イタリア RankIII 戦闘機 Re.2001 CN アリエテ
概要
Re.2001の翼下にMG151/20を搭載し夜間戦闘機とした型。
限定的な爆装も可能であり、戦術の幅が広いのが特徴。
ただしMG151/20の装弾数は120発と少なめで慎重な射撃が要求される。
機体情報(v1.89)
必要経費
必要研究値(RP) | 9200 |
---|---|
機体購入費(SL) | 22000 |
乗員訓練費(SL) | 6300 |
エキスパート化(SL) | 22000 |
エース化(GE) | 180 |
エース化無料(RP) | 190000 |
バックアップ(GE) | 110 |
護符(GE) | 640 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
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バトルレーティング | 4.3 / 3.3 / 2.7 |
RP倍率 | 1.18 |
SL倍率 | 0.4 / 0.5 / 0.5 |
最大修理費(SL) | 960⇒1257 / ***⇒1257 / ***⇒1257 |
機体性能
項目 | (初期⇒全改修完了後) 【AB/RB&SB】 |
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最高速度(km/h) | 502⇒543 / 485⇒521 |
(高度5450m時) | |
最高高度(m) | 11000 |
旋回時間(秒) | 19.9⇒18.1 / 20.5⇒19.0 |
上昇速度(m/s) | 12.4⇒19.7 / 12.4⇒15.6 |
離陸滑走距離(m) | 165 |
最大出力(hp) | 939⇒1146 / 929⇒1015 |
離陸出力(hp) | 1068⇒1275 / 1058⇒1142 |
毎秒射撃量(kg/s) | 3.54 |
燃料量(分) | min:32 / 45 / 60 / max:106 |
限界速度(IAS) | 700 km/h |
フラップ破損速度(IAS) | (戦闘)460 km/h, (離陸)400 km/h,(着陸)240 km/h |
ランディングギア破損速度(IAS) | 350 km/h |
主翼耐久度 | -***G ~ ***G |
武装
分類 | 名称 | 搭載数 | 装弾数 | 搭載箇所 |
---|---|---|---|---|
機銃 | 12.7mm Breda-SAFAT | 2 | 700 | 機首 |
機関砲 | 20mm MG151/20 | 2 | 120 | 翼下 |
弾薬
武装名 | ベルト名 | 内訳 | 最大貫徹力(mm) | 費用(SL) | ||
---|---|---|---|---|---|---|
10m | 500m | 1000m | ||||
12.7mm Breda-SAFAT | 既定 | T/Ball/Ball/I/AP | 18 | 6 | 5 | - |
汎用 | AP/AP-I/IAI/API-T/I | 20 | ||||
空中目標 | API-T/AP-I/IAI | |||||
曳光弾 | API-T | |||||
ステルス | AP-I/AP-I/IAI/IAI | |||||
20mm MG151/20 | 既定 | IT/IT/APHE/HEI | 19 | 13 | 6 | - |
汎用 | IT/HEI/HEI/AP-I | 25 | 16 | 7 | 9 | |
空中目標 | AP-I/HEI/HEI/HEI/HEI/IT | |||||
地上目標 | APHE/APHE/APHE/IT | 19 | 13 | 6 | ||
曳光弾 | FI-T/FI-T/FI-T/IT/IT | 15 | 8 | 6 | ||
ステルス | HEI/HEI/HEI/APHE/AP-I | 25 | 16 | 7 | 10 | |
追加武装
分 類 | 名称 (爆薬量) 種類 | 搭 載 数 | 影響【AB/RB/SB】 | 費用 (SL) | 搭載条件 | 備考*1 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
最高速度 (km/h) | 上昇速度 (m/s) | 旋回時間 (sec) | ||||||
B | 250kg (125.7kg) GP 250 | 1 | -16.6/-20.9 | -2.5/-2.5 | +1.1/+1.7 | 100 | MGCP250 | 合計搭載量 259kg (爆薬量125.7kg) |
機体改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
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I | 胴体修理 | *** | *** |
ラジエーター | |||
12.7mm弾薬ベルト | |||
II | コンプレッサー | *** | *** |
機体 | |||
MGCP250 | |||
III | 主翼修理 | *** | *** |
エンジン | |||
20mm弾薬ベルト | |||
IV | インジェクター交換 | *** | *** |
カバー交換 | |||
新しい20mm機関砲 |
カモフラージュ
研究ツリー
解説
特徴
黒色塗装を纏い排気管をカバーで覆って夜間戦闘に対応している。
追加されたMG151/20はガンポッド形式での装備だが機体性能ガタ落ちというわけではなく、さほど変わらない性能であるので安心してほしい。
RBではマウス操作でないと左に傾くクセがある。現在は同様のバグを抱えていたF6F-5N共々修正されている。安心して機体を振り回そう。
立ち回り
【アーケードバトル】
旋回も上昇も平均をやや上回る程度の、最高速度500キロ級の軽戦闘機……データシートから読み取れる本機の性能は決して傑出したものではない。だが、実戦に出せばすぐにその印象が覆るだろう。
その最たる物が、運動性重視の軽戦闘機としては異例とも言えるエネルギー保持率の高さと、中速域での加速性能である。
低空での加速は低空に強いはずの同BR帯のソ連機を引き離し、5000m級での加速は480キロまでなら鍾馗にすら追い縋るほど。しかも、最高速度が500キロ程度である割には急降下にも強く、800キロ近くまで加速しても舵の効きが鈍らないため、一撃離脱も軽々とこなす。
また、本機は弾数こそ少ないもののMG151を2門装備しており、同砲を装備する機体としては2番目に
BRが低くなっている。しかも、本機の運動性能はハリケーンやスピットファイアと同等であり、旋回時のエネルギー保持ではそのいずれをも上回る。乱戦に突っ込めば、強力な武装を生かして短時間のうちに多くのキルを上げることが出来るだろう。
開幕上昇、一撃離脱、格闘戦。機体性能の高さと高い火力を兼ね備えた本機の万能性は傑出して高く、あらゆる場面において、優速な敵機に優位からの一撃離脱に徹されない限り手詰まりになることがない、極めて優秀な機体と言える。
【リアリスティックバトル】
高性能と名高いMG151/20を手に入れたことで火力が飛躍的に向上し、総合的な格闘能力が大幅に引き上げられている。
何より敵機と取っ組み合う時間を短縮できることが大きく、今までのように「絶好の射撃機会を捉えたのに仕留めきれず、そうこうしているうちに敵がわんさか来て面倒な事になる」ということが無くなったため、効率良く、そして安全に相手を撃墜していくことができる。
ヘッドオンでも相手に致命傷を与えられるようになったことで、旋回性能や速度性能で負けている敵機に対しても効果的な対処ができるようになった。
加えて運動性は若干下がったのみで、多勢に無勢といった状況からでも挽回できる性能を秘めているとも言えるだろう。
少々奇妙なのは12.7mmより20mmの方が弾道が良いことで、偏差を取りすぎると逆に20mmが当たらず無駄撃ちとなってしまうことがある。
両方の武装のベルトを曳光弾を含むものにして弾道を見て分かるようにしたり、距離に応じて機関銃と機関砲を撃ち分けたりすると良いだろう。
なお、ガンポッド型式で装備されているMG151/20は照準器のかなり下側から弾が出るため、翼内配置とはまた違った偏差を取る必要があることに注意したい。
本機の機体特性はドッグファイターそのもので、飛行特性は幾分零戦に近いものとなっている。
重いMG151/20を搭載しているためにserie1から性能は落ちてはいるが、その小さな性能差が勝敗を分かつことはまず無い。
しかし、同格の戦闘機相手では単純な旋回率上でのアドバンテージは無く、ドッグファイトでは今まで同様フラップを最大限に活用して戦う必要がある。
状況に応じてフラップ開度やスロットルを調節し、空戦機動を駆使して相手を自分の射線に放り込んでしまおう。
レジアーネツリーのご多分に漏れず、500km/h(IAS)以上ではエレベーターロックが発生してしまうため、急降下時や高速域での空戦は十分に注意すること。
ちなみに、この機体の真価が発揮されるのは240km/h以下で着陸フラップを降ろした超低速ドッグファイトで、失速ギリギリの鍔迫り合いにおいて本機に勝る連合機はこのBR帯では数機しか存在しない。数機というのはつまり米に鹵獲された日本機たちのことである。
この低速戦に持ち込んでしまえばわざわざ偏差を考える必要など無く、捉えたその瞬間に数発だけを撃ち込めば四散するだろう。
確実な撃墜を望めるだけでなく、弾の節約にも繋がるため、状況を見てどんどん挑んでいってもらって構わない。
会敵する敵の中で警戒すべきものはスピットファイアやF2Aなどの旋回性能に長けた機体で、特にこちらが旋回率で負けているP-36C,G,H-75などは辛い戦いを強いられるため、これらに対しては一撃離脱を仕掛けよう。
無論、アクタンゼロやその他鹵獲日機に対しては絶対に格闘戦を仕掛けてはいけない。
特に注意すべきはI-153で、中途半端に速度を乗せただけでは離脱しきれずにカウンターを決められてしまうため注意したい。
その他の敵機も速度が乗った状態ではこちらの旋回にしっかりと食らいついてくるため、早いうちに仕留めておくに越したことはないだろう。
また、F4UやA-36、Typhoon、P-39、I-16を除くソ連機などが一撃離脱に徹してくると、こちらは離脱時を狙う以外に為す術が無い。
そうならないよう、予めヘッドオンなどで潰しておく、高度を保って戦闘するなど簡単で良いので対処しておこう。
さらに上昇中に上から仕掛けてくる爆撃機や重戦闘機もいるため、飛んでいるうちは決して気を抜けない。
戦場で出会う可能性のある敵はWikiを見るなどしてある程度その性能や特徴を知っておき、対処法を作っておくと撃墜される可能性を抑えることができるだろう。
エンジン加熱は相変わらず凄まじいもので、性能を引き出すにはMECを必要とする。
5000m以下でWEPに入れた場合、ラジエータ、オイルラジエーターを全開にした上でペラピッチを80%まで下げてもオーバーヒートしてしまう。
とは言えWEPに入れたとて増えるのは100馬力だけなので、最初からWEPの使用を空戦中のみに限定し、通常時はペラピッチを95%としてラジエータ類を30%だけ開く、というスタイルもアリだろう。
幸いミクスチャや過給器の操作はオートなため、MECが簡単な部類に入る。
これはRe.2001シリーズで共通なため、他の2機でも同じようにすればよい。
高い火力と運動性を両立させながら必要十分な機動性を保持した本機は、周囲に一撃離脱が染みきっていないこのBR帯ではとても頼りになる存在だ。
たとえ敵に囲まれても、一機、また一機とねじ伏せていくその姿は、まさにイタリアのゼロと呼ぶに相応しい。
【シミュレーターバトル】
零戦の機体性能を一回り落とした代わりに1号銃をマウザーに切り替えたような性能。
素直な操縦性と旋回力、そして瞬間火力を併せ持つ。
IAS450キロ以下ならばその旋回性能はスピットファイアに匹敵し、フラップを開けばそれを悠々と上回る。
また、まずコケないと言っていいほどの絶大な安定性能を誇るため、緊迫した全力旋回中に繊細な操縦桿の操作を要求してくることが無く、かなり扱いやすい。
そして搭載する20ミリがあのマウザーであるため、1号銃やイスパノのように「キッチリ当てたのに落ちない」ということが少ない。
これは射撃が難しいSBにおいてかなりのアドバンテージだ。
旋回戦に乗ってきた敵機の背後を一瞬で奪い、BR離れした瞬間火力であっという間に敵機を撃墜することができるため、慣れているならば蚊柱のような空戦に飛び込んで瞬時に2機、3機と落とすことも可能である。
逆に本機の弱点はとてつもない鈍足であり、単葉機最遅クラスである。その水平飛行速度はあの零戦にも劣り、複葉機に一撃離脱を仕掛けても、エネルギー差によっては離脱に若干手間取るほど。
火力があるため、こちらが敵機を追う場合は振り切られる前に割と撃破できるが、逆にあらゆる単葉機から逃げ出すことができないため、一撃離脱を仕掛けられた場合のみならず、特に鹵獲零戦などの、本機よりもさらに曲がる単葉機に捕まると振り切ることもできず、かなり厳しい戦いを強いられることになる。
この鈍足は索敵と立ち回りで補うほかないだろう。
また、IAS500キロを超えるとエレベーターもロックしてしまうため、ダイブしながらの高速格闘戦も苦手である。
Wepは非常に発熱量が大きく、あっという間にエンジンが茹で上がるため、普段は95%程度で巡行しておき、ここぞという場面のみ使用するようにしよう。
史実
数あるRe.2001の型式のうち、夜間戦闘機として生産されたのがこのRe.2001CN ( Caccia Notturna, 夜間戦闘の意 ) である。
夜間戦闘機として求められる各装備は勿論、強力な武装が必要であるためMG151/20を搭載することになったが、7.7mm機銃を撤去して翼内に装備しようとすると翼厚が足りないため、機関砲本体はガンポッドのように吊り下げ、翼内に弾薬箱を設ける形にしている。
しかし、元々Re.2001は重武装を想定した設計はされておらず、操縦していたパイロットによれば、重い機関砲を翼下に吊り下げたことで機体性能や操縦性は損なわれてしまっていたという。
配備が始まった1942年6月以降、米軍による爆撃は昼間に行われることが多くなり、夜間戦闘機として設計されたCN型も無理を承知の上で昼間の迎撃に投入せざるを得なくなってしまう。
善戦むなしく、戦果を上げられないまま相次ぐ空襲とそれに伴う防空戦で機体も人員も消耗していき、ハスキー作戦が開始された43年8月には配備先の部隊のうち幾つかは装備を使い果たし、迫りくる米爆撃機編隊を前にできることは何も無いという状態であった。
同年9月7日、休戦前日には、稼働状態にあるRe.2001は計33機、生産された237機のうち15%ほどしか残っていなかった。
休戦後は終戦まで枢軸と連合の双方で練習機や連絡機として使用され、戦後もイタリア国内で5機が数年ほど運用されている。
小ネタ
史実では同時期のイタリア機の多くがそうであったように、装備が通常の仕様通りでない機体が散見される。
武装が通常のもの(2x12.7mm+2x7.7mm)であったり、排気管カバーが外されていたり、機首銃だけを装備していたり…
そのような状態でB-25やB-26の大編隊や、それらを護衛する戦闘機の相手をしていたというのだから、まさに末期戦の悲壮である。
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
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