にシリカ系の装甲をサンドイッチしたもので、このシリカ系装甲は同じ厚さの鋳造装甲と比して80%の防御力だが50%の重量という特徴がある。
製造期間は1979年から1985年の6年間で、主にワルシャワ条約機構加盟国に駐在するソ連戦車師団に配備された。

  • T-72Aの派生型
    • T-72AK 指揮官向け。偵察機能を付与した他、指揮系通信機や通信アンテナの増設等を行った。電源装置装備。
    • T-72M 輸出向け。後述。
    • T-72M1 輸出向け。後述。
    • T-72M1M 輸出向け。T-72M1を更に近代化した。
    • T-72AV 爆発反応装甲を装備したT-72A。後述。
T-72M・T-72M1

T-72の存在を世に知らしめた車両であり、輸出用として製造された。これがT-72シリーズでは大ベストセラーとなり、ソ連以外の国でライセンス生産やノックダウン生産が盛んに行われ、20カ国以上に配備されたという。
M型はウラル相当の車両であり、砲塔もウラル同様鋳造装甲であるが、ステレオ測距器ではなくA型と同じレーザー式のTPD-K1を搭載、M1型はA型(車体増加装甲付き)相当であり、砲塔は複合装甲である。
T-72MとT-72M1は中東地域にも多く配備され、湾岸戦争でM1エイブラムスやチャレンジャーと交戦するも一方的に撃破された。これ以降、ソ連戦車の評価は地に落ち、海外に全く売れなくなってしまった。

  • T-72M・M1の派生型
    • T-72M1M 輸出向け。T-72M1を更に近代化した。
T-72AV

レバノン侵攻でのメルカバによるT-72の撃破はもちろんソ連にショックを与えたが、それ以上にIDFが爆発反応装甲(ブレザーコート)を装備したM60を投入していたことに対し、ソ連は強い刺激を受けた(ちなみに、IDFのM60を撃破したシリア軍は、ソ連にブレザーコートのサンプルが送っている)。

1983年、装甲車・戦車科学技術研究所(NIIBT)では"コンタークト(接触)"と呼ばれる爆発反応装甲の実用化に漕ぎ着けており、これらは既存の戦車と新規製造される戦車に取り付けられていた。当然、T-72Aもその対象に選ばれ、"コンタークト1"を装備したT-72Aは"T-72AV(VはVzryvの頭文字であり、ロシア語で爆発)"と呼ばれることになった。取り付けられたERAの数は227個にも及び、車体前面と砲塔には勿論のことサイドスカートにも取り付けられていた。ただし、大量につけたため、発煙弾発射機の数を8基に削減している。

更に、FCSを繋ぐシステムである(1A40)を導入し、これにより行進間射撃を可能としている(一応1A40無しでもできないことはないが、レーザー測距儀のデータを弾道計算器に入力→主砲を調節して発射 という手順を取る必要があり、何のためのスタビライザーなのか分からなかった)。1A40の改良はその後も行われ、今では主砲を勝手に向かせることができるようになったほか、弾道に影響を与える要素(風関係や気温など)をあらかじめ計算できるレベルになっている。

とは言え、さすがにこれだけ改造を施すと重量増加は免れず、2t増えてしまった。そのため、速度の低下と不整地での機動力に影響を及ぼした。

  • 派生元
    • T-72A
T-72B

1985年に登場したタイプ。1978年に主砲からミサイルを発射できるT-80Bがデビューしたのに合わせ、T-72にも同等の攻撃力を持たせるべく作られた。最初の試作車はObjcet182と呼ばれたが、エンジンを新型のV-84に交換した車両はObjcet184と呼ばれ、これがT-72Bとして制式採用された。当然、既存の主砲ではミサイルが撃てないので、主砲は2A46Mに換装している。

発射可能なミサイルは9M119"レフレークス"、改良型の9M119M"レフレークスM"であり、射程は75m~4000m(9M119Mは5000m)となっている。垂直に命中した場合、800mm~850mm(900mm)の装甲を粉砕できるため、ロシアとしては「エイブラムスも撃破できる」と謳っている。誘導方式は半自動であり、対戦車ミサイルではあるが、ヘリコプターにも有効である。

装甲も若干の強化が行われ、車体前面に20mmの装甲を追加したほか、砲塔装甲も厚くなり構造も変更している。当然、重量も増えたためエンジンはV-84-1(850hp)を搭載している。

余談だが、9M119は値段が冗談抜きで高く、場合によっては2A46MのAPFSDSの25倍以上の値段になる。30発も買えば、輸出用のT-72が1両買えるというのだから、如何に高額なのかが分かるだろう。流石にソ連もこれには頭を抱えたのか、ミサイル発射機能を無くしたT-72B1を本国向けとして配備している。

  • T-72Bの派生型
    • T-72B(1989年製造型) コンタークト5を搭載している。T-72BMだと思われる。
    • T-72BK 指揮官用。偵察機能を付与した他、指揮系通信機や通信アンテナの増設等を行った。電源装置装備。
    • T-72B1 ミサイル運用能力を無くしたタイプ。本国向けである。
    • T-72B1K B1の指揮官用。偵察機能を付与した他、指揮系通信機や通信アンテナの増設等を行った。電源装置装備。
    • T-72S 輸出用のT-72B。後述。
    • T-72BV T-72Bに"コンタークト"を227個取り付けたタイプ。登場当初からERAの配置を変えている。
    • T-72BV1 T-72BVからミサイル運用能力を無くしたタイプ。
    • T-72BM コンタークト5を搭載したT-72B。砲塔・車体・サイドスカートで取り付け方が異なる。
    • T-72BA・BA1 T-80Bの近代化改修型。派生型を含めて後述。
    • T-72BU T-90の初期型。イメージの悪いT-72の名を払拭するために、後にT-90という名前になった。
T-72BA・T-72BA1・T-72B2・T-72B3
  • T-72BA・BA1
    オーバーホール中のT-80BをUAZが近代化改修したもの。車体前面に装甲を追加した他、車体とエンジンをT-90初期型と交換したタイプと、T-90Aから流用したタイプがある。コンタークト5を標準装備。
  • T-72B2
    近代化改修を施したT-72。機器を全般的に更新しているほか、エンジンもV-92S2に換装している。補助電源装置を装備する。主砲は2A46M5。
  • T-72B3
    最新鋭のT-72。T-90に性能を近づけており、FCSも最新型に交換している。車長用サイトを新規搭載した車両や、エンジンがV-84-1のままの車両も混じっている。
  • T-72B3(2016)
    T-72B3を更に改修したもの。爆発反応装甲を新型のРеликтに変更し、主砲も2A46M5-1に変えており、エンジンもT-90MSと同じV-92S2F(1130hp)にしている。自動変速機やデジタルディスプレイ、リアビューカメラが追加され、砲安定装置を2E58にしている。
  • 参考
  • グランドパワー2019年8月号

小ネタ

◇発砲すると砲塔後部のハッチが開き薬莢が排出されるようになった。
◇車長用キューポラの12.7 mm NSVT機関銃は車長用サイトの反対側に装備されているため、実はゲーム中のように車長が覗いている方向には撃つことができない。


究極のやられ役

さて、ソビエト戦車は人命が軽視されていると言った俗説があるが、これは間違いである。確かに、貫通されれば死を意味する劣悪な車内レイアウトからは想像もできないが、西側諸国よりも人命を重視した設計となっていた。
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 まず、砲弾や弾薬が車体下部に配置されている。これは、被弾する可能性の高い砲塔からできるだけ遠ざけた結果である。アメリカ陸軍の研究によると、戦車の正面で被弾する可能性が1番高いのは砲塔、次に車体上部、最後に車体下部である、とのデータもある。つまり、T-72は被弾貫通しやすい砲塔はできるだけ小さく、可燃物(砲弾や弾薬)は配置しないことを徹底している。西側戦車は「ブローオフパネル」で弾薬が誘爆した際の爆圧や熱を乗員区画に回らないようにしているのに対し、ソ連戦車はそもそも誘爆させないことを前提に設計されている。
 次に、車高の低さだが、これも上記と同じ理由である。前面投影面積が小さければ小さいほど、被弾する面積も減るし、被発見性に優れるのだ。大型トラックと軽自動車が草原にいた際、遠くから視認されやすいのは大型トラックの方で、軽自動車は見つかりにくいのと同じ事。
 湾岸戦争では、M1エイブラムスに一方的に撃破された例があるが、それは乗員の練度不足で、本来であれば隠すべき車体下部や側面などを攻撃された結果であり、搭乗員の練度によっては互角の戦いを繰り広げていた・・・かもしれない。


実装されているT-72シリーズの一覧
車両ランクツリー入手方法概要国家
T-72M2 モデルナVIIプレミアムイベントT-72M1をアップグレードした車両
火力、防御面ともに大幅に強化されている。後退速度は変わらず4km/h
ソビエト
T-72AV (TURMS-T)VIIGET-72Aと比べ新砲弾、爆発反応装甲の追加、砲手&車長用の
第二世代サーマルイメージャーを搭載している
T-72BVII通常研究T-72Aを近代化改修した車両
火力、機動性共に強化されており防御面は大幅に強化されている
後退速度は変わらず4km/h
T-72B (1989)VII爆発反応装甲をより強力にした車両
火力、機動性ともに前車と変わらない
T-72B3VIIT-72Bを近代化改修した車両
火力、防御、機動性ともに大幅に強化されている。後退速度は(ry
T-72M1 (DE)VI通常研究ソビエトから供与されたT-72M1
性能はT-72Aと比べ変わらない
ドイツ
T-72M1 (HUN)VI通常研究ソビエトから供与されたT-72M1
性能はT-72Aと比べ変わらない
イタリア
T-72M1 (FIN)VI通常研究ソビエトから購入したT-72M1
性能はT-72Aと比べ変わらない
スウェーデン

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

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*1 爆薬量はTNT換算