スウェーデン RankI 軽戦車 Stridsvagn m/38
概要
Ver1.97 “Viking Fury”にて実装された37mm砲を搭載するスウェーデンRankIの初期車両。アップデートにより最大貫通力105㎜を誇るAPDSが追加されたことで、格上にも通用する強力な火力を誇るようになった。
車両情報(v1.97)
必要経費
必要研究値(RP) | - |
---|---|
車両購入費(SL) | - |
乗員訓練費(SL) | - |
エキスパート化(SL) | 1000 |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 50 |
護符(GE) | 80 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 1.0 / 1.0 / 1.0 |
RP倍率 | 1.0 |
SL倍率 | 0.1 / 0.1 / 0.2 |
最大修理費(SL) | - / - / - |
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | 15.2⇒21.1 / 9.5⇒11.2 |
俯角/仰角(°) | -10/20 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 4.03⇒3.1 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 13 / 13 / 13 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 15 / 13 / 13 |
船体崩壊 | 無 |
重量(t) | 8.8 |
エンジン出力(hp) | 220⇒271 / 126⇒142 |
2,300rpm | |
最高速度(km/h) | 51 / 46 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
最大登坂能力(°) | ***⇒*** / ***⇒*** |
視界(%) | 69 |
乗員数(人) | 3 |
武装
名称 | 搭載弾薬数 | 弾薬費(SL) | |
---|---|---|---|
主砲 | 37mm kan m/38 cannon | 100 | 2 |
機銃 | 8mm ksp m/36 machine gun | 2250 | - |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
37 mm kan m/38 | slpprj m/38 | APBC | 0.74 | - | 785 | 59 | 55 | 41 | 28 | 19 | 13 |
slpgr m/39 | APBC | 0.74 | 0.015 | 800 | 55 | 51 | 37 | 26 | 17 | 12 | |
3,7 cm slpprj m/49 | APDS | 0.71 | - | 1150 | 115 | 111 | 95 | 78 | 64 | 52 |
名称 | ベルト名 | 弾種 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
8 mm ksp m/36 | 規定 | API-T/AP/I | 13 | 12 | 7 | 3 | 3 | 3 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
---|---|---|---|
I | 履帯 | *** | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
II | サスペンション | *** | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
III | フィルター | *** | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
IV | 変速機 | *** | *** |
エンジン | |||
砲撃支援 | |||
slpgr m/39 |
カモフラージュ
研究ツリー
次車両 | Strv m/40L |
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解説
特徴
初期車両の一台、一見ごく普通だが非力な足回りに安心の薄い装甲、そしてちょっぴり頼りない上に不穏な動揺を見せる37mm砲と追加された砲弾の凄まじい尖りっぷりを除けば、大変慎ましい戦車である。低ランクのスウェーデン戦車の特徴をよく表した戦車である為、ここで使い方を学んで活かしていこう。
【火力】
スウェーデンの37mm砲には他国のほぼ標準装備である(肩当式の人力)砲安定機能が一切なく、急制動を行うと派手に揺れて照準が完全に戻るまでが長い。その為に戦場で相手と不意に遭遇するとほぼ確実に先手を取られてしまう。
初期弾のAP弾は貫通力にやや乏しく、加害力もイマイチなためこれを使い続ける限り苦しい。
開発弾の一つのAP(HE)BC弾は炸裂時の内部被害が大きめで、貫通さえ出来れば大ダメージを期待できる。
追加されたもう一つの開発弾がなんと貫通100㎜超えで高初速のAPDS弾であり、ランクⅠからいきなり使える為猛威を振るう。ただし、あくまで小口径である上に精度も悪く、相手を倒すまでに何発も必要になるケースが多い。ある程度戦闘力を奪ったらAP(HE)BC弾で止めを刺す事も考えておきたいが、弾速が大きく違うため注意が必要。
【防御】
紙である。もう一つの初期車両Strv m/31と違い、M2ブローニングに容赦なく抜かれてしまう。
【機動性】
平地であれば最低限は動く事はできるが、登坂力が低く20度程度の傾斜でも登れなくなってしまう。車体旋回は割りと機敏な方である。
総評としてはちょっとでも動くとグラグラと砲が揺れる為に攻勢時の行動が苦手である。微動だにせず構えてAPDS弾をばら撒く砲台と化すのが最も適している。
しかし登坂能力が低いため射撃ポジションに向かう事すら困難な場合がある為、APDS弾の強さを活かすには慣れが必要でかなり厳しい仕上がりとなっている。
史実
L-60軽戦車はスウェーデンのランツヴェルク社がL-10軽戦車に次いで1934年に開発したもので、1930年代初期における最も優れた軽戦車の1つと評価されている。
L-60軽戦車は前作L-10軽戦車の設計を踏襲し、全体に洗練させ新機軸を盛り込み小型化が図られていた。
車体は圧延防弾鋼板を溶接した箱型のもので、砲塔もやはり圧延防弾鋼板の溶接構造となっていた。
車内レイアウトは車体前部が操縦室、中央部が戦闘室、後部が機関室となっており、戦闘室の上部に武装を搭載した全周旋回式砲塔を搭載していた。
変速・操向機は車体前部にあり、リア・エンジン/フロント・ドライブ方式であった。
操縦手が車体前部左側に位置するため車体上部構造は左側が前方に張り出しており、張り出し部の上面には旋回式の操縦手用ハッチが設けられていた。
砲塔はほぼ円筒形で左右側面に前開き式の四角い乗降用ハッチが設けられており、砲塔上面には車長用キューポラが装備されていた。
L-60軽戦車で最も特徴的なのは、サスペンションに先進的なトーションバー(捩り棒)方式を採用していたことである。
これは諸外国と比べてもかなり早い方で、制式戦車としては初めてのものだと思われる。
転輪は片側4個だったが、最後部の誘導輪も接地型にすることで接地長を稼ぎ接地圧の低減を図っていた。
乗員は車長、砲手、操縦手の3名で、操縦手以外の2名は砲塔内に位置していた。
L-60軽戦車は全長4.66m、全幅2.11m、全高1.85m、戦闘重量6.8tで、装甲厚は5~13mmとなっていた。
武装は、デンマーク製の20mmマドセン機関砲と7.7mmマドセン機関銃を砲塔防盾に同軸装備していた。
エンジンはドイツのビューシンクNAG社製のL8V/36TR V型8気筒液冷ガソリン・エンジン(出力155hp)を搭載しており、路上最大速度48~50km/hという高速を発揮することができた。
トーションバー式サスペンションの採用と相まって、機動性は申し分なかったようである。
L-60軽戦車は火力、防御力、機動力のバランスの取れた高性能の軽戦車であり、ランツヴェルク社は積極的に海外への売り込みを図った。
その結果L-60軽戦車はハンガリー軍に採用され、「38Mトルディ」の名称でライセンス生産とさらにハンガリー国内での発展型の開発が行なわれた。
またアイルランドにも数両のL-60軽戦車が輸出されており、ビジネスとしては成功したといえるだろう。
しかし本家本元のスウェーデン軍では、L-60軽戦車はそのままでは採用されなかった。
このためランツヴェルク社ではL-60軽戦車を改良し、L-60A、L-60B、L-60C等の改良型を製作した。
L-60C軽戦車では主砲が20mmマドセン機関砲から、国産のボフォース社製の37mm戦車砲に強化されたのが特徴であった。
スウェーデン軍はランツヴェルク社側とは違い強い武装を望んでいたようで、結局このL-60C軽戦車が1938年に「Strv.m/38」(Stridsvagn modell 38:38式戦車)として制式化されることになる。
引用:戦車研究室
小ネタ
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外部リンク
コメント
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