ソ連 Rank II 装甲砲艦 Pr.1124 (1940)
概要
ランク2の最初を飾る砲艦。小柄な船体に似合わぬT-34 の砲塔が搭載されており、その威力は革命的…だった。
いくつかのアップデートを経て現在ではベタ凪の海でなければ命中を期待できないほどの性能になってしまっている。
艦艇情報(v1.83)
必要経費
必要研究値(RP) | 18000 |
---|---|
艦艇購入費(SL) | 77000 |
乗員訓練費(SL) | 22000 |
エキスパート化(SL) | *** |
エース化(GE) | *** |
エース化無料(RP) | *** |
バックアップ(GE) | 80 |
護符(GE) | *** |
BR・報酬・修理
項目 | 【AB/RB/SB】 (初期⇒全改修完了後) |
---|---|
バトルレーティング | 2.0 / 2.0 / 2.0 |
RP倍率 | 1.36 |
SL倍率 | 0.9 / 1.0 / 3.0 |
最大修理費(SL) | 1990⇒*** / 2700⇒*** / 2460⇒*** |
艦艇性能
項目 | 数値 |
---|---|
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後) | |
艦橋装甲厚 (前/側/後)(mm) | 8 / 8 / 8 |
船体装甲厚 (前/側/甲板)(mm) | 4 / 14 / 4 |
主砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 45 / 45 / 45 |
船体 | 鋼, 3 mm |
上部構造物 | 鋼, 4 mm |
排水量(t) | 43.8 |
最高速度(km/h) | 39⇒53 / 34⇒*** |
乗員数(人) | 20 |
武装
種類 | 名称 | 砲塔 | 搭載基数 | 弾薬数 | 購入費用(SL) |
---|---|---|---|---|---|
主砲 | 76 mm F-34 | 単装 | 2 | 384 | 1 |
対空砲 | 12.7 mm DShK | 連装 | 1 | 3000 | 5 |
弾薬*1
小口径砲
武装名 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 信管 遅延 (m) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
100 m | 1000 m | 2000 m | 3000 m | 4000 m | 5000 m | |||||||
76 mm F-34 | OF-350M | HE | 6.2 | 621 | 680 | - | 10 | |||||
BR-350A | APHEBC | 6.3 | 665 | 150 | 0.15 | 95 | 80 | 69 | 61 | 55 | 50 |
機銃
武装名 | ベルト名 | ベルト内容 | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||
12.7 mm DShK | 汎用 | AP-I/API-T/ IAI | 33 | 32 | 28 | 24 | 20 | 14 |
HEベルト | IAI/IAI/ IAI/API-T | 32 | 31 | 27 | 22 | 19 | 15 | |
APITベルト | API-T/AP-I/ IAI/AP-I | 33 | 32 | 28 | 24 | 20 | 17 |
追加武装*2
追加武装: なし
カモフラージュ
研究ツリー
前艦艇 | MPK pr. 122A |
---|---|
次艦艇(下) | Pr. 1124 (1945) |
解説
特徴
他の国が魚雷艇からランク2をスタートさせるのに対し、ソ連では砲艦からスタートする。
小柄な船体に重装備を搭載している割には意外と機動性も高い。(戦車の砲塔を無理矢理乗せている感がゲテモノ革命的である)
【火力】
船体の前後にT-34 (1941)の砲塔が一つずつ搭載され、真ん中に12.7㎜連装機銃砲塔がある。
全ての砲塔が指向範囲が広く、船体を少し傾けるだけでも全火力を相手に向けることができる。
しかしながら概要にある通り砲の安定性が非常に悪くわずかな波でも船体が上下に揺れてしまうためABで見てみればわかるが砲身の調整を絶えず行っており結果として以前に比して命中精度がほとんど期待できない域になってしまっている。
特筆すべきはやはり76.2㎜砲の威力で、初期の榴弾であっても軽装甲の敵が多いこのBR帯では圧倒的な火力を誇る。榴弾は船体に火災を発生させ、艦上構造物にもダメージを与えやすく初期から活躍できるだろう。
開発が進めばAPHEBC(徹甲榴弾)も使用可能になり、貫通後他の区画やモジュールに大きな被害を与えられる。特に相手の主砲直下に命中すれば弾薬庫を破壊することも可能で、まれに一撃で撃沈することもある。ただ、軽装甲の目標には過貫通となりダメージがほとんど与えられない。目標によって砲弾は適切に切り替えよう。
リロードは76.2㎜ということもあり、少し遅めだが中遠距離では気になることはない。
12.7㎜連装機銃は少し旋回速度が遅いが突っ込んでくる航空機、魚雷艇を攻撃するには問題なく、威力も十分である。
【防御】
船体に5~10㎜ほどの装甲がついているがほぼないに等しい。ただ、船体が小柄であるため以外と弾が当たりにくい。砲塔も戦車の物をそのままポン付けしているだけあって遠距離からの砲撃ではそうそう破壊されることはない。そのためか船体がほぼ区画破壊状態でも異常に耐えることが多々ある。
【機動性】
砲艦としては良好な機動性を持っている。前進速度はフル改修で約40Km/h近くとなり、陣地転換には困らず、旋回性も気になるほど遅くはない。ただ、当然近距離の魚雷艇や咄嗟の魚雷回避ができるほどの機動性は持っていないので、周囲警戒は常に行った方がよい。
だが、凌波性は壊滅的で波が激しいマップの場合自慢の76.2mmで全く敵を狙えず終わるという事がある。波が激しいマップか否か事前に確認しておこう。
高い火力、そこそこの機動性、割と耐える生存性の高さから非常に高いバランスでまとまった砲艦である。特に同格以下に対しては無類の強さを発揮する。
近接戦闘に少し難があるが中遠距離をキープすることに努めれば戦果を挙げられるだろう。
史実
正式名称は1124号計画型装甲艇(Бронекатера проекта 1124)
1937年から合計99隻建造された。
初期型はT-28の砲塔(L-11 76mm砲)を流用しており、1940年にT-34の砲塔(F-34 76mm砲)にアップグレードすることが決定された。
が、独ソ戦勃発後、河川艦隊なんかにT-34の砲塔を回せる余裕はなく、実際には1914/15年式76mm対空砲がそのまま搭載された。
戦局に余裕が出た1942年以降にT-34の砲塔搭載型が建造され、以前の艦艇も回収された。
小ネタ
--加筆求む--
外部リンク
コメント
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- 徹甲榴弾撃てるともう鬼すぎる…唯一の弱点は対空があっても連装砲塔一個という所だな。(囮役が居るとあっという間に投弾コース乗られて直撃) -- 2018-11-06 (火) 17:13:42