Mutsuki class (1941)

Last-modified: 2024-03-16 (土) 17:25:25

日本 RankI 駆逐艦 Mutsuki class (1941) / 睦月型駆逐艦(1941)

shot 2019.06.16 12.52.38.jpg

概要

1.89"Imperial Navy"で実装された日本海軍の駆逐艦。駆逐艦ラインの最初の艦艇であり、日本駆逐艦の中で唯一単装砲である。
2.101"New Power"で海軍ツリーが分かれたことにより、外洋海軍ツリーの予備艦となった。

艦艇情報(v1.**)

必要経費

必要研究値(RP)0
艦艇購入費(SL)フリー
乗員訓練費(SL)フリー
エキスパート化(SL)***
エース化(GE)***
エース化無料(RP)***
バックアップ(GE)***
護符(GE)***

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング3.3 / 3.3 / 3.7
RP倍率1.36
SL倍率1.5 / *** / ***
最大修理費(SL)1160⇒*** / ***⇒*** / ***⇒***

艦艇性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
艦橋装甲厚
(前/側/後)(mm)
Steel, 15 mm
船体装甲厚
(前/側/甲板)(mm)
Steel, 15 mm
主砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
13 / 13 / 0
排水量(t)1800
最高速度(km/h)62⇒81.3 / ***⇒***
乗員数(人)271

武装

種類名称砲塔搭載基数弾薬数購入費用(SL)
主砲120 mm/45
Type 3
単装4960***
対空砲7.7 mm
Type 92
単装23880***

弾薬*1

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艦砲

武装名砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
信管
遅延
(m)
貫徹力(mm)
100 m1000 m2000 m3000 m4000 m5000 m
120 mm/45
Type 3
Type 1 HEHE20.331950850-24
Type 0 HEHE-DF20.331950850-24
Type 1 SAPSAP20.41870850-745338312827

機銃

武装名ベルト名ベルト内容貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
7.7 mm
Type 92
汎用AP/T/AP/T201916131110
APベルトAP/AP/AP/T201916131110
APIベルトIT/IT/IT/AP201916131110
 

追加武装*2

分類名称搭載数費用
(SL)
搭載条件
魚雷610 mm Type 9012170-
爆雷投射機Type 958100爆雷投射機
魚雷
&
爆雷投射機
610 mm Type 9016380爆雷投射機
Type 958
機雷Type 9316120Mines
魚雷
&
機雷
610 mm Type 9016290Mines
Type 9316
 

魚雷

名称重量
(kg)
爆薬量(kg)水中最大速度
(km/h)
(初期⇒改修)
射程
(km)
(初期⇒改修)
610 mm
Type 90
254048085⇒677⇒15

爆雷

名称重量
(kg)
爆薬量
(kg)
Type 95160100

機雷

名称重量
(kg)
爆薬量
(kg)
Type 93 mod1206130

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説明

研究ツリー

 
 

解説

日本海軍ツリー最初の駆逐艦。優秀な速力と高威力の魚雷を搭載し、初期駆逐艦としてはかなり優秀。ただし対空火力はない。

特徴

--加筆求む--

 

【火力】
睦月型は主砲は3年式12cm単装砲4基を首尾線上に搭載しており火力は初期駆逐艦の中で最強格だが、砲の旋回速度は遅めのため注意が必要。装填速度はVer2.1で改善され、かなり使いやすくなったものの、格上相手では若干手数の少なさを感じるかもしれない。日本駆逐艦の中で唯一SAP弾が設定されており、装甲化された艦艇にもダメージを与えることが出来る。はず…

魚雷は強力な61cm90式魚雷を搭載している。この魚雷は射程こそ酸素魚雷に劣るが、それでも最高速度85 km/h、炸薬480kgの強力な魚雷である。この魚雷を使えば史実で期待された通り戦艦すらも撃沈することが出来るであろう。船体形状を見れば分かるが魚雷発射管の射角がかなり狭いので発射する際には注意するべし。
魚雷発射管にある魚雷を撃ち尽くすと予備格納庫から1本ずつ再装填される。

対空火力に関しては7.7mm機関銃2丁のみのため全くあてにならない。敵攻撃機がスポーンしたら味方の防空能力のある艦艇に援護してもらうなどが必要だろう。

 

【防御】
特に装甲は無い。巨大な61センチ魚雷を搭載していることや、上位構造物の大きさからかなり撃たれ弱い。対空火力が貧弱なため航空攻撃を防ぐことも難しく、速力等を生かした回避に頼らざるを得ない。ただ、速力は非常に優秀で、転舵の応答も悪くは無いので上手く操艦出来れば「当たらなければどうということはない」が使える。とはいえ、爆弾は至近弾でも致命傷になりかねないので、やはり対空の強い艦に援護を求めるべきであろう。
また、速力がある故に敵艦に接近しすぎると、防御力の無さを露見してしまうので不用意な接近は控えた方が良い。

外洋艦ツリーの初期艦であることから小型艇とマッチすることも多い。7.7mm機銃の弾幕は効果が薄く、12cm砲は旋回が遅いため、ちょこまかと動く小型艦相手には不得意な部分がある。魚雷艇に接近されて魚雷を食らうことがあるので注意されたし。

 

【機動性】
日本駆逐艦としては島風に次いで2番目に高速で、ABでは最大81.3km/hにもなる。もちろん初期駆逐艦の中ではぶっちぎりで最速。
防御の項でも述べたように速度を生かした立ち回りが出来る。味方に小型艇がいなければ開幕占領一番乗りも不可能ではない。
高機動力で61cm魚雷を運用できる点では初期駆逐艦の中ではかなり優秀で、島のあるマップでは島影から島影に移動しながら雷撃という戦い方も出来る。

 

立ち回り

 

【アーケードバトル】
ABではネームタグが出るため、本艦の対空が貧弱であることを知っている航空機が恐ろしい勢いで襲ってくる。雷撃は持ち前の速力で回避することも可能だが、爆撃は厳しいのでやはり対空は他の艦に依存せざるを得ないだろう。7.7mmが敵機を落とした時はラッキーだと思っていい。
ABでは魚雷のリロードがあるため、長射程の魚雷を生かして敵艦が通りそうなところに前もって魚雷を流したり、占領地点に向かって魚雷を流したりするなど魚雷メインの立ち回りを推奨する。日本軍の61cm魚雷は戦場で出会う艦をほぼ全て1発で撃沈可能であり、さらに格上の巡洋艦相手にも十分通用する火力を持つ。こうした立ち回りは後の日本駆逐艦(秋月級を除く)の基本でもあるため、本級でマスターしてから次の綾波に向かうと思った以上の活躍も可能だろう。
本艦の12cm砲は確かに同格の初期駆逐艦の中では優秀な部類であるが、マッチするBR3.3~4.3周辺の敵艦にはフレッチャー級を初め、凶悪な火力を持つ艦が出揃っている。格上艦と砲撃戦になった場合、一方的に嬲り殺されることもあるのでもし、4.3等の格上駆逐艦を見かけたなら魚雷を流して逃げるのも手である。

 

【リアリスティックバトル】
--加筆求む--

 

【シミュレーターバトル】
--加筆求む--

史実

睦月型は峯風型、神風型の流れを汲む艦型で、峯風型系統の最終型に当たる。睦月型は日本駆逐艦としてはじめて61センチ魚雷を搭載した駆逐艦で、1番艦の「睦月」は1925年に第十九号駆逐艦として竣工した。太平洋戦争勃発時点では旧式化していたが、61センチ魚雷を持つ艦隊型駆逐艦として緒戦から南太平洋方面で船団護衛や各海戦に従事。大正生まれの旧式艦とは思えぬ活躍を見せるも、44年までに同型艦12隻全艦が沈没している。

詳しい解説(長いので格納)

開発経緯
日本海軍は第一次世界大戦最大の海戦であるユトランド沖海戦での戦訓を元に八八艦隊構想を立ち上げた。八八艦隊構想において計画された駆逐艦は敵駆逐艦を砲戦能力で上回り、水雷戦隊どうしの戦闘において独力で敵駆逐艦を排除できる能力を有することであった。
しかし、1922年に締結された主力艦の保有を制限するワシントン海軍軍縮条約により日本海軍の主力艦は対米6割に抑え込まれてしまう。それは日本海軍が6割の戦力で10割の米太平洋艦隊を相手にしなければならない事を意味し、これにより日本海軍のドクトリンは大きな変更を余儀なくされてしまうこととなった。この主力艦の戦力差は戦力自乗の法則によって単純に計算をしても36:100であり、日本海軍ご自慢の優秀な船員や主力艦の性能を持ってしてもひっくり返すのは難しい数値である。そこで、日本海軍はこの主力艦の戦力差を埋め合わせる事の出来る能力を駆逐艦に求めたのであった。
日本海軍の欲した艦隊型駆逐艦は広い太平洋に独力で進出できる航行能力と良好な凌波性を有し、低速ながらも重装甲を誇る米太平洋艦隊の戦艦群を襲撃・撃破可能な速力と重雷装を持つ、これまでの駆逐艦とは一線を画するものであった。
以前の駆逐艦はあくまで敵の水雷艇や駆逐艦を撃破する事を主任務としており、艦隊決戦においては主力艦の護衛や補助を担当する小型の艦艇であった。だが、日本海軍の艦隊型駆逐艦は敵水雷戦隊を駆逐するだけでは満足せず、敵の主力艦すらも屠る役割が与えられたのである。
八八艦隊で建造された峯風型駆逐艦や改峯風型駆逐艦の神風型駆逐艦は同時期の列強の駆逐艦と比較して砲戦能力で同等か若干上回る程度の性能を有しており、航行能力及び速力においてもある程度満足出来る性能があった。しかし、峯風/神風型駆逐艦に搭載された53センチ魚雷では対水雷防御が進歩していく時勢の米戦艦に対して力不足である可能性が指摘されていた(なお、兵装自体は当時列強が装備していた魚雷と性能的に大差ない)。そのため、その魚雷を61センチに換装し、米戦艦を確実に仕留めるために生まれてきたのが本級、睦月型駆逐艦である。

特徴
睦月型駆逐艦の最大の特徴が艦首と船体中央後部に搭載された61センチ三連装魚雷である。圧倒的な威力を誇る新型の61センチ魚雷はそれまでの峯風/神風型駆逐艦が搭載する53センチ魚雷と比較して、直径で8センチ太くなっているだけに留まらず、全長で1.5メートル。重さで1トン近く肥大化している。無論、魚雷発射管もそれに合わせて大型のものになっており、神風型が53センチ連装魚雷を3基搭載しているのに対し、睦月型は日本海軍で初めて三連装の魚雷発射管を採用し、61センチ三連装魚雷発射管を2基搭載している。
さらに、睦月型では日本海軍で初めて全発射管分の予備魚雷6本を搭載しており(前級の神風型の予備魚雷は2本である)、基地などからの補給を受けずに二度目の全力水雷戦を可能にしている。(ただし、後の次発装填装置のような戦場での急速装填は不可能である)
このように睦月型の主な変更点は魚雷関連のものが多く、それ以外の点ではほとんど前級の神風型をそのまま引き継いでいる。つまり睦月型駆逐艦は前級の神風型の53センチ魚雷を61センチ魚雷に換装した艦型と言ったところである。
睦月型の他の特徴としては、本格的に艦本式オールギヤードタービンの装備が始まったことが挙げられる。艦本式タービンは峯風型などに搭載されていた外国製タービンの国内生産品の信頼性があまりないことに業を煮やした海軍が艦政本部に設計させたもので、それまで稼働率に何かと問題のあった外国型タービンを搭載する峯風型系列と異なり、睦月型ではそれが大幅に改善されることとなった。(しかし、海軍としても国産品の一斉導入についてはやや不安な部分があったのか、比較研究として本型のうち「弥生」にはMV式、「長月」には石川島・ツェリー式の外国型タービンが搭載されている)
また、艦首形状がいわゆるダブル・カーブド・バウ形式になったことも挙げられる。峯風型のような八八艦隊計画艦共通のスプーン・バウ(イメージするならば長門型戦艦のそれ)を変更した理由は、凌波性の更なる向上を目指したもので、艦首に施された大きなフレアーとシアから成るダブル・カーブド・バウと呼ばれるこの形式は、以後、日本駆逐艦の特徴として受け継がれていくことになる。

戦歴
本型は大正12年度計画で12隻の建造が計画され、計画通りの隻数が完成している。しかし、大型の魚雷を搭載した事が災いし若干重心上昇の気配があった事と、強度不足により就役直後に前甲板周辺部に損傷が発生したため対処を施している。また、第四艦隊事件では「菊月」が艦橋圧壊の被害を受けており、これに対応して艦橋構造物に改正が加えられ固定天蓋を持つ構造物に変更されている。それ以外にも重心降下を目的に細かい改修が行われている。
太平洋戦争においては流石に大正生まれの本級は旧式化していたが、61センチ魚雷を搭載した水雷戦力として緒戦から各地で奮闘し、ウェーク島攻略戦を始め、フィリピン攻略戦、ラバウル攻略戦、MO作戦にも参加している。中期のソロモン・ニューギニアの激闘においても新鋭駆逐艦と共に輸送作戦に駆け回り、夜戦すらもしばしば戦っている。
とはいえこれだけ前線に立たされることはそれだけ消耗も激しく、昭和18年の段階で姉妹艦のうち半分が戦没。特に対空火力の無さは顕著で、ウェーク島での「如月」轟沈を筆頭に航空戦力が大きな脅威となっていった戦場では艦隊型駆逐艦の象徴たる61センチ魚雷が活躍する場面は少なく、有効な対空火器のない本級は苦しい戦いを強いられる場面が多くなっていった。
戦争後期には魚雷発射管を対空兵装に変更するなどの改修が施されたが、昭和19年のオルモック輸送作戦において12番艦「夕月」が戦没したことにより12隻全艦戦没という結果を迎えることとなった。

 
睦月型駆逐艦
1睦月-
2如月?-
3弥生?-
4卯月?-
5皐月-
6水無月?-
7文月?-
8長月?-
9菊月?-
10三日月?-
11望月?-
12夕月?-

小ネタ

里帰りした菊月

睦月型9番艦菊月は1942年の珊瑚海海戦で沈没。その後菊月は1943年(昭和18年)に米軍の手によって引き上げられ徹底的な調査を受けた後、船体はそのまま海岸へ沈座放置された。現在もソロモン諸島のフロリダ諸島を構成する島のひとつ、ンゲラスレ島にある「トウキョウ・ベイ」と呼ばれる湾内の海岸に座礁した状態となっている。長年の風雨や波浪による風化により水上に出ている船体のほとんどが崩壊し、原形をとどめていない。2016年に結成された菊月保存会により菊月の四番砲身のサルベージをする動きが出て、募金などで資金調達を開始。翌2017年無事引き上げが完了し日本へ帰国。生まれ故郷のジャパンマリンユナイテッド舞鶴事業所(菊月建造時は舞鶴海軍工作部)においてブラスト洗浄などが実施された。2019年から京都府舞鶴市内の大森神社と設置の協議を開始、明けて2020年の6月、大森神社に奉納され、現在も展示中。

艦名

八八艦隊計画により駆逐艦の数が増えていくと艦名に困るのではないかと考えた日本海軍は神風型以降の駆逐艦を番号で命名する事にした。そのため本級も竣工当初は番号で呼ばれていた。(例えば1番艦の「睦月」は「第19号駆逐艦」として竣工した)しかし、八八艦隊計画が中止されロンドン海軍軍縮条約で補助艦艇の保有も制限されたことから番号で命名する必要性が薄くなり、昭和3年の8月で固有名詞の艦名に変更されている。

睦月型の速力

睦月型駆逐艦の原型となった峯風型駆逐艦の4番艦「島風(初代)」は同名の島風型駆逐艦「島風」にその記録を破られるまで実に23年間もの間日本海軍の最高速度記録を保持し続けた駆逐艦であった。(大正9年の公試時で40.698ノットを記録)睦月型もこの峯風型の優秀な速度性能を受け継いでおり、61センチ魚雷搭載の重量増加にも関わらず最高速度は37ノットを超え、これは後の特型駆逐艦や甲型駆逐艦にも引けを取らない数値であった。
しかし、峯風型系統の駆逐艦はカタログスペックでは高速なものの外洋のような波の激しい海では艦首が波の勢いに負けてしまい思うほど速度は伸びなかった。睦月型も同様の症状を抱えていたが、それでも61センチ魚雷を30ノット以上の優速で扱える駆逐艦は使い勝手が良く、その優速も睦月型駆逐艦が旧式ながらも戦場に立ち続けることが出来た所以であろう。
ゲーム内でもその優速は十二分に発揮される。

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

DMM公式紹介ページ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

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*1 爆薬量はTNT換算
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