M-51 (W)

Last-modified: 2023-03-28 (火) 16:36:36

イスラエル RankIV 中戦車 M-51 (W)

m-51_w_top.jpg

概要

Update 2.13 “Winged Lions”にて追加された。
1960年代にアメリカのM4中戦車にAMX-30の105mm砲を短縮して(56口径から44口径)搭載したイスラエルお馴染みの改造車輌の一つである。
会敵する車両をほぼ正面から貫通できる貫通力400mmのHEAT弾を使用できるのが最大の特徴である。

車両情報(v2.13.0)

必要経費

車両購入費(DMMP)***
乗員訓練費(SL)***
エキスパート化(SL)***
エース化(GE)***
エース化無料(RP)***
バックアップ(GE)***
デカール枠解放(RP)***

BR・報酬・修理

項目【AB/RB/SB】
(初期⇒全改修完了後)
バトルレーティング6.0 / 6.0 / 6.0
RP倍率1.72(+100%)
SL倍率0.85(x2) / 1.5(x2) / 1.55(x2)
最大修理費(SL)1,720 / 1,930 / 2,970

車両性能

項目数値
【AB/RB&SB】(初期⇒全改修完了後)
砲塔旋回速度(°/s)31.6 / 16.8
俯角/仰角(°)-8/20
リロード速度(秒)
(初期⇒スキルMAX+エース化)
9.75⇒7.5
スタビライザー/維持速度(km/h)無し / -
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
63 / 38 / 38
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
76 / 51 / 51
重量(t)40.0
エンジン出力(hp)***⇒*** / ***⇒***
2,400rpm
最高速度(km/h)42 / 38
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -*** / *** ~ -***
視界(%)121
乗員数(人)5
 

光学装置

倍率暗視装置種類世代
IR投光器-有/無--
車長**x-**x有/無赤外線/熱線第一/第二・三
砲手**x-**x有/無赤外線/熱線第一/第二・三
操縦手1.0x有/無赤外線/熱線第一/第二・三

武装

名称搭載数弾薬数
主砲105mm M-51 cannon156
機銃7.62mm M1919A425350

弾薬*1

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車両改良

解説ページを開く

Tier名称必要量(RP)購入費(SL)購入費(GE)
I履帯*********
修理キット***
砲塔駆動機構***
弾薬開発1
IIサスペンション*********
ブレーキシステム
手動消火器***
砲火調整***
弾薬開発2
IIIフィルター*********
救急セット
昇降機構
弾薬開発3
IV変速機*********
エンジン
追加装甲
砲撃支援

カモフラージュ

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規定
[添付]
条件-
説明標準カモフラージュ
△△△
[添付]
条件
説明

研究ツリー

前車両
次車両
 
 

解説

特徴

史実でも防御の強化を捨てて火力に特化させたように、本車もBRに対して高い攻撃性能が特徴的である。但し貫通力が極端に高いだけでHEAT弾特有の加害範囲の不安定さとそれ以外の車輌性能は平均かそれ以下なのでかなりピーキーな性能に仕上がっている。

 

【火力】
主砲はBR7.7のAMX-30が搭載するものと同じ(厳密には口径が短くなっている)であり、本車が使用するHEAT弾はこのBR帯としてはトップクラスである400mmもの貫徹力を誇る。
ただし他はHE弾と煙幕弾しか持てない点も同じである。そのため基本的にはHEAT弾のみを使って戦うことになる。
AMX-30と比べると初速が落ちており(1000m/s→800m/s)、リロードもワンテンポ長い。更にシャーマン系列ではお馴染みの垂直安定装置が撤廃されており、砲揺動が収まりにくいなどの問題も抱えている。
また実装直後は12.7mm機関銃を搭載していなかったがアップデートで砲塔上部の7.62mm機関銃が12.7mm機関銃に変更された。これにより柵といったHEAT弾が反応してしまう一部障害物を除去できるようになった為、多少扱いやすくなっている。

 

【防御】
車体は最早このBR帯で会敵する戦車に対しては非常に頼りない。
但し砲塔は100mm~300mm超とかなり疎らであり、特に砲身に近い程装甲厚が非常に高くなる。130mm程度の貫通力であれば防楯が抜かれる事はあまり無いと思っても良いだろう。但し防楯横は100mm前後と薄く、左側を撃つと車長と砲手が、右側を撃つと弾薬と装填手がお亡くなりになる。
ただ、遠距離では弱点狙撃が難しい上、運動弾は距離が離れる程貫通力が落ちる都合上、化学弾を使用しない相手には遠距離戦では結構弾いてくれる。その為、ハルダウンは効果的ではあるが弱点も多く存在するので基本的には被弾しない立ち回りが必要となる。

 

【機動性】
最高速度は40キロ程、後退速度も5キロ程と移動に支障がない程度の機動力である。しかし重装甲のM4A3E2よりも更に重い40トンとなっており、その上エンジン出力が控えめな為ややもっさりした動きになる。
比較:RBの場合
M4A3(76)W 重量32.9t エンジン出力450tp 出力比:約13.68
M4A3E2(76)W 重量37.8t エンジン出力500tp 出力比:約13.27
M-51(本車) 重量40t エンジン出力460tp 出力比:約11.5

こうして見ると出力比が目に見えて低く、最高速度も考慮すると一概には言えないがシャーマンの中で本車より完全に機動力が低いのは通常ツリーのイギリスファイアフライ位である。
RBだと更に鈍くなり、人によってはストレスを感じる機動力となる。とはいえシャーマンに乗り慣れている人ならあまり気にする必要はないとは思われる。

 

【総評】
重装甲相手にも容易に貫通できるようになった代わりにそれ以外を使いづらくしたシャーマンと言った性能である。
ボトムマッチでも十分に通用する貫通力ではあるがトップマッチの場合、自慢の貫通力も持て余し気味になり、何も考えずに運用した場合、劣化76mmシャーマンになりかねない。
この車輌の個性を出すなら距離減衰しないHEAT弾の特性を活かして長距離狙撃や、高い貫通力を活かした味方が突破できない重装甲車輌に対して攻撃する等、高貫通駆逐戦車のような運用に近い動きも必要となる。
性能がピーキー故、使いづらさが拭えない車輌ではあるが使いこなせば相手からすると重装甲車輌でも問答無用で抜いてくる厄介極まりない車輌となる。
かなり人を選ぶ性能の為、通常ツリーにてほぼの同じ性能のM-51があるのでそちらを使って楽しめるのであれば購入して損は無いだろう。

 

史実

M51スーパーシャーマンはアラブ諸国の新型戦車に対抗する為に、イスラエルとフランスで共同開発したM4中戦車にAMX-30の105mm砲を搭載した中戦車である。

解説

イスラエルの当時、敵対国であるアラブ諸国はT-34-85やSU-100といった第二次世界大戦のソ連製車輌で構成されておりそれに対してイスラエルはスクラップとして大量に売り出されていたM4中戦車をかき集め再整備、改造を施し、76mm砲搭載のM1スーパーシャーマン、AMX-13の75mm砲を搭載したM50スーパーシャーマンといった車輌で対応していた。だが1960年頃になるとアラブ諸国が導入を進めていたT-55等の車輌に対してはM1、及びM50スーパーシャーマンでは火力不足であった。
その為、より高い対戦車性能を持つ105mm砲の搭載が検討され、その中でもフランスがAMX-30用に開発していたCN-105-F1砲が候補として挙がった。イスラエルとフランスとの共同研究の結果、ただ載せるだけでは砲塔内に収まらない事が判明し、砲身長を56口径から44口径に短縮し、先端に巨大なマズルブレーキを搭載して射撃時の後退を抑え、更に砲塔後部を延長する事でM4 76mm砲塔への搭載を可能にした。因みに砲身長の短縮に伴い、初速がオリジナルより落ちているものの、使用する砲弾が運動エネルギーに左右されないG弾(HEAT弾)である為、威力の低下はほとんど無かったとされている。
G弾は他の105mm砲クラスのHEAT弾と比べるとデメリットが目立つ砲弾であったものの、T-55等を撃破するには十分な火力を持っており、1967年の第三次中東戦争ではショット(センチュリオン)やマガフ(M48パットン)と共にエジブト軍機甲部隊相手に戦果を上げている。
1980年代まではイスラエルの機甲部隊として配備されていたがメルカバの開発に伴い、本車は徐々に退役していき、一部はチリ陸軍に売却し、また一部は予備役装備となった後、主に車体が様々な改造を施され再利用された。

小ネタ

--加筆求む--

外部リンク

 

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公式Devログ

 

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インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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*1 爆薬量はTNT換算