中国 RankVI 軽戦車 QN506
概要
2023年4月6日~4月17日まで行われていた組み立てイベント"Repair Factory"にて受領証明書3つと引き換えに入手出来る中国ランクVI軽戦車。
旧式となった59式戦車を改造し、無人砲塔モジュールを搭載した中国のデモンストレーション車両で、開発元の高德红外が名付けた愛称は「陸戦の新たな王者*1」。ゲーム内初のF&F対地ミサイルを装備する戦車でもある。
車両情報(v2.25)
必要経費
必要数(coupon) | 3 |
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乗員訓練費(SL) | 210,000 |
エキスパート化(SL) | 740,000 |
エース化(GE) | 2,100 |
エース化無料(RP) | 1,010,000 |
バックアップ(GE) | 50 |
護符(GE) | 2,700 |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
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バトルレーティング | 10.0 / 10.0 / 9.7 |
RP倍率 | 2.26 |
SL倍率 | 1.1 / 1.8 / 2.5 |
最大修理費(SL) | 2,870⇒4,804 / 3,270⇒5,473 / 4,250⇒7,114 |
車両性能
項目 | 数値 |
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【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
砲塔旋回速度(°/s) | ⇒**.* / 23.8⇒**.* |
俯角/仰角(°) | -5/52 |
リロード速度(秒) (初期⇒スキルMAX+エース化) | 1.3⇒**.* |
スタビライザー/維持速度(km/h) | ニ軸 / *** |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 15 / 15 / 13 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 20 / 16 / 10 |
重量(t) | 35.5 |
エンジン出力(hp) | 806⇒992 / 460⇒520 |
2,000rpm | |
最高速度(km/h) | 56 / 51 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** / *** ~ -*** |
最大登坂能力(°) | ***⇒*** / ***⇒*** |
視界(%) | 83 |
乗員数(人) | 3 |
レーダー
分類 | 有 | 距離 (km) |
---|---|---|
索敵レーダー | 無 | - |
追跡レーダー | 無 | - |
光学索敵センサ | 無 | - |
光学追跡センサ | 有 | 8.0 |
敵味方識別装置 | 無 | - |
光学装置
倍率 | 暗視装置 | 種類 | 世代 | |
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IR投光器 | - | 無 | - | - |
車長 | 3.0x-10.7x | 有 | 熱線 | 第二 |
砲手 | 4.0x-12.0x | 有 | 熱線 | 第二 |
操縦手 | 1.0x | 無 | 赤外線 | 第二 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | 弾薬費 (SL) | |
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主砲 | 30 mm ZPZ02 cannon | 1 | 200 | 290/350 |
ミサイル | QN201DD missile | 1 | 20 | 0 |
ミサイル | QN502CDD missile | 1 | 4 | 0 |
機銃 | 7.62 mm Type86 machin gun | 1 | 2000 | 0 |
弾薬*2
名称 | ベルト名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | 購入 費用 (SL) | |||||
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10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
30 mm ZPZ 02 | 規定 | APDS/HEF-I | 0.29 | 1180 | 85 | 84 | 81 | 77 | 74 | 70 | - |
30 mm HE | HEF-I/APDS/HEF-I/HEF-I | 0.29 | 1180 | 85 | 84 | 81 | 77 | 74 | 70 | - | |
30 mm APDS | APDS | 0.29 | 1180 | 85 | 84 | 81 | 77 | 74 | 70 | 290 | |
30 mm APFSDS | APFSDS | 0.13 | 1190 | 102 | 99 | 94 | 88 | 81 | 75 | 350 |
名称 | 弾種 | 弾頭重量 (kg) | 弾速 (m/s) | 誘導 システム | 射程 (km) | 爆薬量 (kg) | 貫徹力(mm) |
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距離10~2000m | |||||||
QN201DD | ATGM | 7 | 450 | 半自動 | 4.00 | 0.75 | 200 |
名称 | 弾種 | 弾頭重量 (kg) | 弾速 (m/s) | 誘導 システム | 射程 (km) | 爆薬量 (kg) | 貫徹力(mm) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
距離10~2000m | |||||||
QN502CDD | ATGM | 16.2 | 205 | 全自動 | 8.00 | 1.39 | 1000 |
車両改良
Tier | 名称 | 必要RP | 購入費(SL) |
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I | 履帯 | 17,000 | *** |
修理キット | |||
砲塔駆動機構 | |||
弾薬開発1 | |||
II | サスペンション | 8,200 | *** |
ブレーキシステム | |||
手動消火器 | |||
火砲調整 | |||
弾薬開発2 | |||
III | フィルター | 13,000 | *** |
救急セット | |||
昇降機構 | |||
弾薬開発3 | |||
IV | 変速機 | *** | *** |
エンジン | |||
追加装甲 | |||
砲撃支援 |
カモフラージュ
研究ツリー
派生元車両 | Type 59 |
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解説
特徴
【火力】
・小型ミサイル(QN201DD)については装填を挟まず20連発できるため状況によっては連発することでLAV-ADのハイドラロケットのような使い方もできるが、誘導できるのは「最後に撃った一発のみ」である。
発射後のミサイル弾幕の全ては誘導できず、最後の一発以外直進するということに注意。
・F&F方式のミサイルはタンデムチャージであり、発射後はミサイル自体が自動で誘導する、所謂撃ちっぱなし方式。最大貫徹力もそうだが、タンデムチャージのためこのBR耐に多い「爆発反応装甲」や「空間装甲」を採用している戦車にはめっぽう強い。
一方、砲塔のみ露出している戦車や草木の陰になっている戦車は、ミサイル自体のロックオン機能(赤外線方式)が使用できず、発射できない。
加えて、前方に味方や死骸がある場合照準している敵ではなく前の味方をロックしてしまうため注意が必要である。
また、ミサイルが意外と低いところにセットされており、稜線越しに頭だけ出して射撃するのであればかなり車体をさらさなければならない。さもなくば地面とミサイルがキッスしてしまう。
さらに、ミサイルの挙動がおかしい点があり、まっすぐ飛ばずに斜めカーブを描くような場合がある。留意されたし。
ただし、対ヘリに対しては無類の強さを誇り、ロックすれば6~8km先でも誘導できる。更にはミサイルの軌道により着弾寸前までレザー警報装置が作動しない上に、自爆さえしなければ稜線裏に隠れても命中し、しっかりと回避起動を取らなくては命中は避けられない。なお、ジェット機相手ではA-10が相手でもまず当たらないため使用するべきでは無い。
敵機に対して撃つ際は避けられると最悪の場合味方にミサイルが飛んでいくため、特に味方ヘリが近くにいる際は注意が必要。
機関砲は言わずもな、10.0では頼りにならない。APDSが含まれているため側面であれば撃ち抜ける可能性がある程度。軽装甲の車両を優先的に狙いたい。
【防御】
心もとない。無人砲塔は被弾を考慮していないため薄いのは当然として、車体もベースが59式であるためさすがに10.0では通用しない。
無人砲塔のため搭乗員は全て車体に居るが、全員が車体の前で横一列に座っているため飛び出し撃ちをするとABであっても即死する。
車体傾斜部には優秀なERAが少しだけ取り付けられておりコレのおかげで一発だけなら非タンデムのATGMや高貫通機関砲の弾を防いでくれる。もちろん二度目はない。
砲塔内の機関砲弾を撃ち抜かれると即死こそしないものの、消せない火災が発生し被撃破確実となる。
ちなみに車体上部の増設された戦闘室正面や砲塔付け根にもいかにもERAのような板がついているがただの鉄板である
加えて車体戦闘室内にある巨大な砲塔操作用コンソールがまとめて砲昇降装置として設定されているため、砲塔周りに被害がなくとも車体正面を撃ち抜かれると約2/3の確率で砲が動かなくなる。
また、左右にあるミサイル発射機は何故か破壊されてもミサイルを発射可能でミサイル本体に被弾しても火災が発生するだけで即死することは無い。
【機動性】
IFVにもかかわらずMBTと同等、またはそれ以下の機動力しかない。後退速度が7km/hと遅いため、飛び出してしまうとボコられる他、ベースがベースの事もあり、戦場を走り回って掻き回す様な立ち回りをするとすぐに撃破されてしまう。
【総論】
前線を張るよりも、前線車両の支援、ヘリや航空機などへの嫌がらせをする立ち回りが必要。幸いなことに、タンデムチャージATGMや連射できる小型ミサイルが搭載されているので、咄嗟の場合は乱射して相手の乗員を屠る事も可能。
あくまで支援車両と割り切り、あえて前線に出ない勇気も必要か。
史実
QN-506は武汉高德红外股份有限公司(以下高德红外)によって開発され、2018年に開催された第12回珠海航展で初めて公開された車両。"QN-506 multi weapon combat vehicle"と名付けられたこの車両は、その名の通り多種多様な兵装を備えている。 本当に多い
砲塔には中国で幅広く使用されているZPT99をベースに開発された無人砲塔が採用され、砲塔側面にはQN-502対空/対戦車ミサイル,QN-201多用途ミサイルの入った多目的ランチャー、砲塔後部にはS-570巡行ミサイルを4発搭載しており、更に車体側面には対歩兵用の電子グレネードまで備えている。この砲塔はモジュール化されており、例えばマークスマン砲塔の様に、様々な車両に載せ替える事が可能だったようだ。
本車の一つのウリとして、高い索敵能力が挙げられる。ゲーム内でもよく目立つ(6m)車長用サイトは最長10kmの索敵範囲を実現している。高德红外は元々光学系の会社であり、中国ではかなり名の知れたメーカーであるため性能は折り紙付きである。また本車は索敵範囲10kmのクワッドコプター式UAVも搭載しており、使用する際はパッドから発進する。これを併用する事で、QN-506は高い索敵能力を実現している。
車体も見た目は59式戦車そのままだが車内は完全に一新されており、大型ディスプレイを備えた情報端末が設置され、前述の索敵能力もあり高い情報処理能力を持っているようだ。
高德红外としてはかなりの力作であり、中国国内でもかなり話題になったQN-506であったが実際に採用される事はなかった。しかし、高德红外が本車で得た技術は大きく、QN-502を発展させた红箭-16を筆頭に様々な装備が開発されていくだろう。
小ネタ
WT初のF&F方式ATGM搭載車両として話題になったQN506であるが、人民解放軍最新鋭車両らしく装備も最新の物を積んでいる。
その中には徘徊兵器(俗にいう自爆ドローン、カミカゼドローン)も含まれており、車体後部の蓋部分から発進できるようになっている。
今現在発射口は飾りでしかないのだがなんと徘徊兵器のモデリングは既にデータ内に発見されているのだ(!!)。以前起きた伝説のUDES 33バグでも凶悪さが証明され、公式からも実装を否定されている徘徊兵器であるが、その牙を剥く日が来るのはそう遠くないのかもしれない……
車体右側面に黒丸にHのマークがついた板があるが、これは偵察用の小型ドローン(クアッドコプター)の発着場となっている。偵察やそのほかの目的で小型ドローンを使う車両は少なくないが、わざわざヘリポートまで作るのはさすがドローン大国中国といったところか。
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 誤解や混乱を防ぐために、使用感を話題にする際はゲームモード(AB/RB/SB)の明記をお願いします。
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
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